南米拓殖発足 1928年8月11日、創立総会を開き資本金1千万円の南米拓殖株式会社が設立された。鐘紡が主な出資先で、一般株主の総数は5422人を数え、南拓の取締役(社長)には、鐘紡重役だった福原八郎が就任した。 南拓の設立目的は、日本の将来の人口増加を見込んでの食糧供給基地の確保で、10か年計画で1万戸(各戸25町歩割当)の ...
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アマゾン日本人移民90年の歩み=ベレン在住 堤剛太=(3)
では、なぜ第一回移民達はリオで「もんてびでお丸」から「まにら丸」へ乗り換えたのだろうか。それは、日本から南米への往路コースは次のように決まっていたからだ。 神戸を出ると、香港、サイゴン、シンガポール、コロンボ、ダーバン、ポートエリザベス、ケープタウン、リオデジャネイロ、サントス、ブエノスアイレス。 と、言う事で「もんてびで ...
続きを読む »トメアスー=ブラジル政府がカカオ特産地に認定=アマゾン移民初の生産品
今年6月18日にリオデジャネイロ州のブラジル産業財産庁(INPI)において、パラー州初となる「カカオ特産地」認定の登記証書が、トメアスー文化農業振興協会(ACTA)の柴田シルヴィオ一宇会長に授与された。 トメアスー市は、1929年に南米拓殖株式会社がカカオのプランテーション造成のためアマゾン原始林に斧を入れて以来、90年を経 ...
続きを読む »アマゾン日本人移民90年の歩み=ベレン在住 堤剛太=(2)
同船は、ベレンの町のVal de Caes地区(空港付近)の対岸にある小さな島フォルチーニョ島の後方を流れるミーナスゼラエス水路に停泊した。この辺りは、グァジャラー湾内で水深が一番深い場所(7mから10m)で、移民一行は翌朝から河船でベレンの町へと向かい、上陸を開始している。 これまで筆者は、まにら丸が停泊した位置はベレン郊 ...
続きを読む »《ブラジル》大統領が政府機関を批判=森林伐採のデータは嘘?=Inpeや科学者は反論
ボルソナロ大統領が19日の外国人ジャーナリストとの朝食会で、国立宇宙研究所(Inpe)が発表した法定アマゾンの森林伐採に関するデータや、同研究所の仕事に対する疑問や批判を表明した事を受け、Inpeの所長が「容認しがたい攻撃」と反論したと19~22日付現地紙、サイトが報じている。 Inpeは科学技術省傘下の研究機関で、気象用・ ...
続きを読む »アマゾン日本人移民90年の歩み=ベレン在住 堤剛太=(1)
汎アマゾニア日伯協会会報『パンアマゾニア』266号31ページから35ページにかけて、堤剛太同協会副会長が書いた記事を、本の許可を得て転載する(編集部)。 その足跡 ① 第一回移民が到着 2019年、当地北伯日系社会は、日本人移民入植90周年記念の年を迎えます。これまでに、小誌(『パンアマゾニア』)では、機会ある事にアマゾ ...
続きを読む »《ブラジル》前史時代の爬虫類の化石=11歳の少年が見つける
ブラジル北部のアクレ州ブラジレイアで、11歳の少年が、前史時代の爬虫類の化石を見つけた。 父親のジョゼ・ミリタン氏(58)と共にアクレ川に釣りに来ていたロブソン・カヴァウカンテ君が、川岸で何か感触の違うものを踏んだのに気づいたのは11日。 翌日、現場に戻ったミリタン氏が鍬などを使って注意深く掘ったところ、化石だと判明。少年 ...
続きを読む »絵本「私のアマゾン」刊行=陣内すまさんが民話や料理紹介
アマゾナス州マナウス市在住の陣内すまさん(本名・陣内節子さん)が、アマゾンに関する絵本「大蛇の住む森 私のアマゾン」を日本の啓正社から刊行した。アマゾンで50年生活する陣内さんが、アマゾン川の魚や料理、民話などをまとめ、絵は画家の故・ヴァン・ペレイラさんが担当している。 陣内さんが絵本の作成を企画したのは2年前。「アマゾンの ...
続きを読む »全伯相撲大会20、21日=見どころは強豪ペレイラ復活
ブラジル相撲連盟(土屋守雄オスカル会長)は「全伯相撲選手権大会」を20、21両日午前9時から、サンパウロ市ボン・レチーロ区の常設土俵場(Av. Presidente Castelo Branco, 5446)で開催する。男子は58回、女子は22回大会。 今大会は来年度の世界大会のブラジル代表選考会も兼ねており、北はアマゾン、 ...
続きを読む »トメアスー移住地=90周年記念式典の準備着々=会館改修や鳥居建設事業進む
1929年9月22日に43家族189人の第一回移民が到着し、今年で入植90周年を迎えたトメアスー移住地。同地ではトメアスーアマゾン日本人移住90周年記念委員会(柴田一宇シルビオ祭典実行委員長)が9月12、13両日に、「トメアスー日本人移住90周年記念式典」を開催する。 同式典の案内に来社した、トメアスー文化農業振興協会(AC ...
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