連載
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四世ビザに「条件付き賛成」?=本人や関係者に意見聞く=(5)
製造業向けに業務請負や人材派遣などを行う株式会社アバンセコーポレーション(以下アバンセ、本社=愛知県一宮市)の林隆春社長(67、岐阜県)が来社した折、最近のデカセギ事情について聞いた。 林さんは1
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四世ビザに「条件付き賛成」?=本人や関係者に意見聞く=(4)=元デカセギ3人の声
斉藤マウリシオさん(41、三世)は2004~11年まで日本に住み、機械のオペレーターや自動車部品の工場などで働いた。「ブラジルは全く違う。日本は組織のために働くという意識が強い。責任感の強さを感じた
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四世ビザに「条件付き賛成」?=本人や関係者に意見聞く=(3)=往時支えたグルッポ・ニッケイ
帰伯デカセギの再就職支援のボランティア団体「グルッポ・ニッケイ」を運営してきた島袋レダ元代表(二世、66)。夫パウロさんと共に経営するサンパウロ市の印刷会社「グラフィカ・パウロス」で働く社員は、元デ
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四世ビザに「条件付き賛成」?=本人や関係者に意見聞く=(2)=帰伯者はコロニアの担い手か
「日本で少し働けば車や家が買える」――そんな歌い文句に釣られ、日本語や文化、習慣などの知識もなく訪日し、苦労したデカセギは多い。 CIATE(国外就労者情報援護センター)の永井康之専務理事(41、
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四世ビザに「条件付き賛成」?=本人や関係者に意見聞く=(1)=基本的に前向きな四世世論
昨年4~8月、CIATE(国外就労者情報援護センター)が当地の三、四世を対象に日本に対する意識調査を行った。10月に発表された結果では、自由記入欄に四世向けの特別在留ビザの解禁を求める意見が多く記入
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『百年の水流』開発前線編 第三部=リベイラ流域を旅する=外山 脩=(20)
下りた幕が、また上がる? 昨今、何処へ行っても、その地の文協は精気を失いつつある。事実上、活動を停止しているところも、かなり多い。 それも時の流れ‥‥というのが、大方の観方、諦め方であろう。文協
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『百年の水流』開発前線編 第三部=リベイラ流域を旅する=外山 脩=(19)
98㌫の票を獲得した日系市長候補 以下、話の趣きは変わるが。── 2012年10月の統一地方選挙の折、あるムニシピオで、日系の市長候補が98㌫の票を獲得して当選した‥‥と報じられた。筆者は(そう
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『百年の水流』開発前線編 第三部=リベイラ流域を旅する=外山 脩=(18)
運というもの リベイラ流域のバナナは、昔から、河川の沿岸で栽培されてきた。上流から運ばれる肥料分で、土が豊饒なためである。 しかも収穫後は岸まで運べば、後は船で輸送できた。しかしながら、しばしば
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『百年の水流』開発前線編 第三部=リベイラ流域を旅する=外山 脩=(17)
フランコさん レジストロの郊外でバナナ園を営む大矢フランコさんは、2012年7月、筆者が初めて会った時、80代の半ばであった。 が、毎日、早朝に起床、自分で車を運転して90ヘクタールの農場を見回
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『百年の水流』開発前線編 第三部=リベイラ流域を旅する=外山 脩=(16)
ファミリア・マガリオ リベイラ流域では、時代が下ると、植民地や集団地とは関係なく──若しくはそこから脱して──独自に土地を入手して営農する邦人、日系人も、少なからず現れた。 農業界で生き残って活