ニッケイ新聞 2013年5月30日 トメアスー移住地70周年記念誌『アマゾンの自然に調和して』は、2009年に出版されている。つまり、80周年時に刊行されたわけで、10年がかかったわけだ。関係者が「いやあ遅れに遅れて…お恥ずかしい」と苦笑いするのを聞きながら、アマゾンの悠久を感じたものだ。しかし、人の事を言っても笑ってもおられ ...
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べレン市=黒木修さん撲殺される=警察は怨恨の線で捜査
ニッケイ新聞 2013年5月25日 パラー州べレン市在住でアマゾン・カントリークラブの支配人を務めていた黒木修さん(当時68、宮崎県出身)が18日、自宅で何者かに殺害されているのが発見された。20日付ジアーリオ・デ・パラー紙が報じている。 黒木さんは同市テノネー区の住宅街に一人で暮らしていた。毎週土曜日に通ってくる掃除婦は、 ...
続きを読む »連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第82回
ニッケイ新聞 2013年5月25日 祖父の言った言葉にジョゼは素早く反応した。 「それは日本の俳句とは違うさ」 ブラジルで流行している俳句とはいったいどんなものなのか。季語を詠み込まなければならない俳句に、四季のない国で季語はどうなっているのだろうか。 「日本の四季を知らなくても、一世から聞いた日本の姿を想像することはできる ...
続きを読む »第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(9)
ニッケイ新聞 2013年5月24日 ミゲール・コウトという男 では、何故、排日法は成立してしまったのだろうか? この法案提出の中心人物ミゲール・コウトは、医学界の大物であったが、実はアルベルト・トーレスやフィデリス・レイスの同志でもあった。つまり熱烈なナショナリストであった。彼はレイス法案が葬られたときは激怒した。が、諦め ...
続きを読む »■訃報■北島義弘さん
ニッケイ新聞 2013年5月22日 アマゾン・トラベル・サービス社長の北島義弘さんが19日午後11時、肺がんのため、アマゾニア病院で死去した。享年74。 昨年4月に肺がんを発病し、日本でも治療を受けるなど入退院を繰り返したが、治癒には至らなかった。20日に葬儀が執り行われ、同市ヘカント・ダ・サウダーデ墓地に埋葬された。 佐 ...
続きを読む »アントニオ猪木が格闘イベントをサンパウロ市で=ジャングルファイト10周年記念し
ニッケイ新聞 2013年5月17日 アントニオ猪木氏が企画した総合格闘技イベント『ジャングル・ファイト』が今年で10周年を迎えるにあたり、イノキ・ゲノム・フェデレーション株式会社から猪木啓介顧問と宇田川強エグゼクティブ・ディレクターが来伯、9月14日にサンパウロ市ポルトゲーザ競技場(8千人収容、Rua Comendador N ...
続きを読む »ドロシーさん殺害事件=3度目の裁判は無効に=殺害計画容疑のビダ被告
ニッケイ新聞 2013年5月16日 最高裁判所が14日、米国のドロシー・スタング宣教師が2005年にパラー州で殺害された件に関し、ヴィタルミロ・バストス・デ・モウラ(通称ビダ)容疑者に対する3度目の裁判を無効にした。15日付フォーリャ紙が報じている。 ブラジルに40年以上住み帰化もしていたドロシーさんは、アマゾンでの森林伐採 ...
続きを読む »第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(2)
ニッケイ新聞 2013年5月15日 それ以前、明治維新以来、為政者たちは新日本の建設を目指し、国家機構の構築と国民意識の涵養に力を注いでいた。そのため為された諸改革の内、ここで特に注目したいのが、1885(明18)年の内閣制度創設の折、初代文相となった森有礼が敷いた国家主義的な教育制度、その4年後に公布された天皇を神格化して国 ...
続きを読む »アマゾン開発=百害あって一利なし?=雨量の減少や生産性低下=法の甘さと温暖化も影響
ニッケイ新聞 2013年5月11日 ブラジルと米国の研究者達が、牧畜業や大豆生産の拡大のためにアマゾンを開発する事は、少雨や農業の生産性低下を招き、農業生産者の首を絞める事につながるとの研究成果を発表した。 法定アマゾンの森林伐採はここ数年の不法伐採の取り締まり強化などで減少傾向にあるが、一度開発された熱帯雨林は回復が難しく ...
続きを読む »連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第72回
ニッケイ新聞 2013年5月11日 日系人が多く加盟している農業組合はコチア産業組合で、コチアには日系人に限らず一般のブラジル人も会員になり、ブラジル最大の農業組合に成長した。もう一つは南伯農業組合で、この組合はサンパウロ州、パラナ州の日系人会員が多かった。 南伯農業組合は児玉が住むトレメ・トレメの目と鼻の先にある。トレメ・ ...
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