連載
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越境する日本文化=舞踏(4)=受入れの素地はバロック趣味?=古典芸能の定番に食い込む
3月20日(木) サンパウロ日本文化センターが携わってきた企画を顧みると、ブラジルが注目する日本文化の「いま」の推移が分かる。 特に九〇年代に入って、映画・古典芸能といった定番に食い込む勢いを見せ
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日系第三国専門家派遣事業 ペルーの現場を視察=終=評価高いブラジル専門家=それぞれの分野で貢献
3月20日(木) 日秘総合診療所は今年度、ブラジルから四人の第三国専門家の派遣を受け入れている。 牧野ロベルト所長は、今までブラジルから派遣された専門家を高く評価し、「同診療所の医師たちの良い刺激に
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日系第三国専門家派遣事業 ペルーの現場を視察(2)=超音波の診察普及=日秘総合診療所に長蛇の列
3月19日(水) リマ市のヘスス・マリア区にある日系人協会に隣接して建っている日秘総合診療所(牧野ロベルト所長)は日本移民八十周年記念事業の一環として、計画、建設され、八一年に完成した。 以来、数度
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越境する日本文化 舞踏(3)=脚光浴びる「日本の身体観」=癒されるブラジル人たち
3月18日(火) 日本古来の芸事や武術に見られる身体の「型」をその原理から追及する「動法」の指導者、田中敏行さん。サンパウロ・カトリック大学で二年前から「足と体」、「身体の記憶」と題した実践授業を受
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日系第三国専門家派遣事業 ペルーの現場を視察(1)=活躍する日系ブラジル人=注目されるプロジェクト
3月18日(火) 国際協力事業団(JICA)が九六年から行っている『日系第三国専門家派遣事業』は「中南米等のスペイン語、ポルトガル語圏において高度な知識、技術力を有した日系人を専門家として活用し、技
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越境する日本文化 舞踏(2)=命がけで突っ立った死体=創始者土方さん 西洋古典舞踊の否定へ
3月15日(土) 演劇史上もっとも有名なセリフがある。それは演劇という芸術にかける役者の覚悟のようにも響く。 生きるべきか、死ぬべき か ブラジルを代表する演劇人アンツネス・フィリョは八〇年、フ
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日伯学園構想に関する報告と提言=終=支援センター設立を=ネットワークで全伯つなぐ
3月14日(金) 【日伯学園ネットワーク】 今回の報告書で、検討委員会は「日伯学園教育支援センター(仮称)」の創設を提言した。この組織は日伯学園と全伯の日本語学校、地方文協を結ぶ、いわば〝日伯学園ネ
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越境する日本文化 舞踏(1)=身体芸術日本生れ=振り付け家の楠野さん導入
3月14日(金) 「ブラジルの踊りは動きの集中力のようなものに欠けているのが分かった」 リオから参加したダンサーのステラ・クルスさんはそう言って汗を拭った。 今年一月、サンパウロ日本文化センター
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日伯学園構想に関する報告と提言(3)=コレジオか大学か=新たに「総合大学」構想
3月13日(木) 今なぜ日伯学園なのか。日系コミュニティとして学校を建設する理由はどこにあるのか。日伯学園構想をめぐる歴史的経緯と将来目指すべき建学の理念について、報告書の内容を紹介してきた。 で
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越境する日本文化 野球(6)=世代を超える「野球」=非日系への普及も進む
3月12日(水) ブラジル野球の未来を担うダイヤモンドの原石たちが、日々磨かれている。 一九九九年十月、ヤクルト商工はイビウーナ市に野球場を建設。当時五百万レアルを要し国内最高峰の施設を揃えた同球