連載
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日伯学園構想に関する報告と提言(2)=日系の〝根〟問い直し=多文化共生国家 新文化形成へ貢献
3月12日(水) 【建学理念をめぐって】 「日伯学園構想に関する報告と提言」はその中で、学園の建学理念を次のように表現している。 ――日本ブラジル両国の教育文化の交流を通じて相互理解を推進する中で、
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越境する日本文化 野球(5)=日伯交流の陰にサンパウロ州球連=底辺拡大めざす新会長
3月11日(火) 〈野球によって始まった在住日系人の親睦交流から、野球道具の保管場所の必要性が生まれ、それが引き金となって親睦団体結成へと発展した〉 昨年五十周年を迎えた、アチバイア文協が発行した
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日伯学園構想に関する報告と提言(1)=一世世代最後の貢献=百年後に残る構想を
3月11日(火) 文協日伯学園検討委員会の活動報告「日伯学園構想に関する報告と提言」がこのほどまとめられた。報告書は全四十五ページ。これまでの活動を踏まえ、日伯学園の建学理念をはじめ学校モデルの具体
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越境する日本文化 野球(4)=近代を持ち込んだ「野球移民」=完全試合投手も来伯
3月8日(土) マウンドまで三十九歩。全身に広がる震えをこらえながら、一六五センチの小柄な背番号一は、ダイヤモンド中央の小山へと歩みを進めた。 〈あと、三人……〉 握りしめた白球に汗が染み込んだ
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越境する日本文化 野球(3)=「新来」移民も参加=全伯チームで早稲田に善戦
3月7日(金) コチア青年移民、産業開発青年隊、花嫁移民――。今年は戦後に移住が再開されてから五十年の節目に当たる。 戦前から日系人が普及させてきた野球は、「新来」として来伯した移民にとって、慣れ
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越境する日本文化 野球(2)=ブラジルの起源は米国=日系人の娯楽として普及
3月6日(木) ブラジルにサッカーをもたらしたのが、「母国」イングランドであったのと同様に、野球もその発祥の地アメリカによって持ち込まれていた。 〈日本人が始める以前に、当時在聖の米国人たちによっ
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越境する日本文化 野球(1)=日本で花咲く「ヤキュウ」=日系人トリオが甲子園に
日系社会 ニュース 3月4日(火) 二〇〇×年八月×日、阪神甲子園球場。 全国の高校球児にとって「聖地」ともいえる大舞台の頂点に、異色のチームが登り詰めた。 九つのポジション全てをブラジル人留学
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カルナヴァルと日系人(終)=ヴァイ・ヴァイ=移民90年忍者と芸者とラジオ体操=日本民族文化からブラジル民俗へ
3月4日(火) ★天皇とビキニ★ ヴァイ・ヴァイは一九三〇年に創立された、サンパウロで最も伝統のあるエスコーラの一つだ。しかもグルッポ・エスペシャルにその地位を保ち続け、優勝回数は最多を誇る。そのエ
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越境する日本文化 カラオケ(10)=舞台上ではスターの気分=「今後10年は廃れない」
3月1日(土) 日系社会には娯楽が少ないということが、カラオケブームが続く理由だと、歌謡団体の関係者らはみる。 舞台に立って歌い、観客から拍手を受ける。スターになったような気分を味わえるところに、
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カルナヴァルと日系人(6)=フロール・ダ・ペーニャ=囃子響かせ笠戸丸行進=「リオで大江山の鬼行列」と構想
3月1日(土) ★リオに神楽を!★ 移民七十五周年、一九八三年は日系人とカルナヴァルの関係において画期的な年だった――。日本移民をテーマにしたバロッカがパレードしたのと同じチラデンテス大通りに、なん