ニッケイ新聞 2009年7月11日付け ジュート栽培は過熱の一途を辿った。高拓生もマナウスから下流のサンタレンまで約千キロに広がり、現地人を指導し、生産に励んだ。 一九三九年に第二次世界大戦が勃発、ヨーロッパを経由するインドからのジュート輸入が困難となったことも追い風となり、値段は高騰した。 現地支配人だった辻小太郎は旺盛 ...
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コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2009年7月11日付け 柿生産者協会(APPC)が頑張っている。ファンの要望で今月末に第三回農家見学ツアー開催を決定。旬のアテモイアは美味の一言だとか。 これは、釈迦頭という日本名通りの形をしたコンデとシリモヤを掛合わせた新種。アマゾンで戦った柔道家前田光世がコンデ・コマと呼ばれた由来は、「アマゾンで初めてコ ...
続きを読む »アマゾンを拓く=移住80年今昔=【パリンチンス/ヴィラ・アマゾニア編】=《5》=ジュートの歴史教える尾山学校=3男多門氏「ジュートなければ全滅」
ニッケイ新聞 2009年7月9日付け 日出ずる国からリョウタがやってきた 川岸にジュートが広がった そうして私たちの心に愛が生まれた――。 そんな校歌の歌詞を校内に掲げる学校がパリンチンスにある。 一九七二年に創立した州立高「尾山良太学校(マリア・ヌニェス校長、生徒数七百八十九、Escola Estadual RYOTA ...
続きを読む »『合同記念句集』を刊行=アマゾン移民80周年で
ニッケイ新聞 2009年7月9日付け 【パラー州ベレン発】アマゾン日本人移民八十周年を記念して編纂された『合同記念句集』がこのたび発刊された。 この合同記念句集は、パラー州内の次の四俳句会によって編集された。トメアスー俳句会(代表=新井範明)、サンタイザベル俳句会(代表=竹下澄子)、カスタニャール俳句会(代表=工藤未敏)、ベ ...
続きを読む »「コロニアの協力に感謝」=旧神戸移住センター改修に=ブラジルから募金30万余レ=西村委員長ら来伯、謝礼
ニッケイ新聞 2009年7月8日付け 「コロニアのみなさんの協力で募金目標を達成し、無事に開館しました」。移民が日本最後の数日間を過ごした思い出の建物、旧神戸移住センターを改修・再整備して開設された「神戸市立海外移住と文化の交流センター」へのブラジル側の募金活動に感謝するために、海外日系人会館協力委員会・西村正委員長(財団法人 ...
続きを読む »アマゾンを拓く=移住80年今昔=【パリンチンス/ヴィラ・アマゾニア編】=《4》=高拓生・東海林善之新さん=「アマゾンに来て良かった」=藤川氏の経本を所有
ニッケイ新聞 2009年7月8日付け 「今もなお鬼哭の声が耳につき わが巡礼の旅は終わらじ」ー。 藤川辰雄は、同郷山口県の代議士田中龍夫と知己を得たことから、田中が会長となり一九六二年に発足した「日本海外移住家族会連合会」の初代事務局長に就く。 南米の日本人移住地を数度訪れたおり、夢半ばにして斃れた同胞たちが無縁仏となって ...
続きを読む »トメアスー入植80周年=サンパウロで前夜祭=浪曲・ピアノの豪華ショー=15日
ニッケイ新聞 2009年7月8日付け アマゾン・トメアスー日本移民八十周年記念の「サンパウロ前夜祭」(トメアスー文化農業振興協会主催)が、十五日午後七時からリベルダーデの客家会館(Rua Sao Joaquim, 460)で開催される。ブラジル日本文化福祉協会、ブラジル日本都道府県人会連合会の後援。 〃アマゾン移民のふるさと ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2009年7月8日付け 本紙「移民の日」特集号で〃アマゾン移民のふるさと〃トメアスーを舞台にしたマンジョッカによる世界的エネルギー構想のために、岸信介元首相(山口県出身)がお忍びで来伯していたことを報じた。それに関する極め付きの秘話を、山口県人の読者から教えてもらった。岸氏といえば安倍晋三元首相の祖父にして、戦後 ...
続きを読む »アマゾンを拓く=移住80年今昔=【パリンチンス/ヴィラ・アマゾニア編】=《3》=研究所跡は上塚学校に=打ち捨てられた墓石
ニッケイ新聞 2009年7月7日付け 上塚司は調査団をヴィラ・アマゾニアに残し、森林伐採や宿舎建設などに当たらせた。 一九三〇年に開校していた国士舘拓植学校(後の日本拓植学校)を卒業した四十七人は、翌三一年四月、横浜港から「さんとす丸」に乗り込む。 植民地指導者―高拓生―の育成を目的とした学校の存在は、日本近代史上に残る類 ...
続きを読む »日本語版百年史=『農業編』目次を公表=「日本移民の貢献明らかに」
ニッケイ新聞 2009年7月7日付け ブラジル日本移民百周年記念協会の主催事業の一つ、日本語版百年史編纂委員会(森幸一編纂委員長)が三日午後、同協会事務所で記者会見を開き、本編第一巻『農業編』の内容に関する発表をした。年末までに刊行し、日本語で五百頁となる予定。 森編纂委員長は「日本移民の九〇%は農業移民として入った。農業分 ...
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