サンパウロ 広田 ユキ 四月馬鹿不老長寿てふ薬飲む【「四月馬鹿」は元々欧米の習慣で、四月一日の午前中に軽い嘘をついて人を騙しても許されると言うこと、又騙された人を言う。しかしその風習も最近は余り聞かないようになった。 この句の様に、私共後期高齢者になると子供たちにあれこれと薬を飲まされる。やれビタミン剤、 ...
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寄稿=医者いらず、薬屋いらずの薬木=〃銀の弾丸〃モリンガとは=元日本国際開発機構(JAIDO)中南米担当専門家=モジ・ダス・クルゼス在住 野澤 弘司
この寄稿の発端は小生が2005年に中米ニカラグアで体験したモリンガの健康食材や薬用効果、そして有機農業の緑肥としての稀に見る天啓の効果の虜になり、パラグアイに携行した一束のモリンガの苗が、今では日系人を始め、パラグアイ各地でマテ茶とともに愛飲され、健康の維持増進に多大な恩恵をもたらしている事だ。また5年前に旧JATAKの農業技 ...
続きを読む »勅使河原和風会=ブラジル初の二世講師が誕生=アマゾンで生け花の普及=意気込む片山アンジェリカさん
【パラー州ベレン発】アマゾンらしい極彩色(ごくさいしき)の美しい生け花が発展しそうだ――華道・勅使河原和風会パラー州支部に、この程、初の二世講師が誕生した。昨年末、同会講師の資格試験に挑戦し見事合格を果たした片山アンジェリカ優子さん(35、雅号「峰郷=ほうきょう」)だ。高齢の習い手が多い中、期待の若手でもある片山さんは、「先生 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(836)=星野瞳 選
アリアンサ 新津 稚鴎 白き月見上げ大うねり甘蔗畑マラジョウでニグラとカシンボ踊りもし白蘭の生命の限り匂ふなりこぼれ種子まで生え蕎麦の花盛り寄りそいて鶏頭二本枯れて行く 【正岡子規の写生俳句にたてこもった作者は御齢白寿に達しられた。益々元気だ。】 北海道・旭川市 両瀬 辰江 春の色巷に満 ...
続きを読む »第25回 日本企業のブラジル撤退はブラジルのせいか? ③
日本企業のブラジル撤退の原因としてこれまで、①進出前の調査不足、戦略面も含めたフィージビリティスタディの欠如、②グローバル化に対応していない人事制度を前二回で挙げた。まるで、自分が背負えるだけの食糧などをカバンに入れ、現地のガイドを雇わず、GPSと地図とガイド本だけでアマゾンの奥地へ分け入り、熱帯雨林に体も気持ちも慣れて、目的 ...
続きを読む »3・11特別企画=原発事故をきっかけにゴイアス移住した日本人=西牟田靖=(下)=施設手前で線量計「ピー」=未来の福島、今のゴイアニア
原発事故によってブラジルに移住した一條・ルシアノ夫妻。彼らとともに車で、1987年9月~10月にかけて起こった被ばく事故現場へと向かった。 まず訪れたのは、廃棄物が保管されている施設である。ここはゴイアニア中心部から西に約30キロのところに位置している。有刺鉄線の向こうには、古墳のような土の盛り上がった場所が見える。ここの地下 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(834)=星野瞳 選
セーラドスクリスタイス 桶口玄海児 マリタカの一群茘枝の畑に来る 若い者に足らぬおやつや畑日永 マンガ樹にマリタカの群今日も来し 西瓜切る九人の子供皆育ち 雨降らす木のある村に喜雨至る 北海道・旭川市 両瀬 辰江 温かや鍋焼うどん麺太し 雪の夜夢の中にて夫無口 日脚伸ぶ心ひろがる思ひして 雪の朝仕 ...
続きを読む »■訃報■Y・Yamada創立者 山田純一郎
アマゾン地方最大のスーパー網Y・Yamadaを父義雄と共に築いた山田純一郎さんが3日午前6時半、サンパウロ市のシリオ・リバネース病院で糖尿病を悪化させなくなった。享年89。 4日午後4時半からパラー州アナニンデウア市のカペラ・レカント・ダ・サウダーデ・モイアで通夜、5日朝、同墓地で葬儀が行なわれた。初七日や四十九日は6日午後5 ...
続きを読む »法定アマゾンの伐採進む=昨年同月比で282%増加=59%が測定不能な中でも
非政府団体(NGO)のアマゾン人間・環境院(Imazon)が21日、2月の法定アマゾンの森林伐採面積は42平方キロで、昨年同月比で282%増えたと報告したと同日付伯字紙サイトが報じた。 法定アマゾンは9州500万平方キロに及び、同地域での森林伐採は生態系の保護や気候変動への影響、酸素放出量の減少という意味でも、世界中の注目を浴 ...
続きを読む »パナマを越えて=本間剛夫=47
ブラジルに帰れないことが確実になると、腰を据えて日本での生活を考えなくてはならない。日本で中学も出ていない者の就職がどんなものであるか私には想像できた。就職を選ばなければ、どの軍需産業も労力を求めていたから、生きてゆく道は開かれている。 しかし、それは最後の手段だ。兄の経営する病院の受付、薬剤室の手伝いでもいいではないか。そん ...
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