ニッケイ新聞 2012年5月31日付け 2010/11年の大西洋岸森林地帯(マッタ・アトランチカ)の森林伐採面積は、2008年から10年の平均伐採量より減ったが、絶滅の危機に瀕している事態には変わりがないと30日付伯字紙が報じた。 北東伯から南伯までの海岸地帯に続くマッタ・アトランチコは、100ヘクタール以上の規模の原生林だ ...
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森林法の行方は決まらず=大統領の裁可は部分的=12項目に拒否権を使用=リオ+20後に国会審議
ニッケイ新聞 2012年5月29日付け ジウマ大統領が25日、環境保護のための森林法中、12項目に拒否権を使用、32カ所に修正を加えたと26日付伯字紙が報じた。これを受け国会は、リオ+20後に拒否権の使用を受け入れるか否かを検討、修正箇所については4カ月以内に再審議がはかられる事になった。 下院が承認した案を上院が修正、下院 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2012年5月24日付け 取材相手が高齢であることが多い。加えて遠方を訪ねて—であれば、失礼ながら「最後の機会かも…」と持つペンにも力が入る。本来誰に対してもそうであるべきだが、まさに一期一会を感じる貴重な時間。尾山多門さん(享年92)の訃報に接し、2009年にパリンチンスのご自宅の玄関先で、クプアスーを頂きなが ...
続きを読む »■訃報■尾山多門氏
ニッケイ新聞 2012年5月23日付け アマゾンで生育可能なジュート(黄麻)を発見した〃ジュートの父〃尾山良太氏の三男、尾山多門氏が14日、アマゾナス州パリンチンスの自宅で老衰のため亡くなった。92歳だった。 岡山県出身。1933年、家族で移住した。長兄万馬は、日本高等拓殖学校の卒業生(高拓生)。1990年代までジュート産業 ...
続きを読む »ブラジル北部の国境警備強化=違法な滑走路空から爆破
ニッケイ新聞 2012年5月18日付け 2週間にわたって展開された、ブラジル北部の国境監視作戦〃アガタ4〃が17日で終了と同日付エスタード紙が報じた。 陸軍4078人、海軍3311人、空軍1037人を導入した作戦は、ベネズエラ、スリナム、ガイアナ、仏領ギアナとの国境5200キロの警備を強化するためで、先住民保護区内の不法な滑 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2012年5月18日付け 日本から来たばかりの青年をアマゾンの団体幹部に引き合わせた。共通項は「日本人」のみ。年齢も違い話は当然かみ合わない。中座して5分後に戻ると親しい雰囲気で談笑中。実は青年が治療で通っていた整形外科のリハビリ担当が、幹部の親戚だった▼かつてブラジルに住んだ九州在住の友人が、広島の会合に出席し ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2012年5月9日付け 仕事終わりはセルベージャではなく熱燗が飲みたくなる季節。日本から着いたばかりの本紙研修生が「ブラジルって寒いんですね…」とつぶやくのも恒例だ。本格的な冬到来を前に、少々気持ちが温まる言葉を4月の紙面から▼日系3人目の陸軍将官となった岡村アンジェロ少将。日伯両語の名前を持つ人は多いが安次男と ...
続きを読む »アマゾン開発の遠因はセラード=牧畜などの場所が移動=大西洋岸森林地帯ほぼ壊滅=自然災害増加も招く温暖化
ニッケイ新聞 2012年5月8日付け 地球温暖化の防止や酸素の供給源として世界中が注目する法定アマゾンの森林伐採は、1900年代のブラジルの温室効果ガス排出量の29%を占め、原生林の約50%が伐採されたセラードの植生の変化が遠因だと5、6日付エスタード紙が報じた。 森林の不法伐採というと真っ先に思い浮かべるのは、北伯からマッ ...
続きを読む »三重・俳句のくにづくり=ブラジル15人が入賞・佳作=パラー勢が大奮闘!
ニッケイ新聞 2012年5月1日付け 松尾芭蕉の故郷である三重県が「俳句のくにづくり」事業の一環として昨年実施した『第17回全国作品募集〜土の一句』の結果が発表された。 応募総数8万94句の内、海外からの応募は727句。当地からは15人が入賞・佳作を果たした。結果は次の通り(パ=パラー、聖=サンパウロ)。 【海外入賞】 ◎テ ...
続きを読む »下院が環境保護法骨抜きに=ジウマ政権またも敗北=上院が承認した案を変更=大統領の拒否権行使は必至
ニッケイ新聞 2012年4月27日付け 25日夜、下院が環境保護法改正案を審議し、上院が承認した案を変更した上で承認したと26日付伯字紙が報じた。上院で承認した案を承認する事を望んでいた政府にとっては敗北を意味する新改正案は、大統領裁可の時点で拒否権が行使される事が必至なようだ。 25日の下院が森林伐採を促進しかねない改正案 ...
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