ブラジルの書店最大手のリヴラリア・クウツーラ(以下クウツーラ)が24日に民事再生の手続きを行い、出版界や産業界に大きな波紋を投げかけている。 クウツーラは1947年にエヴァ・ヘルツ氏が創業した書店で、本店はサンパウロ市最大の繁華街パウリスタ大通り沿いでコンソラソン駅前の大型商用ビル「コンジュント・ナシオナル」の中にある。 ...
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《ブラジル》環境保護のため、国家治安部隊をアマゾンに派遣=違法森林伐採監視職員への攻撃激化
ブラジル連邦政府は、生物多様性保護のためのシコ・メンデス研究所(ICMBio)の活動を保護するため、アマゾンの大森林のあるブラジル北部に国家治安部隊(FN)を派遣することを決めた。 ICMBioは法定アマゾンの森林の違法伐採などを監視している団体で、違法伐採撲滅のための作戦を展開中の19日午後、パラー州トライラン市で、衛星写 ...
続きを読む »県連故郷巡り=アララクアラ、ノロエステ巡訪=(4)=州の保養地、サンタ・フェへ=悠久の大河、パラナ川に憩う
故郷巡り3日目の9月22日、訪問地はサンタフェ・ド・スール。同市の歴史を紐解くと、1920年に英国の石油会社代表ジョン・バイアック・パジェット氏が石油探索を目的に、パラナ川に添った3万2千アルケールの土地を購入したことに始まる。 46年に土地所有を正当化させるため79世帯を送り込んだが、同年の46年憲法制定により地下資源の所 ...
続きを読む »イグアスの滝、アマゾン河、そして悪魔の洞窟
「これが太古の闇か…」――ガイドが鍾乳洞の電気を消した瞬間、深い感動を覚えた。 「悪魔の洞窟」(Caverna do Diabo)はイグアスの滝、アマゾン河に匹敵するブラジルが世界に誇る観光資源ではないか。もっと日本からの観光客にアピールしても良いはずの場所だと感じた。 コラム子は仕事柄、ブラジル各地に足を運んでいるが、実 ...
続きを読む »《ブラジル大統領選》両候補、環境政策で大差=「パリ協定離脱」語るボルソナロ=「不法伐採増える」の声
大統領選の決選投票を28日に控えるジャイール・ボルソナロ(自由社会党・PSL)、フェルナンド・ハダジ(労働者党・PT)両候補の環境政策は、「風力発電、太陽光発電への投資を促進する」の一点以外は大きく異なると、19日付現地紙が報じた。 ハダジ氏の新政府方針集には「21世紀のための生態学的移行」と題した項目があり、都市部、農村部 ...
続きを読む »マヒしたら「死んだほうがまし」か?=高齢化社会と車椅子利用の現実=サンパウロ市在住 毛利律子
国際線搭乗口での出来事 8月下旬、ドイツのフランクフルト国際空港で、手続きを終えて受付カウンターを離れゲートに向かおうとすると、地上乗務員の一人から「あなたは車椅子に乗るようになっていますから、係員が来るまでここで待ってください」と声をかけられた。 確かに旅行社から、各空港では高齢者向けの車椅子が用意されているから使った方が ...
続きを読む »演歌歌手・小桜舞子さん=11月マナウスで公演決定!
演歌歌手の小桜舞子さんが11月25日、アマゾナス州都マナウスにあるアマゾナス劇場で公演することが決まった。3年連続の来伯公演となる小桜さんは「アマゾン州の奥地で頑張っている日系の皆様に魂をこめて日本の歌を届けたい」と意気込みを語っている。 16、17年に文協大講堂での公演を成功させた小桜さん。今回はその公演に来場していたマナ ...
続きを読む »第七十回全伯短歌大会
■互選高得点歌■ ◎一位・(四三票) 木村 衛 四番 苛酷なる試練に堪えし人々のゆとりの短歌味わい深し(三六票) 一四番 ひたすらに夢追い続け年重ね酒杯を重ぬ人恋いし夜(七票) ◎二位・(三八票) 山元治彦 六〇番 朝やけにむかいて高くさぎの列無事であれかしきょう一日も(五票) 一七〇番 鍬を置 ...
続きを読む »《人類が滅んだ昼にロボットも空を眺めて伸びをするかな》
《人類が滅んだ昼にロボットも空を眺めて伸びをするかな》(天野まゆみ)―第70回全伯短歌大会の折、「コロニア短歌らしかぬ空想科学小説(SF)的な作品だ」と首をひねっていたら、選者の上妻博彦さんが鑑賞批評の中で「なんと現代的な短歌かと思っていたら、孫の作品でした。私が短歌を薦めたら、こんなのを作ってきた。ブラジル生まれで日本育ち。 ...
続きを読む »■訃報■荒木克弥さん
アルジャー文化協会会長、山形県人会会長などを歴任した荒木克弥さんが12日夜にアルジャー市内の病院に運び込まれ、死亡が確認された。享年80歳。死因は肺炎だった。 荒木さんは1937年10月24日、山形県生まれ。東京農業大学に入り、在学中米国カリフォルニア州で農業実習を受けた。61年にブラジルに移住し、64年に荒木花卉園を設立。 ...
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