2006年10月6日付け アウキミン前知事が決選へ持ち込んだことで、二〇一〇年の大統領選はネーヴェス・ミナス州知事へ禅譲の紳士協定が整ったようだ。一次選では様子見であった同知事は、決選でアウキミン候補への肩入れを約束した。同州は今回、ルーラ大統領が一〇四万票もアウキミン候補を引き離した。しかし、エレーナ候補とブアルケ候補に入っ ...
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ガロチニョ前知事アウキミン支持を表明=呉越同舟のア陣営=リオ州の複雑な政治地図=連立取引で色焦る倫理
2006年10月5日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙四日】リオデジャネイロ州のロジニャ・マテウス知事と夫君のガロチニョ前知事は三日、大統領選の決選でアウキミン候補を支持する意向を正式に表明した。PMDB(民主運動党)リオ州支部は、州知事選に立候補したカブラル氏がルーラ大統領(PT=労働者党)支持を表明しており、これにより同 ...
続きを読む »東西南北
2006年10月4日付け 投票所に向かう有権者は、一票を投じるまで考えが二転三転するらしい。立候補者にとって統計と調査は、どっちが重要で頼りになるか煩悶するようだ。一日の開票結果の報道は、ルーラ大統領が四九・七八%まで漕ぎ付けた。もう一息で当選と手に汗を握ったが、終盤で番狂わせが起きた。アウキミン候補の支持率調査は三八%に留ま ...
続きを読む »決選へ両陣営が作戦開始=成るか倫理の禊が=国民レベルの政治はどこへ=大統領選は冷戦時代へ
2006年10月4日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】大統領選の決選に向けてルーラ大統領とアウキミン前知事は二日、対決姿勢を露にした。TV討論会を再々反故にしていた大統領は、積極参加を表明し、マスコミによる中傷作戦も断念した。ヴェドイン調書の取引が自殺行為となったことで、同件の結末は連邦警察へ一任とした。ルーラ大統領の ...
続きを読む »外紙トップで選挙報道=動向を注視する国際金融界
2006年10月4日付け 【時事、エスタード・デ・サンパウロ紙三日】海外のマスコミは、ブラジルの総選挙をどう見ているのか。金融市場を中心に、各紙を追ってみた。スキャンダルにまみれたPT政権体質は、ヴェドイン調書で国民の支持票に風穴を開けたというのが共通の見方。 ニューヨーク・タイムスは飛行機事故と重なり、ブラジルは曇天なりと ...
続きを読む »大統領選は決選投票へ=29日までお預け=現職、土壇場で支持下げる=政治倫理が争点に
2006年10月3日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】ブラジル全国民の注目が集中した大統領選挙は二日午前〇時三〇分、投票総数の九九・二%を開票の結果、ルーラ候補(労働者党=PT)四八・六五%に対しアウキミン候補(ブラジル民主社会党=PSDB)が四一・五八%で双方過半数に至らず、十月二十九日に決選投票を行うと選挙高等裁判 ...
続きを読む »前途多難な次期政権=世界経済減速の中で成長
2006年10月3日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙一日】ルーラ候補であれアウキミン候補であれ、次期政権を担う大統領は世界経済の減速という逆風の中で経済成長を実現するという、困難な課題に直面することになる。 国際通貨基金(IMF)の予想では、二〇〇七年のGDP(国内総生産)成長率の世界平均は四・九%で、〇六年(九月時点の ...
続きを読む »◇コラム 樹海
選挙は投票箱の蓋を開けるまでわからない―というが、この大統領選がそうだった。まさか―と思っていたアウキミンが41%超を獲得してル―ラに迫り、決戦投票に持ち込んだのは、大方の観測をひっくり返すと云っていい。ここはアウキミンもだが、PSDLのエロイザとPDからのブアルケの健闘にも注目したい▼もし―ヴェドイン怪文書事件がなければ、ル ...
続きを読む »ルーラ候補、TV討論欠席=「生まれ故郷」で集会=野党候補全員でつるし上げ
2006年9月30日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】TVグローボ局が二十八日に行った大統領候補者による公開討論会は、現職のルーラ候補がまたも姿を見せず、野党候補らは肩すかしを食った形となった。 野党候補らが、投票前の最後の討論会で国民の支持を決定する重要なものと位置づけたのに対し、ルーラ候補はサンパウロ州サンベ ...
続きを読む »◇コラム 樹海
明日の10月1日は総選挙である。注目の大統領選は、メンサロン(裏金)事件やヴェドイン怪文書などで猛批判を受けながらも現職のル―ラが強い。野党のアウキミンが追っているし、エロイザもル―ラ非難を繰り広げているが、各種の調査結果を見ても「ル―ラ人気」は凄い。第一次投票で当選の観測が専らで再選は間違いないだろう。勿論、決選投票になれば ...
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