2005年11月12日(土) バイーア州南部に位置するウナ移住地。日本への出稼ぎなどの影響で過疎化が進み、活動が停滞していた日本人会で日本語教室が十五年ぶりに再開された。「日本人の心を一つにしてもう一度盛り上げたい」――。同会会長の移住地活性化にかける思いは強い。隣のイリェウス市にも日本語・日本文化講座の話を持ちかけ、九日には ...
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移民のふるさと巡り=南バイーアの移住地へ=連載(終)=大きな思い出を胸に=サルヴァドールで最終日
2005年10月20日(木) 残っていた雨雲もすべて去り、真っ青な空がバイーアに戻った。どこにいても逃げ隠れできないほど強い日差しが照り付けている。しかし今日は旅の最終日、十月三日。 サルヴァドールには第十六回のふるさと巡りでも来ており、歴史地区も観光していることから、メルカド・モデーロ(大きな土産屋)で買い物をするグループ ...
続きを読む »移民のふるさと巡り=南バイーアの移住地へ=連載(6)=手作りの祭壇に合掌=タペロア=日本人会で無常実感
2005年10月19日(水) 「あと二十年はどうにかなると思います」。張りのある声、しゃんと伸びた腰、危なげない歩み、原稿を眼鏡なしですらすらと読み上げる視力、そして周りを驚かせる食欲。「あと二十年は」というのも納得の西本伍一さん(山口)は九十六歳。 戦後第一回の移住で、一九五三年にウナに入植した。 西本さんはそれまでに、 ...
続きを読む »移民のふるさと巡り=南バイーアの移住地へ=連載(5)=この日を待っていた=ウナ移住地=一行に元気もらう
2005年10月18日(火) 旅も後半にさしかかり、ようやく快晴を迎えた土曜日、イリェウスから南へ六十三キロ離れたウナの移住地へ向かった。 ウナはポルト・セグーロから二百キロ、サルヴァドールから五百二十キロの海岸沿いにある、人口三万の小さな市。天然ゴム、カカオ、ピメンタ栽培が主な産業だ。 一九五三年十月、この地に三十八家族 ...
続きを読む »移民のふるさと巡り=南バイーアの移住地へ=連載(1)=顔見知り多い参加者=まず日本料理で準備運動
2005年10月11日(火) ブラジル「発見」の地、ポルト・セグーロから南バイーアの三つの移住地、テイシェイラ・デ・フレイタス、ウナ、タペロアをまわった、県連の第二十二回移民のふるさと巡り。五十二人の参加者はブラジル幕開けの史跡を訪ねると共に、それぞれの移住地で先没者の魂を慰め、遠き仲間とひと時の交流を持った。一行はパワーに溢 ...
続きを読む »「ザ・ブーム」=宮沢和史さん意欲見せる=100周年祭典を前に=日系社会と交流したい=10月サンパウロ市、ロンドリーナ公演決まる=「島唄」新バージョンも
2005年8月18日(木) 〇八年の百周年を前に日系社会と交流したい――。日本のロックバンド「ザ・ブーム」のリーダー、宮沢和史さんが今年十月、サンパウロ、ロンドリーナでライブを行う。昨年のサンパウロ市公演では七百席が完売、他ミュージシャンとの共演も反響を呼んだ。「今回は単独ライブなので、長く出来ると思う。ぜひ、みなさんに来ても ...
続きを読む »成人女性の4割は独身=高学歴、高所得、都市生活者に多く
6月11日(土) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙十日】都会に住み、年齢、教育、所得が高くなるほど、ブラジル人女性は独身でいる傾向が強い―。ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団(FGV)が九日に発表したデータで、こうした結果が明らかとなった。 二十歳以上の女性の中で、独身女性が占める割合は一九七〇年の三 ...
続きを読む »もっと理解深めたい=甲南女子大生3人が来伯
2月24日(木) 甲南女子大学(神戸市灘区)の学生三人が二十日、来伯した。サンベルナルド・ド・カンポ市のアルモニア教育センターでポ語を集中的に学ぶほか、同市のファヴェーラや、リオ、サルヴァドール、イグアスーなどを巡り、ブラジルについての理解を深める。 澤田佳子さん(19)は一年生で鳥取県の出身、越智晴香さん(20)と橋本千 ...
続きを読む »『島唄』の宮沢さん来伯=100周年はカイピリーニャで祝杯=8月8日にSESCで公演
7月30日(金) 「二〇〇八年を記念してテーマソングを作れと言われたら、何が何でも作ります!」。日本の有名ロックバンド「ザ・ブーム」のリーダー、宮沢和史さんの記者会見が二十九日、ブラジル日本文化協会で行なわれた。百五十万枚を売り上げた大ヒット曲『島唄』を引っさげて、八月八日にブラジル三回目のライブ・コンサートを開くために来聖 ...
続きを読む »所得格差拡大の一方=大都市の多くは停滞=豊かなサンタ・カタリーナ州=グローバル化のつめ跡
10月4日(土) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三日】応用経済調査院(IPEA)は二日、過去十年における文化水準指数(IDH)を発表し、貧困層は減少したものの所得格差が拡大したことを明らかにした。ブラジルの三分の二の都市では貧富の格差が広がり、九九・九%の都市は生活水準がやや向上した。所得の偏重で教育の機会は、さらに不均等とな ...
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