2006年4月27日(木) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十六日】ユネスコ(国連教育科学文化機関)が二十五日に発表したデータで、ブラジルの初等教育機関における留年率(一年から四年生)が二一%と、世界のワーストランクで一六位に入ったことが判明した。 ユネスコは二〇〇二年の調査結果に基づき、留年率が一〇%を超える四十五カ国をリ ...
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米市場から敗走するブラジル=中国製品相手に=構造改革と長期戦略立案を=低賃金で競ってはダメ
2006年4月26日(水) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十六日】米州開発銀行(IDB)に出向したマウリッシオ・メスキッタ財務理事は十五日、国際市場をグローバルに観察した場合、ブラジル産業は中国の標的とされ、敗走していると警告した。それはブラジルが九〇年代、市場開放し輸入品に対抗するため産業の構造改革を行ったのと同じ位のインパ ...
続きを読む »あとは大統領の決断=デジタルTV=独自の日伯方式開発か=小泉首相ガッチリ手を組む
2006年4月14日(金) 【既報関連】デジタルTV方式選定に関して、アモリン外相ら三閣僚が訪日して小泉純一郎首相らと十二日に会談した件で、日伯外相は翌十三日に「地上デジタル放送に関する日本の協力を盛り込んだ覚書に調印した」と時事通信は報じた。日本方式を採用した場合、政府は技術移転や人材育成などの協力をする。 エスタード紙は ...
続きを読む »デジタルTV日本方式=決定まであと一歩か=半導体工場に拘るブラジル=激しい欧州勢の巻き返し
2006年4月13日(木) 【既報関連】日本からの報道によれば、小泉純一郎首相は十二日午後四時から同二十五分まで、首相官邸の特別応接室でブラジルのアモリン外相ら三閣僚とデジタル放送の規格選定について意見交換し、国を挙げて取り組む姿勢を明らかにした。欧州勢からの激しい巻き返しが起きているが、日本方式で大筋は決定との伯字紙報道も出 ...
続きを読む »BRICSはCIRBS=竜、象、熊に追い抜かれた猿
2006年4月12日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三月九日】ブラジルとロシア、インド、中国は、頭文字を取ってBRICSの鯨と呼ばれていた。先頭のブラジルが過去二十年、経済成長率でBRICSのしんがりばかりを走っているので、RICSとかCIRBSと呼ばれていると、マセード教授(USP)が苦言を呈した。 ブラジルは過去二 ...
続きを読む »家具の町で異変起きる=中国製品の占領も時間の問題
2006年4月12日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三月二十七日】家具輸出が盛んなサンタ・カタリーナ州サンベント・ド・スル市は、四個生産する毎に一個を欧米へ輸出していたが、五カ月前に異変が起きた。従来一〇〇%国産であった家具が、現在は金具を中国から、合板を亜国から、塗料をチリから輸入している。 欧米市場に中国製やベトナ ...
続きを読む »南米に2大市場誕生?=個別に自由貿易協定結ぶ米国
2006年4月5日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三月五日】二年間にわたる交渉の挙句座礁した米州自由貿易圏(FTAA)構想は、米政権の意向にことごとく逆らうベネズエラのチャベス政権をブラジルが積極的に迎え入れたことで、思惑外の方向へ進み出したようだ。米政府は米州諸国と個別外交を始めた。 米政府は反抗的な国々に課徴金制度 ...
続きを読む »払う価値は一体どこに?=税金GDP比38・9%=先進国の平均をも上回る
2006年4月4日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】ブラジルが世界の先進国と堂々と肩を並べて一歩もひけをとらないものがある。税金の高課税率だ。 国際通貨基金(IMF)とカンピーナス大学(UNICAMP)のエコノミストらの発表によると、昨年にブラジル国民が支払った税金は七五四四億レアルに達した。これは国内総生産(GD ...
続きを読む »アマゾン探検記――一戦後移民の体験――連載(8)=オンサが近づいて殺気=寝撃ちの姿勢で撃鉄起こす
2006年4月1日(土) とにかくのどが乾いている。水を飲もうとイガラッペーに下りる。水は流れが止まっている。澄んでいるのに魚影がない。水辺の浅いところにオタマジャクシがウジャウジャいる。 少し変だなと思う。たいてい川の流れが止まったところには、逃げ遅れた魚などが集まっていて、バシャバシャ、ボチャンとやっている。それがしーん ...
続きを読む »セーラサンパウロ市長が辞任=サンパウロ州知事選出馬へ=新市長はカサビ副市長=心残りは中途辞任否定の公約
2006年4月1日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】セーラサンパウロ市長は三十一日にも、サンパウロ州知事選に立候補するためサンパウロ市庁の課長らを招き、人事異動と辞任を表明する見通しとなった。同市長は知事選出馬に至った経緯を説明し、サンパウロ市議会へ辞職願を提出する。後任は、ジウベルト・カサビ副市長(自由前線党= ...
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