連載
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教科書 時代を映して変遷(26)=「アンブレラ方式」支援=JICA、効率増進を検討
5月20日(木) 「アンブレラ方式」 聞き慣れない言葉だが、国際協力機構(JICA)が現在、検討している支援の在り方だ。 訪日研修や日本語教育団体への支援などを同じ傘(アンブレラ)の中に収め、事
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教科書 時代を映して変遷(25)=文協日語校が現地校に=インダイアトゥーバ=生徒増、地域貢献ねらう
5月19日(水) 文協日本語学校を現地校に移行──。 サンパウロから北西に約百キロのインダイアトゥーバ市。中心街から自動車で十分ほどの距離に、同市日伯文化体育協会(安部誠会長)がスポーツセンターを
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教科書 時代を映して変遷(24)=レベル異なるから複式で=日本語学校の“宿命”
5月18日(火) 五十音字の暗記、国語教科書の暗唱、文型の練習…。三月初旬の午後、日伯のびる学園(サンパウロ市パライーゾ区)を訪れると、十~十五歳くらいの児童・生徒十数人がそれぞれの習熟度に合わせて
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教科書 時代を映して変遷(23)=教材に童話『シンデレラ』=基金、教師養成を支援
5月15日(土) 初級段階で読める副教材が欲しい――。 国際交流基金サンパウロ日本語センター(吉井弘所長)は、童話『シンデレラ』を初級学習者向けにやさしい日本語に置き換える作業を進めている。 原
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教科書 時代を映して変遷(22)=帰国子女を受け入れ=イタマラチ学園=日本の国語教科書採用
5月14日(金) 「せり、なずな、ごぼう…」。春の七草を読み上げる子供たちの声が教室にこだました。 サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区のイタマラチ学園(生徒数百四十八人、吉加江ネルソン校長)。三月初
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教科書 時代を映して変遷(21)=デカセギ向け講座開設=CIATE=必要に迫られ毎回満員
5月13日(木) 文協ビル一階の国外就労者情報援護センター(=CIATE、二宮正人理事長)。四月十九日午後に、足を運ぶと、デカセギ希望者三十六人が、職場で使う会話の〃特訓〃を受けていた。 同センタ
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教科書 時代を映して変遷(20)=〝応急処置〟的な役割=デカセギ向けに会話ブック
5月12日(水) 父祖の国で生活に困らないように――。 日本での人手不足を背景に八〇年代半ばから、デカセギブームが起こる。ブラジルでは高インフレが続き、それに拍車を掛けた。さらに、入管法の改正(一
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「ハルとナツ」のロケ地から(下)=こだわり=時代風景にじむ舞台美術
5月12日(水) あっ! そこ、踏まないで下さい―。何気なく撮影用に作られた五右衛門風呂に近寄ると、美術スタッフから注意を受けた。「何気なく生えているように見える雑草や、ただ転がってるだけに見える石
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教科書 時代を映して変遷(19)=USP、やりにくい日本語授業=学生の出発点異なる
5月11日(火) 「今、日本語の授業は結構やりにくいんですよ」 織田順子サンパウロ大学日本文化研究所所長は、少々頭を痛めている様子だ。 哲学・文学・人文学部に入学した学生は一年間、まず一般教養
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「ハルとナツ」のロケ地から(上)=風土再現=ドラマ用に棉花咲かせ
5月11日(火) 「普通は大河ドラマぐらいでないと、これだけのものは使わないですよ」。約四千着の衣裳を前に、NHKドラマ「ハルとナツ 届かなかった手紙」のチーフ・デザイナーの深井保夫さんは、そう感