連載
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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(7)=東京五輪視野に日本式野球
全伯最強と目されるマリリア文化体育協会の野球チームには、JICAボランティアから、史上初という元プロ野球選手の指導員が派遣されている。元中日ドラゴンズ所属の與浦幸二さん(46、岩手県)だ。 東日本
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JICA=日系社会ボランティア30周年=リレーエッセイでたどる絆=第16回=どんどん広がるあいさつ運動の輪
私にとってブラジルは遠くて近い場所だった。祖母が小さいころ、昔語りで、たくさんの人が大きな船に乗って働きにいって苦労した話、祖母の友人がブラジルへ行ってずっと長い間会えていない話などを聞かせてくれて
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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(6)=3団体が統合したマリリア
若き活力溢れる若者が育つ当地日系社会だが、その秘訣は活発な文化活動にあるという。その分岐点となったのが、1991年まで分かれていた日系3団体の統合だ。 当時、会長を務めていた新宅義美名誉会長(80
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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(5)=三笠宮殿下の足跡を辿って
プロミッソンを後にして向かった先は、南におよそ90キロの場所にあるマリリア。パウリスタ延長線の中核都市として栄え、人口約20万人を抱える。同沿線最大と言われる『ジャパン・フェスタ』を開催する活力があ
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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(4)=今なお残る明治の気風
「上塚周平の墓守」とも呼ばれる一族の長老、安永忠邦さん(95、二世)。「移民の父」上塚周平翁の晩年を実際に知る、今ではごく僅かな生き字引の一人だ。 「よくぞ来て下さいました」―。突然の訪問にも関ら
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JICA=日系社会ボランティア30周年=リレーエッセイでたどる絆=第15回=ロライマからモザンビークへ
ブラジルを離れて、3年余りの月日が経つ。任地ロライマ州で過ごした日々を懐かしく想うものの、地理的な遠さから、再訪はなかなか叶わない。 日系社会青年ボランティアとしてサンパウロから5千キロ、ブラジリ
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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(3)=蘇る移民50周年の記憶
59年前の1958年6月22日、リンス飛行場には三笠宮殿下を歓迎する歓喜の声が響き渡った。押し寄せた1万人余りの群衆の中に、安永孝道さん(73、三世)はいた。 当時12歳。「三笠宮殿下にどうしても
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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(2)=新市長「精一杯、大歓迎する」
プロミッソン日系社会は移民110周年の準備に向け、一致団結して歩みだした。移民百周年では皇太子殿下、日伯外交120周年では秋篠宮同妃両殿下をお迎えしたいとの念願が果たされなかっただけに、今回の皇室ご
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移民110周年に向け発進!=皇室ご訪問に高まる期待=(1)=終わる戦後、2団体統合へ
いよいよ目前に迫った移民110周年―。昨年11月に薨去された三笠宮殿下が移民50周年を祝し、皇室として初めてブラジルの地を踏まれ、サンパウロ州奥地を御訪問されたのを最後に半世紀の歳月が流れた。そんな
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JICA=日系社会ボランティア30周年=リレーエッセイでたどる絆=第14回=謙虚な気持ちで相手を尊重
私がこのブラジルの地に降りたのは、2015年7月1日、サンパウロは冬の最中だった。三週間のサンパウロでの研修を終え、配属先役員の方の車で任地であるスザノ市(サンパウロ州)へと向かった。 着任後すぐ