2007年5月16日付け キナリーという植民地があった。西部アマゾンのまた西、アクレ州都リオブランコ郊外に作られた日本人植民地だ。五九年から十三家族が入植したが、当初の目的だったゴムは失敗、後続はなく、数年後にはそのほとんどが同地を離れた。 当時のリオブランコは人口二万人。ベレンまで船で四十日、それからアマゾン川を二カ月かけ ...
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身近なアマゾン(42)――真の理解のために=ネグロ川上空でパニック怖い!=機体〃落下〃の連続
2007年5月15日付け □ネグロ川からの帰り道。飛行機に揺られて(2) ようやく落ち着いて、周りの状況が目に入るようになった。この飛行機は初めて乗る機種で、今までのものより少し大きい三十人位席があるようだ。 ボディにDASH―200と書かれていたことは、機に乗る時に見ていた。主翼の位置が機体の最上部に付いていて〔水上飛行 ...
続きを読む »法王、大統領と会談=相互協定の締結求める
2007年5月12日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】九日に来伯したローマ法王ベネディクト十六世は十日朝、バンデイランテス宮(サンパウロ州知事公邸)でルーラ大統領、セーラ知事らと会談し、法王庁とブラジル政府が相互協定を締結するよう大統領に要請した。 協定書は昨年十月に法王庁が提出してい ...
続きを読む »トレンド
2007年5月9日付け ホルムズ海峡で起きた米原潜と日本のタンカー接触事故は、塗料に引っかき傷がついただけだが、米国で大問題になったとNYタイムスが報じた。日本ではニュースにもならなかった。米原潜の艦長は責任を取らされクビになった。ポリチカ・エステルナ誌によると、タンカーの船底に米原潜が小判鮫のように張り付いて同海峡を出入りし ...
続きを読む »アマゾン5日間の旅=アルファインテル=豪華船で観光を
2007年5月5日付け 【既報】アルファインテル南米交流は、アマゾン豪華船クルーズを企画、参加希望者を募っている。実施は来る八月一日から五日までの五日間。マナウス市内およびアマゾン川、ソリモンエス川流域を観光する。 同社によれば、乗る船は、世界二十九カ国に拠点を持つスペインのイベロスター・グループがアマゾン川遊覧のために建造 ...
続きを読む »大耳小耳
2007年5月5日付け ブラジル進出五十周年を祝ったクラボウ。記念パーティーであいさつした同社OBの平田藤義・現ブラジル日本商工会議所事務局長によれば、工場のできた南大河州サプカイア・ド・スールは当時、娯楽も少なくさびしいところだったようだ。聞くところでは、当初はアルゼンチンへの工場建設が考えられていたが、適当な場所がなく、北 ...
続きを読む »代替燃料はエタノール=国連が正式指定=CO2排出でサトウキビ有利=植物繊維からの抽出も
2007年5月4日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】二日、タイで開催された国連の気象対策会議(IPCC)は二〇二〇年までのエネルギー需要を補うため、サトウキビから抽出したエタノールを代替燃料として正式に指定した。世界最大の生産国ブラジルで産出するエタノールは、米国のトウモロコシから抽出するエタノールよりも二酸化炭素(C ...
続きを読む »JICA=アマゾン環境保全に協力=衛星画像解析に専門家派遣
2007年5月3日付け 日本の衛星の最新技術でアマゾン環境保全に貢献――。連邦警察科学技術部(ブラジリア)のジェラウド・ベルトーロ部長は四月二十五日、「日本からの協力は非常に重要だ」と語り、支援を讃えた。人工衛星から撮影した高解像度写真を解析することにより、森林の不法伐採、鉱物資源の違法採掘、原始林の原生植物や動物の密輸の取り ...
続きを読む »官房室、環境省改革を始動=環境基準に柔軟性=エネルギー確保は最優先事項=「なますは吹かない」
2007年4月28日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】官房室は二十六日、水力発電所などの建設許可基準を制定した環境審議会(CONAMA)決議二三七/九七号の見直しを行い、環境省改革を始動させた。同決議の見直しにより、ロンドニア州マデイラ河流域開発が合法的に許可される基準に融通性を持たせ、戦略的理由や例外などの項を設 ...
続きを読む »コラム 樹海
2007年4月26日付け JICAは一世が死に絶えるのをじっくり待ちながら、支援を打ち切ろうと考えているのか。世界がこれだけ移民政策で揺れているのに、日本国内には過去も現在も、移民問題など存在しないと思っている証左ではないか▼世界の日系人口は約二百五十万人であり、うち約百五十万人がブラジル日系人だ。その七割はサンパウロ州在住で ...
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