連載
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老ク連、強行日程の旅―パラグアイの同士を祝いに(上)=平均年齢70歳以上34人―瀑布の遊歩道を全員完歩
9月5日(金) 老人クラブ連合会(重岡康人会長)は、八月二十二日から二十六日までの日程で、二泊五日のバスツアーを行った。「パラグアイ日系老人クラブ連合会創立二十周年記念式典」参加が主たる目的。イグ
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平成の自由渡航者たち=運命の出会いに翻ろうされて(2)=「義父(安立仙一さん)に守られてきた」=日系社会と向き合う決意
9月5日(金) 「これまでは義父に守られてきた。でも、これからは、一人一人と向き合って、きちんと関係を築かなくては」――。サンパウロ市アクリマソン区在住、山崎和樹さん(二八、埼玉県出身)は深い悲しみ
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国境を越える経営哲学=盛和塾ブラジル10周年(7・終)=取引き環境が好転=経営姿勢、顧客への配慮
9月4日(木) 中小企業経営者には〃一匹狼〃が多い。まして日本を離れて会社を起し、自分の力を試そうと考えていた移民には、その傾向が強いようだ。そんな〃狼〃たちが、どうして稲盛哲学を有難がるのか。
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平成の自由渡航者たち=運命の出会いに翻ろうされて(1)=「そのまま居つきたい」=日本人と日系人の溝を越え
9月4日(木) デカセギ労働が定着した近年、二十七万の日系人が日本に滞在しているが、現代の流れに逆らうかのように、ここ十数年間でブラジルに定住した日本人がいる。今年六月、外務省発表の統計によると、昨
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こどものその視察旅行=100周年に老人村実現を(下)=経営苦しいピラシカーバ市老人村=景気に左右される福祉団体
9月3日(水) 翌日、一行はピラシカーバ市に向かった。午前九時に出発し、正午にUSP農学部に到着。昼食をとった一行は、老人村に向かった。楽団の君が代に迎えられた一行は早速見学した。 老人村には六ア
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国境を越える経営哲学=盛和塾ブラジル10周年(6)=盛和塾ブラジル10年=日本式で失敗の連続=最後は米企業に競り勝つ
9月3日(水) しつけ、日本語教育など、日本的なモノの考え方をブラジルに根付かせる試みは、移民のサガとも言えそうなぐらい試行錯誤が繰り返されてきた。が、残念なことに特筆すべき成功例をあまり聞かない。
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国境を越える経営哲学=盛和塾ブラジル10周年(5)=組織を拡大するには=コチア崩壊の痛い教訓
9月2日(火) 二世の立場から「稲盛哲学をそのまま導入することは無理だという人もいるけれど、塾長がいう通り人間そんなに変わらない」とイハラブラス(農薬製造販売、ソロカバ)の二宮邦和社長(六八)は強調
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国境を越える経営哲学=盛和塾ブラジル10周年(4)=独自のシステムを作る=従業員教育は適応の要
8月30日(土) 稲盛哲学をブラジルに適応させるためには、従業員にその意識を徹底させなければ、効果は上がらない。ならば、塾生企業はどのようにその教育を図っているのだろうか。 イハラブラス(農薬製造
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国境を越える経営哲学=盛和塾ブラジル10周年(3)=「税金なんか払えるか」=日本的考え方への抵抗
8月29日(金) 九三年に五十人で始まった盛和塾ブラジルは現在約四十人。うち三分の一が途中入塾なので、開塾時の半分近くが辞めたことになる。 「中にはデカセギにいってしまった人や、倒産して退塾した人
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国境を越える経営哲学=盛和塾ブラジル10周年(2)=「塾長もただの人間だ」=経営問答で目覚め急成長
8月28日(木) 「日本とはかなり事情が違って、ブラジルは経営が難しい」。月によっては一〇〇%を超えるハイパーインフレ真只中の一九九三年の開塾式で、多くの塾生がそう訴えた。それに対して「泣いて何が起