連載
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ロライマに賭けた男たち=北緯3度、灼熱の大地で=連載(3)=家族3世代で挑戦=原泰教さん
6月3日(金) ブラジル二十六州の中でも、ロライマは印象が薄い州といえるだろう。その存在が余りにも大きいアマゾナス州北部に付属するような形で位置し、両翼にはヴェネズエラとガイアナが迫っている。 距
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ルーラ大統領=訪日の成果は=連載(1)=日本移民とデカセギ=対等に位置付け
2005年6月2日(木) ブラジル大統領としては九年ぶりの日本訪問の成果は何だったのか――。日本国内ではほとんど注目を浴びなかったが、訪日期間の五月二十六日から二十八日をはさんで、わずか五日間に国営
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ロライマに賭けた男たち=北緯3度、灼熱の大地で=連載(2)=「夢は牧場経営」=市川ネルソンさん
2005年6月2日(木) ロライマが産出する農作物のトップは米である。リオ・グランデ・デ・スール州からの移住者が同州における米作の主人公だが、二十年以上、同地での米作りに奮闘している唯一の日系人がい
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ロライマに賭けた男たち=北緯三度、灼熱の大地で=連載(1)=日系社会の顔=辻一夫さん
2005年6月1日(水) 【ボア・ヴィスタ発=堀江剛史記者】ブラジル最北に位置するロライマ州は、国内移住政策により、各州から多くの移民が導入された。日本人移住は五、六十年代に二度行われたタイアーノ移
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セラードの生態系を守れ―JICA協力、動物の移動経路確保へ―=連載(7)=援助無駄にしたくない=プロジェクト始まって=住民意識が高揚
5月28日(土) 「ここの自然を愛しているし、JICAの支援が来年終っても、セラード生態コリドー保全計画を必ず、継続させてみせます」。マウロ・ソアレスさん(42、リオデジャネイロ出身)は、芯の強さを
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セラードの生態系を守れ=―JICA協力、動物の移動経路確保―=連載(6)=活動統合センター立ち上げ=これで公園が守れる
5月25日(水) 「すべての者は民衆の共同財産として、自然環境保持の権利を有す」(ブラジル共和国憲法、荒木進訳)。民主化後初めて制定された、ブラジルの八八年憲法。第二百二十五条で、環境権が明記された
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セラードの生態系を守れ=―JICA協力、動物の移動経路確保へ―=連載(5)=意欲あふれる専門家達=「結果を出さなければ」
5月24日(火) プロジェクトのオフィスは、IBAMA本部(ブラジリア)内にある。コンピューターやテーブルなどが所狭しと並び、大学の研究室を匂わせる。 環境保全の話題になるとやはり、城殿博さん(愛
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セラードの生態系を守れ―JICA協力、動物の移動経路確保へ―=連載(4)=低い住民生活レベル=できるか「持続可能な開発」
5月20日(金) 宿泊先で就寝前に、ピンガを頼んだ。一杯一レアル。地元の労働者の間で、最も消費されているものだという。匂いを嗅いだ途端、頭がくらっときた。まるで、病院の消毒液のようだ。 卓を囲んだ
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セラードの生態系を守れ=―JICA協力、動物の移動経路確保へ―=連載(3)=壮大〃緑の回廊〃づくり=一方で複雑な行政の仕組み
5月19日(木) アウト・パライーゾで今月六日から八日まで、環境がらみのイベント「ENCONTRO DOS POVOS DA CHAPADA DOS VEADEIROS」があった。第四回目の今年、「
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セラードの生態系を守れ=―JIACA協力、動物の移動経路確保へ―=連載(2)=過去は開発優先だった=火入れ、動物にダメージ
5月18日(水) シャパーダ・ドス・ヴェアデイロス国立公園の入り口、サン・ジョルジェ。目抜き通りと言えど、街路は舗装されていない。人々は、レストランや土産物店など観光客相手の商売で、質素な生活を営ん