2006年1月19日(木) 乾期になり、八月くらいから工場の主力製品「アサイ」の搾汁が始まった。パラ州特有の椰子で、果実は径一・五センチ弱、重量二グラム弱ととても小さいが果房にビッシリとつく。 高い位置に結実するので木に登り、枝を切り落とし、果実を一つ一つ収穫する。収穫した果実は温水にしばらく浸すと果皮が柔らかくなり、実の入 ...
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『遠い日々の奥アマゾン』=日本自分史大賞の国際賞=マナウス=川田敏之さんが受賞=キナリーからトレーゼへ=「幽霊植民地」=での体験もつづる
2006年1月14日(土) ブラジル在住者の自分史が二年連続、日本で入賞──。「第九回私の物語・日本自分史大賞(日本自分史学会主催)の国際賞に、川田敏之さん(75、長崎県出身)=マナウス=の『遠い日々の奥アマゾン』が選ばれた。移民史の研究などをライフワークにしている香山栄一さん(イビウーナ市)が推薦したもの。ブラジル移民の半生 ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から =連載(25)=森川奈美=マリリア日系文化体育協会=書道に日本語は必要?
2006年1月12日(木) ここ二カ月ほど書道出張で、近くはパラナ州、遠くはロンドニア州まで行き、日本語学校で授業したり、日本祭りでイベントを行ったりした。出張では人数が集まれば日系人でも非日系人でもかまわない。 サンパウロ州パカエンブという町を訪れた時のことである。日本語学校の生徒だけでは人数が少ないからと、地元の方がブラ ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から =連載(24)=原田陽子=ピラール・ド・スール文化体育協会=日本の反対側の日本
2006年1月6日(金) 日本で外国人の為の日本語学校で勤務していた際、クラスに一人、日系ブラジル人の男の子がいた。彼はとても人懐こく、アルバイトのこと、ブラジルのこと、何でもよく話してくれた。 彼の日本語は他の韓国人や中国人に比べると、決して礼儀正しいものとは言えず、教師の私に対しても友達のような話し振りではあったが、彼の ...
続きを読む »マラジョー焼きと=現代日本の陶磁器=パラー州ベレンで展覧会
2006年1月6日(金) 十二日のパラー州都ベレン市創立三百九十周年を前に、その記念行事の一環として「現代日本の陶磁器展」がエスタソン・ダス・ドッカスで五日晩、開会式が行われた。 会場では同時に、同文化局による有名なマラジョー焼きの貴重な品々十五点や、それを描いた水彩画十六点も展示されている。 日本を代表する備前、九谷、有 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
芸者のパロディに忍者のショー。ミナスとサンパウロの州境の町にいったら、ホテルで日本を題材にした芸が披露された。芸人たちは「私たち日本人なのよ。でもパラグアイ生まれのね」などと茶化していた。 あまりにも滑稽な姿をみれば、ステレオタイプなイメージしか持っていないと容易に想像がついた。人口約十三万人の市内には、文協も日本語学校も ...
続きを読む »100周年機に移民資料拡充=資料館が計画、準備=移民の記録デジタル化
1月1日(日) ニッケイコロニアの宝物を次世代に継承していこう―。ブラジル日本移民史料館に収蔵、展示されている史料の数は現時点で、約三万七千二百三十点。書物、写真、レコード、移民が使用していた生活用品、絵画、農具など実に様々だ。これらは、展示されていない収蔵品がほとんど。三、四世と時代が移り変わるにつれて、移民の歴史に精通して ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(23)=今井さや香=コロニアピニャール文化体育協会=「ブラジルの空の下で」
2005年12月22日(木) 私の派遣されたコロニアピニャールは、サンパウロ市より南西百七十キロの地点にあり、約六十世帯、四百人の人々が住む日系植民地である。村では主に、葡萄、びわ、柿、なしなどが生産されている。 私が初めて、ここの土を踏んだ五ヵ月前、ガタガタとゆれる車の中で、わたしはこれから始まる新しい生活にわくわくしてい ...
続きを読む »西部アマゾン日伯協会「成人式」
2005年12月20日(火) 西部アマゾン日伯協会(マナウス)は、一月八日午後三時から、、協会会館で、この日まで満二十歳になっている新成人を招いて、成人式を行う。午後四時からは新年会。
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(22)=池田玲香=マリアルバ文化体育協会=気づいた「日本人らしさ」
2005年12月15日(木) ブラジルへ来て十ヶ月が過ぎた。今では、派遣当初抱いていた不安や迷いもなくなり、ここで毎日楽しく活動している。これまで、日本へ帰りたいと思ったことも、自分の活動が無意味だと感じたことも、唯の一度もない。 ここへ来てからの思いは、とても書き尽くせないけれど、私の中で大きく変わったこと。それは、「日本 ...
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