ニッケイ新聞 2007年9月11日付け デカセギ日系子弟がブラジル柔道代表に――。近くリオで開幕する世界柔道選手権大会に、日本で青春時代を過ごした日系人女子選手が挑戦する。六十三キロ以下級のダニエラ百合中沢バルボーザさん(三世、レジストロ出身)、二十三歳。「だれと試合しても怖がらないで一生懸命やるだけ」。〃母国ブラジル〃の代表 ...
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愛媛県人の100年を記録=『愛媛新聞』が取材に=県人会の記念誌編集も手伝う=棚に飾る歴史書でなく読まれるものを
ニッケイ新聞 2007年9月7日付け 愛媛県人の百年を記録に残す――。愛媛新聞報道局社会部の高橋士朗副部長(42)が四日、県人移民を取材し、同新聞紙上で連載を行うため、約一ヵ月間の滞在で来伯した。愛媛県人会(藤原利貞会長)では笠戸丸で来伯した県人もいることから、来年の日本移民百周年に合わせて「県人百周年記念誌」を編集する準備を ...
続きを読む »移民化するデカセギたち=根を張る在日ブラジル人社会=連載《最終回》=在伯日本移民史は教科書=今度は日本が受入れの番
ニッケイ新聞 2007年9月6日付け 国連の推計では〇五年、世界には一億九〇〇〇万人の移民がいる。これは地球上の三%、三三人に一人に相当する。全体の五分の三が先進国への移住であり、デカセギはその一部と考えられる。国連開発計画(UNDP)の『人間報告書2004』によれば、トロントやロサンゼルス、ロンドンなどの都市は人口の四分の一 ...
続きを読む »MT連邦大学=通信教育で教員資格=在日ブ人学校教員らに
ニッケイ新聞 2007年9月6日付け 日本のブラジル人学校で教える教師陣を対象に、正式なブラジル教員資格を得られる大学レベルの通信教育が来年から始まる。 現在、約六百人いるブラジル人教師の大半は本国での教員資格を持っておらず、問題視されることの多いデカセギ子弟の教育水準を向上させるため、百周年を機に特別に資格を貸与することに ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2007年9月6日付け ブラジル・デカセギ協会(本部クリチーバ)が協力して、セブラエがデカセギ起業家プロジェクトを進めており、四年間で帰伯デカセギ一万人にビジネスを勉強してもらい、そこから一千人の起業家を育てる計画を進めている。今回は教育省がデカセギ子弟の教育問題解決に本格的に乗り出した。デカセギ問題の解決に関し ...
続きを読む »移民化するデカセギたち=根を張る在日ブラジル人社会=連載《第6回》=芽生えてきた独自文化=微妙な在日感覚を芸術に
2007年9月5日付け 「最近は在日ブラジル人一世と自己紹介しています」と講演して聴衆を驚かせたのは、武蔵大学専任講師のアンジェロ・イシさんだ。サンパウロ市出身の日系三世だが、日本に移住したとの認識を明示的に表現して「在日一世」を名乗っている。 「日本のマスコミは九〇年代以来、在日外国人の否定的な側面ばかりを取り上げてきた」 ...
続きを読む »シャーガス病=留意しよう=30~60歳代心臓気になる人=以前サシガメと接触した人=デカセギにも潜在的感染者
2007年9月4日付け 三十~六十代で心臓が気になる人は要注意――。長期間の慢性期間をへて、突然、心臓疾患や歩行困難、消化器系の疾患などを発症し、死に至ることもある熱帯病、シャーガス病。蚊を媒体にするデング熱に比べて認知度がひくい病気で、吸血昆虫のサシガメ(バルベイロ)が媒体となって人体に感染する。デカセギ日系ブラジル人も潜在 ...
続きを読む »両国の類似事業取りまとめへ=百周年=サンパウロ州、市と百周年、領事館が会合
2007年9月4日付け サンパウロ州政府によるブラジル日本移民百周年記念事業の会合が八月三十一日午前十一時から、バンデイランテス宮で開かれ、観光、文化、教育局など州内各庁の関係者、サンパウロ市、在サンパウロ日本国総領事館、ブラジル日本移民百周年記念協会の関係者が出席した。 この会合は、各関係機関で準備が進められている百周年関 ...
続きを読む »移民化するデカセギたち=根を張る在日ブラジル人社会=連載《第5回》=大卒在学生は百人との説も=〝日本市民〟として活動
2007年9月1日付け 「大学に入ってから自分のアイデンティティを探し求めるようになりました」と講演したのは、今年の三月に中央大学総合政策学部を卒業したばかりの宮ケ迫ナンシー理沙さん(25、二世)だ。戦後移民である両親に連れられて九歳で訪日し、日本の公立校に通って大学進学を果たした。 父親が訪日したのはデカセギブームが始まっ ...
続きを読む »移民化するデカセギたち=根を張る在日ブラジル人社会=連載《第4回》=毎年4千人が日本で誕生=国際理解が教育現場の課題
2007年8月30日付け 「日本で毎年約四千人のブラジル人の出生が届けられている。この来日・長期滞在の傾向は衰えを見せていない」。毛利シスターが代表をするSABJAの監事、清水裕幸さんは『ブラジル特報』(〇四年九月号)にそう書いている。 愛知県名古屋市に今年四月、ブラジル人学校「コレジオ・ブラジル・ジャポン」を開校した教育者 ...
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