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サンパウロ日伯援護協会 関連記事

日本移民と感染症との戦い=世界最大の日本人無医村で(19・終り)=今こそ振り返る価値ある同仁会

細江静男医師(『細江静男先生とその遺業』より)

 細江静男著『ブラジルの農村病』には、十二指腸虫病の原因となる寄生虫の一種ネカトール・アメリカーノについて、次のような歴史的に興味深い記述もある。  大航海時代に連れて来られた黒人奴隷と共に、アメリカ大陸に持ち込まれた病気の一つが、寄生虫の一種ネカトール・アメリカーノで、「アメリカ大陸人を殺す」という意味があるという。  《この ...

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日本移民と感染症との戦い=世界最大の日本人無医村で(14)=「在伯邦人の衛生戦線異状あり」

戦後に救済会で世話した肺病患者の数を示した表(救済会所蔵)

 WHOの報告書によると、伝染病の代表格である「結核」は過去の病気ではない。今でも世界の10大死因の一つになっており、事実、2017年には世界全体で1千万人が罹患し、130万人が結核で死亡している。日本移民も戦前から結核には苦しめられてきた。  《一九三四年頃より、著るしく同仁会の苦悩を増したのは肺結核患者の出聖激増であった。従 ...

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「長いようで短かった」=野口総領事オンライン送別会=1400人が別れ惜しむ

送別会の最後、乾杯を行う様子

 7月末で帰朝する野口泰在サンパウロ総領事の送別会が日系33団体の共催により7月14日(火)18時から文協ユーチューブから中継する形で開催され、1400人以上が視聴した。ブラジル日本文化福祉協会(文協)、サンパウロ日伯援護協会(援協)、ブラジル日本都道府県人会連合会(県連)、ブラジル日本商工会議所(商議所)、日伯文化連盟(アリア ...

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足立援協事務局長が4月退職=8年間日本と援協つなぐ=「日系社会に心から感謝」

昨年のブラジル紅白歌合戦で行われた援協創立60年記念企画(前列左から妻・足立弘子さん、足立操援協事務局長、菊地義治評議員会会長、与儀上原昭雄会長)

 「コロナ禍により3月中旬から自宅待機の指示が出て、そのまま4月に定年退職という運びになり、ご挨拶が遅れてしまい申し訳ございません。在職中にお世話になった日系社会各種団体や個人の皆様にこの場を借りて心から御礼と感謝を申し上げたいと思います」――サンパウロ日伯援護協会の足立操氏(島根県、70)は、2011年2月に事務局長補佐として ...

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日本移民の日=第112回先没者法要式しめやかに=コロナ禍犠牲者も共に弔う=初のオンライン動画形式で

法要の様子

 6月18日午前10時から、ブラジル日本移民112周年を記念した追悼仏式法要の動画が公開された。ブラジル日本文化福祉協会とブラジル日本都道府県人会連合会、ブラジル仏教連合会が主催。第1回契約移民を乗せた笠戸丸がサントス港に到着した1908年6月18日を記念して毎年開催されているが、コロナ禍で集まれないために初めてオンライン法要に ...

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日伯友好病院=「今も集中治療室の占有率高い」=2月からコロナ患者対策開始=専用階設置で院内感染対策万全

日伯友好病院の全景(提供写真)

 サンパウロ日伯援護協会(与儀昭雄会長)が経営する日伯友好病院(サンパウロ市ヴィラ・マリア区所在)は、3月31日には集中治療室が満床になったと発表されていた。ではその後はどのような状況になっているのか。前園マルセリーノ日伯援護協会事務次長を通して、11日に同病院広報担当者に取材を行った。  広報担当者は、「集中治療室の占有率が1 ...

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特別寄稿=新型コロナ騒動とアマゾン移民史=往時のマラリア禍の心情を今に懐う=パラー州ベレン市在住 堤剛太

 現在、パラー州では外出自粛処置が取られすでに3カか月目に入っている。私の住むベレン市では、病院施設がすでにパンク状態と発表され、4月下旬からはマスク無しでの外出は禁止になりまた。4月27日からは罰金を伴う営業活動の停止処置も取られ、5月7日からはベレン市を含めた10市でロックダウン(都市封鎖)が宣言された。  集団感染の発生を ...

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コロナ禍で危機迎えた福祉団体=資金捻出イベント続々中止=こどものその、希望の家、憩の園

 ブラジル全土の活動や経済を停滞させ終焉が見えない新型コロナウイルスの猛威。常日頃から資金不足に悩んできた福祉団体にとって、このパンデミックの中をいかに生き残るかが課題になっている。ポルトガル語姉妹紙「Nippak」21日付によれば、社会福祉法人「こどものその」(小田セルジオ会長)はその支援イベント開催を2日前に中止を余儀なくさ ...

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■訃報■サンパウロ日伯援護協会元事務局長 山下忠男さん

 サンパウロ日伯援護協会の元事務局長、山下忠男さんが19日、日伯友好病院で亡くなった。2年前から癌を患い闘病生活を送っていた。享年86。コロナウイルスの自粛要請が出ているため、葬儀は親族だけで20日に執り行われた。  山下さんは1934年2月7日、京都府生まれ。京都府立命館高校を中退。1953年8月に渡伯。1953年から65年ま ...

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本門佛立宗中央寺院が寄付=援協に手作り布マスク1千枚余り

 4月16日、本門佛立宗中央寺院日教寺(住職高崎 扇忠)からサンパウロ日伯援護協会に、手作り布マスク1195枚と約70リットルの消毒用アルコールが寄付された。  中央寺院の吉川妙養師、信者で援護協会評議員会長の菊池義治とその娘カシア福祉士、その息子5人が援協に訪れ、新型コロナウイルスの感染予防に役立ててほしいとして、医療従事者へ ...

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