連載
-
和麺=日本起源のブラジル文化になるか(4)=ブラジル人の味覚に「近づけよう」の試み
9月24日(金) 一般的なブラジル料理は塩気の強いものが多く、デザートを別として「甘味」を持つものは存在しない。非日系人には、日本食のもつ甘味が敬遠されてしまいがちだ。 一世を対象にするのなら、日
-
和麺=日本起源のブラジル文化になるか(3)=うどん用小麦粉がない=ブラジル産そば粉は上等
9月23日(木) 「ブラジルの醤油は日本の分類ではソースに入る」と森教授は言う。ブラジルと日本では醤油のように、同じ名前の食材でも品質が全く異なることもある。 日本と同じ味を再現しようとしても、日
-
和麺=日本起源のブラジル文化になるか(2)=アンドウ・ゼンパチ記述 「うどんで精神的空腹も和らぐ」
9月22日(水) ニッポン人のつくったうどんを、ニッポン語を聞きながら食べていると、懐かしい祖国のあこがれが連想され、胃袋が満たされるとともに、精神的な空腹もやわらげられるのだった――。一九二六年に
-
和麺=日本起源のブラジル文化になるか(1)=うどん、蕎麦需要伸び悩む=ブラジル人に低い認知度
9月21日(火) ブラジルでは「日本食熱」がいぜんとして衰えない。ただし、「うどん」「そば」(蕎麦)のブラジル人による認知度は低い。もし、この麺類が受け入れられれば、一層普及に拍車がかかると思われ
-
日伯首脳会談共同声明(2)=08年向け交流増進に努力
9月21日(火) ◎両首脳は、二国間の技術協力プログラムの重要性を再確認するとともに、去る五月二十七日及び二十八日に東京において開催されて本件にかかわる第十六回会合の成果を喜んで是認した。両首脳は、
-
日伯首脳会談共同声明(1)=両国関係強化に強い決意
9月18日(土) 十六日にブラジリアの大統領府で行われた小泉首相とルーラ大統領による首脳会談後、今後の日伯関係強化や国連改革、経済交流など幅広い分野を包括した共同声明が出された。二回にわたり、その
-
レジストロの事情=今高まる農協の役割=(下)=農協の理想とする姿とは
9月10日(金) 一九九九年のレアル暴落と、農産物の価格を低く押さえた連邦政府の政策がレジストロ市の中小農業者に打撃を与えたが、全国的な現象でもあった。 レジストロ市の農村活性化政策は、「農村人口
-
レジストロの事情=今高まる農協の役割=(中)=農村活性目指す市の思惑
9月9日(木) 現在、レジストロ農業協同組合(福澤一興組合長)には二十八人が加盟しているが、その内の約十人が市のプロジェクトによって加わった農業者だ。 同組合は「計画生産・計画販売」を目標として
-
人生の幕引の前に=日本政府に向け真情を吐露した米国在住老人=(7)=セスナで太平洋上空へ =一気に遺骨を空中に散布
9月7日(火) 金田氏との別れは、日本から帰ってから暫らくして、秋も深まりかけた日であった。 気分が良くないと電話が有り、直ぐに訪ねて行った。昨日、ワイフが届けた食事も半分残っていたので、少し心配
-
レジストロの事情=今高まる農協の役割=(上)=宅配用セスタ販売に課題
9月7日(火) ブラジル農業拓殖共同組合中央会(原林平会長)とJATAKサンパウロ事務所(馬場光男所長)が共催する日系農村青年セミナーは、ブラジル農業の将来を担う日系農業青年を対象に講演を通して、