連載
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カリブ海の〃楽園〃を往く〜第40回県連ふるさと巡り〜(5)=いまだ渦巻く怨嗟の声=謎の大使館公邸〃招待〃
ニッケイ新聞 2013年11月12日 土産物屋が並ぶメルカド・モデーロに立ち寄り買い物を楽しむ。琥珀が有名なようだ。しかし、英語で話しかけてくる売り子がうるさい。左右前後からの攻撃をかわすのに疲れ、
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カリブ海の〃楽園〃を往く〜第40回県連ふるさと巡り〜(4)=新大陸最初の街を散策=記念碑に〃国策〃の文字
ニッケイ新聞 2013年11月8日 サントドミンゴの旧市街はドミニカ唯一のユネスコ世界遺産。1492年にコロンブスが到着、96年に弟のバルトロメが建設した新大陸初のスペイン植民地の町であり、日時計、
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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (70)=まるで内地のような政策=平生が乗り出し宮坂送る
ニッケイ新聞 2013年11月7日 《現在の「ブラ拓」移住地と称するものは、全部田付理事長時代に、梅谷氏の手によって、基礎付けられたというべきであろう》(『先駆者列伝』129頁)。梅谷は移住地を南米
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カリブ海の〃楽園〃を往く〜第40回県連ふるさと巡り〜(3)=「千代」女将順子さんも〃里帰り〃=下坂さん「予定ドミニカだった」
ニッケイ新聞 2013年11月7日 むっとする熱気のなか、冷房の効いた韓国製のバスに乗る。涼しいが空調がうるさい。視覚に集中し、車窓から市内を眺める。ブラジルと似ており、看板などの西語をポ語に変えれ
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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (69)=軋轢生む外務省と内務省=東京都並面積を7カ月で購入?!
ニッケイ新聞 2013年11月6日 移民送り出しは元々、外務省が主管する事業だったが、徐々に内務省が力を持つ流れとなり軋轢が生まれていった。 イグアッペ植民地の〃造反組〃が中心となった1924年の
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カリブ海の〃楽園〃を往く〜第40回県連ふるさと巡り〜(2)=募集要項に消された事実=現地に一人残る田畑初さん
ニッケイ新聞 2013年11月6日 新しい国に入ったさいの記者の習いは現地ビールを飲むこと。入国審査で感じることの多い悪印象と先入観をまずは洗い流し、今後の期待感を高揚させるのが目的だ。 70ドミ
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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (68)=海興から手を引く青柳、水野=パラナに羨望のまなざし
ニッケイ新聞 2013年11月5日 青柳育太郎は海興重役に留まったが、最終的に《二十四年に至って青柳は帰国したが、その後意見の相違から辞任、東京シンジケート以来からの植民事業の鬼もこれから絶縁する事
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カリブ海の〃楽園〃を往く〜第40回県連ふるさと巡り〜(1)=76人、いざドミニカへ=移民は国境の〃防塁〃
ニッケイ新聞 2013年11月5日 1956〜58年、1道7県の249家族1319人がドミニカ共和国に農業移住した。八つの移住地に配耕されたが、〃カリブ海の楽園〃と謳われた募集要項とはあまりにかけ離
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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (67)=アリアンサへの熱い誘い=60年史から消された人々
ニッケイ新聞 2013年11月2日 レジストロ第1回植民団の松村栄治を父に持つ昌和(91、二世)は、「私は会ったことないが、父は輪湖俊午郎さん、北原地価造さん、永田稠さんとも知り合いだった」と振りか
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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (66)=新〃信濃村〃を作ろう!=国士的情熱で長野県人団結
ニッケイ新聞 2013年11月1日 移民会社が主体となった海興は国士的な想いよりも、利益のでる事業が重視され、植民地経営は、いわば継子扱いされた状態であった。〃日本人村〃創設に半生を掛けてきた青柳の