ジョーゴ委員長は「日本人を残酷に扱ったことは、ブラジル人にとって語ることを憚られる歴史でもある」とのべ、戦後の勝ち負け抗争時にDOPSで不当に日本移民を拷問し、日の丸を踏まなかっただけの人までアンシェッタ島に送り込んだことを、ブラジル政府側の一機関としてツッパン公聴会で謝罪した。 昨年10月にサンパウロ州議会で行われた第1回公 ...
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連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(174)=完結
それから三年後、ローランジアで黒澤和尚から厳しい密教の指南を受け、印可状(認可証書)を授かった中嶋和尚は、サンパウロの東洋街の東の端に小さな『聖真寺』(架空)を創建、新しい宗派『聖宗』(架空)を開いた。 『ポルケ・シン』食堂を逃げ出し、修行に出た『聖観音』は、誤ってサンパウロ市の北を流れるチエテ河に落ち、漂流しているところをサ ...
続きを読む »先住民保護区制定進まず=怒ったインディオ「戦争だ」=4日間の運動も実結ばず
【既報関連】軍警が弓矢で攻撃されるに至った27日のブラジリアでの抗議行動の後、29日に行われた先住民リーダーらとジョゼ・エドアルド・カルドーゾ法相、FUNAI(国立インディオ保護団体)のマリア・アウグスタ理事長との話し合いは2時間以上に及んだが、保護区制定の問題に関しては結局何も決まらずに終わった。30日付エスタード紙などが報 ...
続きを読む »連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(167)
『天眼通』の像に写る過去のジャングルの中にいるブラジル日系野戦羅衆団の先鋭隊の下にたくましくなったインディオ羅衆団が次々と現れると状況が一変、悪霊達は、武仏となったインディオ羅衆に追われ逃げまどった。悪霊に惑わされ。迷って中立を守る羅衆達はブラジル日系野戦羅衆達に説得され投降し始めた。しかし、それにも増して悪霊達も増えていた。 ...
続きを読む »連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(166)
古川記者が、「ジョージも一緒に呼び戻して羅衆に・・・」「ジョージさんは過去にはいなかった方ですのでこれ以上活躍出来ません」「役に立たないのであれば呼び戻しましょう」「村山羅衆や小川羅衆もついでに現在に呼び戻します」 古川記者が心配顔で、「中嶋さん、インディオ達は仏教に帰依しますか?」「ブラジリアの空港でたくましいインディオ達を ...
続きを読む »連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(165)
「私の力不足です」 中嶋和尚は生き仏になろうと決心した、その時、精霊の群れが二つに分かれ、その間から、成仏を断ったあの霊獣化していたトメアスの先駆者達が、上半身裸のリーダーを先頭に現れた。《中嶋和尚! 我々を直ぐ成仏させ戦いに参加させて下さい。霊獣化した我々は一人で成仏出来ないのだ。助けてくれ、お願いだ》 考えた中嶋和尚が、「そ ...
続きを読む »連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(164)
《(お前は俺で、俺はお前だ)》ジョージはアレマンの身体に飛び移った。 アレマンはそれと同時に転び、打った頭を摩りながら起き上がった。大きなアレマンの身体に慣れないジョージは滑稽な動きになった。『サイズが合わない身体にジョージさんが困っています。小川羅衆、仮の身体に加わって ジョージさんを助けて下さい』《お安いごようです。ジョージ ...
続きを読む »連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(153)
「三年前に不思議な経験をした。それで、可能ではないかと・・・」「ジョージさん、その経験とは?」「死んだ女が、中嶋さんよりも無謀で、俺よりも滅茶苦茶な男、オオハシと云う日本人をブラジルへ呼び寄せたんだ」「死んだ女が日本人をブラジルまで呼び寄せたのですか?」《だから、最初にあっしと出会った時、ジョージはちっとも驚かねーで、あっしの方 ...
続きを読む »W杯=チケット5万枚を無料配布=公立学校生徒とインディオ部族に
FIFA(国際サッカー連盟)が、6月12日に開幕するW杯の5万枚のチケットを、開催12都市の公立学校生徒やインディオの部族の人々に無料で配布すると発表した。政府の教育改革プロジェクト「マイス・エドゥカソン(もっと教育を)」に参画している学校の生徒4万8千人、国立インディオ保護財団(Funai)に関係するインディオの部族のコミュ ...
続きを読む »黒人差別とブラジルサッカー
スペインのバルセロナ所属の混血ブラジル人選手ダニエル・アルヴェスが、相手応援団が黒人差別の意味で投げたバナナを、「拾って食べる」という形で反対表明したことが話題を呼んだ。良い意味での「ブラジル人らしさ」が出た行為であり、有名賛同者が続々と出ている▼思えば、ブラジルでサッカーは1930年代から多人種や地域統合の要として重要な役割を ...
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