ニッケイ新聞 2008年6月20日付け 第一回移民船笠戸丸がサントスに到着して百年。ブラジル日系社会(コロニア)は新世紀を迎えた。益々ブラジルへの同化が進んでゆく今だからこそ、何を残すべきかを考えたい。戦前・戦後の移民二十五万人、そしてその子孫らによる一世紀にわたる生活の息吹を掘り起こす百年企画だ。サッカー、アマゾン、カーニバ ...
続きを読む »アマゾン 関連記事
百周年の機会に日本に伝えたいこと
ニッケイ新聞 2008年6月20日付け 百周年という節目に自らの襟を正すと同時に、愛する祖国日本にも一言いいたい、そんな思いを抱く人は多いだろう。ブラジルのこんなことをもっと日本の人に知って欲しい、コロニアのこんな部分を理解して欲しい、という意見を聞いてまわった。「日本文化を子孫に継承するだけでなくブラジル一般社会にも広めてい ...
続きを読む »オバマ米大統領候補=ブラジルが米外交憂慮=テロ対策の領土侵犯正当化
ニッケイ新聞 2008年6月20日付け パトリオッタ駐米ブラジル大使は十八日、オバマ米大統領候補の外交政策でブラジルに関する二点を批判した。 一は、コロンビア政府がFarc(コロンビア解放前線)を掃討するため隣接諸国の領土侵犯を犯しても米政府が正当行為として認めるというもの。二は、アマゾンにおけるブラジルの態度を批判したもの ...
続きを読む »皇太子殿下、コロニア代表とご接見=ブラジリア=嗚咽にむせぶ老移民も=「涙出るほど嬉しかった」
ニッケイ新聞 2008年6月20日付け 【ブラジリア発】皇太子殿下は十八日午後、各界で活躍する日系社会の代表ら六十人と日本国大使公邸でご接見に臨まれた。アマゾンやバイーア、南マット・グロッソから出席した各文協会長らの話に興味深そうに耳を傾けられた。バイーア州から出席したウナ日伯文化協会の立石武士会長は、皇太子殿下と握手した瞬間 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年6月20日付け 皇太子さまが、きのう着聖された。二十六年前、二十二歳のとき一度ブラジルを体験され、今度四十八歳の壮年になられて二度目の訪伯である▼出発前、宮内記者団との会見の席上、かなり突っ込んだ質問をお受けになった。デカセギが日本国内の労働力の一部を担っていること、そのデカセギと日本人との共生、妃殿下 ...
続きを読む »ゲリラ戦の訓練開始=コ米連合軍のAM侵犯想定
ニッケイ新聞 2008年6月18日付け ブラジル政府がFarc(コロンビア解放前線)幽閉中の人質を解放する交渉を始めた矢先の今年三月、コロンビア空軍のエクアドル領土侵犯とFarcナンバーツーの殺害があった。ルーラ大統領は「Farcから手を引け」というウリベ大統領のサインと理解したと、ブラジル版ル・モンド・ディプロマティック六月 ...
続きを読む »西部アマゾン日伯協会=29日に敬老慰安会
ニッケイ新聞 2008年6月13日付け 西部アマゾン日伯協会(マナウス市)は二十九日午後二時から同会館で第十回敬老慰安会を行う。七十歳以上の会員を招待して、舞踏や歌でお祝いする。参加無料。公演内容は、民謡民舞(民謡民舞研究会)、マナウス婦人会など。同会では「会員のみならず、一般の方もぜひお越しください」と呼びかけている。
続きを読む »食糧サミット=我田引水の舌戦=政略化された食糧危機
ニッケイ新聞 2008年6月5日付け ローマで開催された食糧サミットで、バイオ燃料と農産物補助金が主な議題となった。ブラジルがバイオ燃料のグローバル市場構想を打ち上げたことで、米国やEUが農産物補助金はエンジンを回すものと主張した。 ルーラ大統領は、さとうきび畑とアマゾン熱帯雨林は、クレムリンとヴァチカン位遠く、さとうきび栽 ...
続きを読む »東西南北
ニッケイ新聞 2008年6月5日付け 前環境相のマリーナ・シウヴァ氏が上院議員として復職したが、最上の政策は国の政策としてたてられるべきとの考えを再披瀝。アマゾン問題についても、現状への懸念を示すと共に、マット・グロッソ州知事は国の政策に従おうとしなかったと批判。ロライマ州の米作り農家と先住民保護区の問題でも、州経済優先で米作 ...
続きを読む »ルーラ大統領=エタノールで宣戦布告=今後の戦場はWTO=「食糧危機の元凶」に反発=環境にかこつける包囲網
ニッケイ新聞 2008年6月3日付け イタリアを歴訪中のルーラ大統領は一日、ブラジルのエタノール生産へ国際的な封鎖作戦が展開されていることで、その対応は「売られた喧嘩」と位置付けたことを二日付けエスタード紙が報じた。これらの作為的な謀略に対し、これからは世界貿易機関(WTO)を戦場として争うことになると大統領は宣言した。 E ...
続きを読む »