連載
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―自然への回帰―奮闘する日系助産婦たち(下)=広がる〃人間的出産〃=ボリヴィアへも普及開始
6月13日(金) ナッセール・ベン ブラジルで蒔かれたパルト・ウマニザード(人間的出産)という小さな種。草の根の交流を通し、お互いを刺激しあって各地で芽ぶき始めている。 ブラジル政府保健省は二〇
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―自然への回帰―奮闘する日系助産婦たち(中)=死亡率高い帝王出産=JICA セアラで自然分娩普及
6月12日(木) 帝王切開の落し穴 基本的に帝王切開は、逆子など医学的に自然分娩では母子の生命が危ぶまれる時に行なわれる。帝王切開で生まれた赤ちゃんは、呼吸困難など合併症のリスクが高いことは、あま
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―自然への回帰―奮闘する日系助産婦たち(上)=家庭的な雰囲気の中で=「毎回、感動して涙が」
6月11日(水) 女性にとっての一大イベント、出産――。この世に命が授かる瞬間は感動的だ。女性は分娩による痛みを通して、母親の自覚を持つといわれているが、現在、ブラジルでは自然分娩よりも、帝王切開に
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新米記者の体験レポート=今、YOSAKOIソーランが始まる=(下)=「楽しい」から始まる祭り=10年後に数万人規模へ
6月10日(火) 九一年八月、真夏の高知市。一人の青年が、「よさこい祭り」で汗を飛びちらし、エネルギーを爆発させる踊りに圧倒された。この衝撃は、北海道大学学生、長谷川岳さんに、新しい祭り誕生の契機を
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新米記者の体験レポート=今、YOSAKOIソーランが始まる=(中)=仲間や会場との一体感=自分の中の〃日本人〃再発見
6月6日(金) 両足を広げて網を引くソーラン節独特の姿勢や、鳴子を持ちながらうった網を回収する姿勢をとるうちに、股関節が大きく広がり、汗がにじんできた。 日本YOSAKOIソーランのルールは基本的
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新米記者の体験レポート=今、YOSAKOIソーランが始まる=(上)=この踊りが地域を変えた=日系社会もその輪の中に
6月5日(木) 「私たちは”南半球のリオのカーニバル! 北半球のYOSAKOIソーラン祭り!”を目指しております」。二百万人を動員するこのイベントを立ち上げた中心メンバー、長谷
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将棋 新風起こせるか(終)=若手のホープ高島さん=ベレーンで貿易商、人望集める
5月31日(土) バチッ、バチッと一手一手に勢いのある音が響く。長考はせず、どんどん攻める。その気迫に相手は圧倒されてしまう。人一倍負けず嫌いで、敗れれば必ず敗因を分析する。 ここまで書けば、何と
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将棋 新風起こせるか(3)=連盟「後継者」と期待=ミナスの高根さん 将棋盤携行して移住
5月30日(金) 物腰は柔らかいが、内に秘めた思いは誰にも負けないー。そんな印象を受けるのが、高根富士雄さん(五五、長崎県出身)だ。ベロ・オリゾンテ市(MG)に居住し、苗木や芝生の売買を生業としてい
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俳優・竹本孝之の連載エッセイ-第8回-教師に責任押しつける親
2003年5月29日(木) 私が、この中学生日記という番組に参加させて貰って、早いものでもう二年半が経とうとしている。最近ではこの役柄の所為か、各所で講演の依頼が来るようになってしまった。講演など私
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将棋 ―新風起こせるか―(2)=チェスから入ったエゴロフさん=トップレベルにあと一息
5月29日(木) 非日系人も将棋の世界へ――。ブラジル将棋連盟が一世の高齢者で占められる中、ジョマール・エゴロフさん(マリンガ市在住、三八)は異色の存在だ。 ポルトガル語による初級者向けの入門書が