連載
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ブラジル最北・北半球の移住地タイアーノ(1)=ロライマ州唯一の入植地昔、雨季には町まで10日
2月22日(火) 【ボア・ヴィスタ発=堀江剛史記者】ヴェネズエラとガイアナに国境を接するブラジル最北の州、ロライマ。州唯一の日本人移住地であったタイアーノ入植から今年で五十年を迎える。数少なくなった
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デカセギの夫〝消えて〟9年=立ち直る非日系人妻(下)=舅の死に水をとった=薬局につとめ多忙な日々
2月17日(木) ブラジルで離婚訴訟を起こし、裁判官はファッチマさんの言い分を認めた。ところが、肝心の被告の住所が分からない。静岡市、豊橋市などを転々としているためだ。日本で発行されているポルトガル
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日語教育にかける思い=教師が合同研修会(3)=日系生徒にこだわり=精神文化継承したい
2月16日(水) 「日本人の顔をしていて日本語が分からないのは何だから、覚えて欲しい――」。打田麗子さん(53、三世)は少し寂しげに語った。 ノロエステ日本語普及会役員の真田進さん(63)は合同セ
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デカセギの夫〝消えて〟9年=立ち直る非日系人妻(上)=突然の別れ話「私は帰国しない」=子供かかえ呆然=行商や物乞いも
2月16日(水) 「臥薪嘗胆」。そんな言葉が似合うかもしれない。デカセギにいった夫がほかの女性と一緒になり、音信を切って九年になる。養育費の請求もままならない中で、ブラジルに残された妻子の生活は逼迫
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「自分史」出来た!=安達シニアの指導で(4)=満州、日本、ブラジル=遠藤菊子さん=体験、今やっと書けた
2月15日(火) 「日本には住めないなぁ。大陸で育ってるから、ブラジルの方が合うんでしょう、きっと」。満州奉天市で生まれ、十九歳で結婚した遠藤菊子さん(86)。四人目の子どもを出産した三日後に終戦を
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日語教育にかける思い=教師が合同研修会(2)=教師レベルの向上へ=マニュアル作り急務
2月15日(火) 日語校が激減した理由としては、教師の成り手がいないことが真っ先に指摘された。 「文協が学校を経営しても文協は自治組織のため、教師の給料は安い上、何の保証もない」と汎パウリスタ日本
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「自分史」出来た!=安達シニアの指導で(3)=残な戦中、戦後を経て 佐々木正男さん印象深いブラジル生活
2月12日(土) 「波乱の半生を送った」と振り返る佐々木正男さん(81)の自分史、『若き日の思い出』には、ブラジルに来るまでに経験した戦中、戦後時代のことが詳しく書かれている。 旋盤工見習いに嫌
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日語教育にかける思い=移民のふるさとはいま(1)=文協との一体感薄れ学校数は大幅に減少
2月12日(土) サンパウロ市から西へ六百キロにあるアラサトゥーバ市(ノロエステ線)で一月二十、二十一日の二日間にわたって、ノロエステ、パウリスタ、ソロカバナの三線沿いにある日本語学校の教師ら約六十
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「自分史」出来た!=安達シニアの指導で(2)=結婚生活、姑との不仲 矢野恵美子さん 今、プラスに捉える
2月11日(金) ペン一本を書き潰し、首が回らなくなった。「私でもこういうことが書けた。夢にも思っていなかったこと。娘たちに残してやれるし、書いて本当によかった」。自分史『我が八十年の足跡』を書き
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「自分史」出来た!=安達シニアの指導で(1)=姪2人に書き残す=自称〃飯炊きババア〃の山田操さん
2月10日(木) ブラジル日系老人クラブ連合会で活躍しているJICAシニア・ボランティアの安達正子さんが、活動の一環として、会員たちに自分史作成を呼び掛け、十冊以上が出来上がった。完成した自分史一冊