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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(19)=雨晴れて緑滴るアマゾンの広野に架る虹のさやけし

川染正春さん

 やはり国道開通で、町の産業構造が根本的に変わった。クイアバまで自家用車で2日間(バスで24時間)、そこからサンパウロ市までバスで16時間。急げば3日以内に行き来できるようになった。  だが、門脇道雄さんは単に養鶏を撤退しただけでなく、その状況を逆手にとった。「保冷倉庫を作り、冷凍ブロイラーの仲買いをやり、ネスレ社とヨーグルト製 ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(18)=郷愁で胸が張り裂けそう

門脇敏子さん

 ポルト・ヴェーリョのトレゼ・デ・セテンブロ移住地では、家長の妻が2人しか生存していない。その一人、門脇敏子さん(90、山形県山形市)にも話を聞いた。  のっけから「主人がブラジルに行くと言い出した時、私は反対した。町の生活が好きだったのよ。戦争中も山形市は空襲がなく、食べ物こそ不足したけど、割と恵まれた生活だった。両親に『神戸 ...

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特別寄稿=ブラジル政界に大激震!=容疑者リストに大物ずらり=ラヴァ・ジャットでピカピカに?=サンパウロ市在住  駒形 秀雄

図表

 カーニバルの空騒ぎも済んで、さあ、これでまともな市民生活が始まるかと思っていたら、先週末ブラジル政界の主要幹部を網羅する汚職容疑者のリストが公開されて、政界に激震が走りました。  この震源となったリストと云うのは、ブラジル土建業(ゼネコン)最大手オデブレヒト(ORDEBRECHT)社から、公共工事の受注がらみで巨額の賄賂を受け ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(10)=砂金掘り闊歩する無法地帯

現在でも違法浚渫が横行して問題になっているマデイラ川のガリンポ筏(フォーリャ紙2016年11月28日付電子版)

 地元の田辺俊介さん(69、鹿児島県)の指に、フリーメイソンの紋章が入った太い金の指輪があるのに気付いて、由来を尋ねた。  「ボクもメイソンに入っているんですよ。しかもこの指輪は、僕がガリンポ(砂金掘り)をしていた時代にとったもので彫金した。80年から84年頃までガリンポをして計20キロはとった」と何げなく言う。実に多彩な経歴を ...

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《ブラジル》Eコマースのアマゾンがマーケットプレイスを発表=本の出品者と購入者を仲介

 世界的な電子商取引企業、アマゾンのブラジル法人が、12日から小規模書店や個人が、新品、中古本を問わずに販売できるシステム、マーケットプレイスを開始したと、12日付現地紙が報じた。  ブラジル・アマゾンでの本の購入はアマゾンからの購入に限られてきたが、マーケットプレイスは、出品したい個人や小規模店と購入者を仲介する役割として機能 ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(8)=枕木一本に一死体、死の鉄道

 ポルト・ヴェーリョ地方紙「ジェンチ・デ・オピニオン」電子版、07年10月12日付に《カンデラリア、忘れられた英雄たちの墓場》との見出しの記事を見つけた。  いわく《セントロから2キロにある神聖な歴史を持つカンデラリア墓地は、ほぼ一世紀の時流れの中で忘れられ、失われ、なかば雑木林に埋もれているが、彼はまだそこにいる。すべての大陸 ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(7)=笠戸丸の頃から日本人がいた町

 サントアントニオ発電所のガイド、マウロさんから「ここには昔から滝があったから、その地形をいかしてダムを作った。滝があったから、昔はここより上には船が上がれなかった。だから、ここから8キロ下流を起点にしてマデイラ・マモレ鉄道(Estrada de Ferro Madeira-Mamore)を作って、滝を陸路で迂回してボリビアまで ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(6)=巨大なサントアントニオ発電所

故郷巡り一行

 3月17日午後、サントアントニオ(SA)発電所を見学した。その際、ガイドのマウロ・バスコンセーロさんは「ここがアマゾンで最初のダム。4500万人分の電力、3568メガワッツの発電能力がある。タービンは50本あり、うち6本分の電力はロンドニア州とアクレ州で使用しているが、残りの44本分は国全体の電力システムに供給している」と説明 ...

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《ブラジル》オダギリジョー主演で『革命の侍』映画化

フレディの孫、前村エクトルさん

 キューバ革命の英雄チェ・ゲバラの戦友としてボリビア山中で政府軍と戦って亡くなった唯一の日系人、前村フレディ(ボリビア二世、1941―67)の話を2012年2月に連載『ゲバラと共に戦った前村=ブラジル親族と再会したボリビア子孫』として紹介した▼フレディの姉マリーさんとその息子エクトルさん(48)が、人物伝『El Samurai ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(5)=死んだ母の胸元で泣く赤子

日本人墓地に向かって慰霊ミサをする様子

 二日目の3月18日朝、南緯9度、ほぼ赤道直下らしいジリジリと焼けるような日差しになった。慰霊法要をするため、一行はバスで移住地の墓地へ向かった。  幹線道路から移住地の道にはいると、すぐに泥道に。田辺さんに聞くと「今は雨期の真っ最中。大雨降ったらこんなバスは入れないよ」とのこと。今でこれなら、63年前はさぞや酷かったに違いない ...

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