連載
-
《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(26)=約5ヘクタールを500レアルで購入
トカンチンス日伯文化協会の創立は1996年6月20日。パウマスの町が始まって6年目だ。会館は日本政府の支援で、移民百周年の直前、2007年に建設された。故郷巡り一行が来たすぐ後に、ブラジリアの日本国
-
《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(25)=北南鉄道開通でさらに経済拡大
岡谷さんは「僕がきた8年前は、ほとんどトラックが走っていなかった。でも今は2台つながったトレーラーがバンバン走り始めた。大豆、牛が大きく成長してきた。急激に経済が拡大しているのを実感するよ」と感心し
-
《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(24)=新しい町だがもう厳しい競争
ガイドに「なぜ1985年から急に独立が進んだのか?」と尋ねると、「軍事政権中は、そんな動きはご法度に決まっている。誰も言い出せなかった。でも、85年に民政移管になり、急に活性化したんだ」という。
-
《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(23)=JKの「国家百年の計」
トカンチンス州都パウマスが凄いのは、まったくゼロから州都を作った点だ。1989年3月に承認された新州都建設法によって三つのファゼンダ(農場)を接収し、5月に定礎式、翌90年1月にはもう州都として機能
-
《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(22)=リベルダーデとの意外なつながり
州都パウマスは南緯10度、朝からじわじわと汗をかく暑さだ。 ガイドに案内されて最初に向かったのはプラッサ・ドス・ジラソイス(ひまわり広場)。57万1千平米という南米最大の面積を誇り、「世界でも2番
-
《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(21)=「忘れられた地」トカンチンス
3月19日午後の飛行機で、故郷巡り一行は、トカンチンス州都パウマスへ向かい、深夜1時過ぎにようやくホテルに到着した。 翌20日の朝食時、参加者の一人、サンパウロ州サンベルナド・ド・カンポ市の岡田塾
-
《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(20)=地の果てが「フロンテイラ」に
門脇道雄さんはしみじみいう。「父はよく、こう言ったものです。『ロンドニアにまっすぐ来たが、それでよかった』と。昔は皆、まずサンパウロやパラナを目指した。だけど、時代はまわり巡って、今では彼らやその子
-
《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(19)=雨晴れて緑滴るアマゾンの広野に架る虹のさやけし
やはり国道開通で、町の産業構造が根本的に変わった。クイアバまで自家用車で2日間(バスで24時間)、そこからサンパウロ市までバスで16時間。急げば3日以内に行き来できるようになった。 だが、門脇道雄
-
《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(18)=郷愁で胸が張り裂けそう
ポルト・ヴェーリョのトレゼ・デ・セテンブロ移住地では、家長の妻が2人しか生存していない。その一人、門脇敏子さん(90、山形県山形市)にも話を聞いた。 のっけから「主人がブラジルに行くと言い出した時
-
《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(17)=「ゴムの花咲く心のふるさと」
3月19日、PVのホテルで朝食中、一行の斎藤修三さん(77、兵庫県)=サンパウロ州オズワルド・クルス在住=と一緒になった。21歳の時、力行会を通して1961年に渡伯した。その3年前に兄・益幸さんがす