連載
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日系農協活性化セミナー視察旅行=イビウーナ農業の挑戦③=ゆったり時間流れる=マイリンケの有機栽培畑
2月5日(土) 視察ツアーは早くも終わりに近づいていた。バスは眠りにつく一行に心地よい揺れを与えながら、最終目的地マイリンケ市へと向かった。イビウーナ市の北隣に位置する人口三万人ほどの小さな街だ。バ
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日系農協活性化セミナー視察旅行=イビウーナ農業の挑戦②=ハウス栽培は独学で=下田勉さん 家族と再び力合わせ
2月4日(金) 「今まで一緒に農業をやってきたけど、苦労をかけたし勉強もさせなかった。日本へ行ってお金を貯めて自分の好きなようにしなさい」 下田勉さん(68・熊本出身)はそう子どもたちへ伝えた。家
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〃元気印〃の2450歳が行く=ブラジル農協婦連、パラグァイで交流(下)=強く残る日本語=イグアスー移住地 日本祭り参加呼びかけ
2月3日(木) 前日、ラパス(La Paz)移住地で同移住地とピラポ移住地の農協婦人部との交流を終えたブラジル農協婦人部連合会(ADESC)の親善交流団三十九名は、一月二十六日、国道を逆戻りしてイグ
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日系農協活性化セミナー視察旅行=イビウーナ農業の挑戦①=コチア倒産乗り越え=野菜販売に工夫、差別化
2月3日(木) 午前七時、朝食のバナナを口にほおばった記者を乗せ、バスはニッケイパラセホテル前を出発した。ふと目を覚ますと、ドライブインか。再び眠ろうと思ったが、「着いたぞ」と威勢のいい声に起こされ
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〃元気印〃の2450歳が行く=ブラジル農協婦連、パラグァイで交流(上)=ラパス移住地ことし50周年=重点項目、高齢者対策など
2月2日(水) ブラジル農協婦人部連合会(ADESC)がパラグァイに親善訪問団を派遣して、去る一月二十五日と二十六日、ラパス(La Paz)とイグアスー(Yguazu)二移住地で婦人部との交流を行い
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牧場主への道③=マット・グロッソ・ド・スル州=辻光義さん講演=「牛は預金より確実」=牧畜専業で生涯現役宣言
2月2日(水) 「危険を分散させるためには何種類もの作物を植えたほうがいいと言われていますが、現在、牧畜以外には何かしていないのですか」。講演後、参加者の一人が質問した。 辻光義さん(66)は答え
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牧場主への道②=マット・グロッソ・ド・スル州=辻光義さん講演=大農場経営を夢見て=不退転の決意で信頼得る
2月1日(火) 「もう一度パトロンのところに戻って雇用農として働いてはどうか――」 いざ二度目のじゃがいも栽培、と意気込んでみたが前回の利益は借金返済で消え、植付け費用は残っていなかった。〃辻の悪
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牧場主への道①=マット・グロッソ・ド・スル州=辻光義さん講演=1万5千㌶を所有=コチア〃不良〃青年の格闘
1月29日(土) 「自分の仕事に関しては誰にも負けない。そのプライドが大切――」二十四日から二十八日まで開かれた第五回日系農協活性化セミナーで牧畜経営者、辻光義さん(66)が『牧場主への道』というテ
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サントス厚生ホーム=〝ドラマ的〟実状(8)=―死に場所が極まり静かに茶を喫す―=援協創立会員=安藤さん詠んで死去
12月24日(金) サントス厚生ホーム開所三十周年の今年は、援協創立四十五周年の節目の年でもある。安瀬盛次(初代会長)はもちろん、在任十四年の中沢源一郎(元会長)、同じく十八年の竹中正(元会長)もこ
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サントス厚生ホーム=〝ドラマ的〟実状(7)=思い切り歌う楽しさ=唱歌部、実力上がる
12月23日(木) ♪「おどま盆ぎり 盆ぎり 盆から先ゃ おらんど 盆が早よ来うりゃ 早よもどる」――。 スザノ・イッペランジャホームの「第一回マンジョッカ祭り」が〇四年七月二十五日、スザノ市の施