「武本文学賞」というのは、日系社会の文学活動を創立時からささえてきた武本由夫(1983年逝去)を顕彰して設置されたものである。83年に募集され第一回発表が1984年発行の「ブラジル日系文学15号」誌上、その後35年間継続されてきている。 そして2015年には創刊50周年を記念して、この間の受賞作品を集めた『武本文学賞受賞作品 ...
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大耳小耳
豚骨ラーメン店『博多一幸舎』が1月5日、サンパウロ市トマス・ゴンザガ街に本オープンした。豚骨ラーメン専門店の当地への進出は初。早速、本紙のラーメン好き6人が店舗に向かうと、綺麗な内装と漂う豚骨独特の香り。本格的な味に全員が高評価。本場・福岡の出身者も「ブラジルでここまで上手い豚骨ラーメンを食べられるとは!」と感嘆の声をあげた。 ...
続きを読む »Asflora=エコ・クリスマス開催=約220人でナタルをお祝い
アマゾン森林友の協会(Asflora、佐藤卓司会長)が、恒例のナタル行事「エコ・クリスマス」を先月22日に開催した。開催地のパラー州サンタ・バルバラ市のエスペジット・リベイロ入植地には、大人と子供併せて約220人が集まり、植樹を行った後ナタルを祝った。 午前8時に集合後、ゴミを散らかす酔っ払いに注意する自然の母の環境教育も含 ...
続きを読む »『抵抗と創造の森アマゾン』=民衆運動を新たな開発政策の糸口に
『抵抗と創造の森アマゾン 持続的な開発と民衆の運動』(小池洋一、田村梨花共編、現代企画室)が、昨年11月に日本で刊行された。 本書は、アマゾン熱帯雨林で進行する深刻な森林破壊の現実と、それに抵抗し、社会経済の新たな在り方を展望し創造的活動を展開する民衆の動きに焦点を当て、消費主義に替わり得る持続的開発の在り方を展望した労作だ ...
続きを読む »外務省・草の根資金協力=8万ドルをトメアスー日学校へ
【パラー州ベレン発】トメアスー文化農業振興協会は、昨年12月21日、外務省の「草の根・人間の安全無償資金協力」における署名式を行い、在ベレン日本国領事の濱田圭司事務所長とトメアスー文化農業振興会の乙幡アルベルト敬一会長が署名した。 日本政府による「平成29年度対ブラジル国草の根・人間の安全保障無償金協力」は、トメアスー文化農 ...
続きを読む »どんな移民110周年になるの?=菊地実行委員長に直撃インタビュー
新年の目玉は、なんといっても日本移民110周年。1月7日に開会式が行なわれる割に、どんな記念事業が進んでいて、肝心の6月、7月にどんな記念イベントが行なわれるのか、実はよく分かっていない。そこで年末に菊地義治110周年実行委員長に時間を都合してもらい、本紙編集長と110周年担当記者がズバッと現状を聞いた。 【深沢】新年の一年間 ...
続きを読む »どこから来たの=大門千夏=(14)
小さい時から私は発掘品が好きで、若いころは考古学者になろうとしたことがあったが、ある時、発掘現場で多くの学生が、炎天下にしゃがみ込んでハケを一本もって土を払いのけている作業を見て、即、その気を失くしてしまった。 ――考古学者になるよりコレクターになったほうが楽だわい、と気楽な道を選んだから努力の結晶 で得た発掘品は一つもなく、 ...
続きを読む »どこから来たの=大門千夏=(13)
いつだったかバンコックの街で、切った街路樹の枝を、象が軽々と鼻で束ねてくるくると巻きあげ、上手に背中に乗せ、次々と積みあげている光景を見たことがある。瞬くうちに積み終えると何処かにゆったりのっそりと遠のいていった。 あの象一頭の方がずっと早く正確で、木と機械より、木と象のほうが人間の生活にぴったり調和しているのを見て、なぜか ...
続きを読む »《ブラジル》ラヴァ・ジャットの余波ペルーに=野党が大統領の罷免請求提出
ブラジルの建設大手オデブレヒト社が、汚職摘発のラヴァ・ジャット作戦関連捜査のために隣国のペルーに送付した資料から、同国のペドロ・パブロ・クチンスキー大統領が所有するコンサルタント会社ウエストフィールド・カピタル(WC)社に同社が78万2千ドルを支払った事などが明らかになり、野党側が同大統領罷免を要請する騒ぎが起きている。 オ ...
続きを読む »《ブラジル》法定アマゾン=森林伐採で漁獲量も減少=影響は少雨、干ばつ以外にも
法定アマゾンの森林伐採と牧場増加が、雨量減少や長期間の干ばつ、水系崩壊などを招いている事は以前から言われていたが、ブラジル人科学者らが米国で行った研究により、森林伐採が魚の生産性などにも影響している事が判明したと14日付現地紙が報じた。 バージニア工科大学天然資源環境学部のレアンドロ・カステロ教授らが発表したのは、1500カ ...
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