2006年10月21日付け 先月二十五日に在ブラジル大使館に着任した島内憲特命全権大使(60、東京)が十九日来社し、日系コロニアに向けあいさつ、百周年や日伯関係についての取材に答えた。なお、二十日には、在聖総領事館で記者会見を行った。21世紀協議会の提言実現に向け意欲を見せ、百周年に関しては、「全力を挙げて取り組んでいきたい」 ...
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県連「ふるさと巡り」=パラグアイ・アルゼンチン・ブラジル=3カ国走破=連載(6)=ポルト・アレグレ=南日伯援護協会と交流=「4人に1人がデカセギ」
2006年10月20日付け 「やっぱりブラジルがいいわ」――。パラグアイからアルゼンチンに入り、イエズス会の教化部落跡を見学した一行は、九月二十六日午後六時、南大河州のサンミゲル市に到着。ホテルでカフェを飲む一行には、ほっとした表情がみえる。「家に帰ってきた」といった感じだ。 翌日午前に日本二十六聖人の三人を祀るために建設さ ...
続きを読む »サン・セバスチョン=「日本文化」が珍しい町で日本祭り=七夕飾り、太鼓、餅、寿司=初めて、〃人集め〃ねらう=いい感じ、手応え
2006年10月14日付け サンパウロ州北部海岸地方のサン・セバスチョン市で、七夕を取り入れた日本祭り「第一回サン・セバスチョン祭り」が、六日から八日にかけて行われた。三日間での来場者数は約五千人。初めて太鼓を見たという多くの観客らは物珍しそうに餅や寿司の前に列を作り、静かな街に日本の伝統音楽が流れていた。「一回目にしてはいい ...
続きを読む »「デカセギ子女の言葉学習」=ISECが円卓討論会
2006年10月12日付け ISEC(文化教育連帯協会)は、二十二日、文協ビル貴賓室で「日本在住の幼少年を対象とした日本語とポルトガル語の学習」に関するメーザ・レドンダ(円卓討論)を行う。同日午前九時から「日本語学習について」、午後二時から「ポ語学習について」。 世話人の杉浦マルコス弘幸・構え学園教師、藤永カルロス英明・心理 ...
続きを読む »〃琉僑〃=日本との新しい関わり方=世界ウチナーンチュ大会が目指すもの《最終回》=還流する移民の物語=感動を共有する県系人
2006年10月10日付け 【沖縄発】「沖縄が豊かになったのは、海外の方々のご苦労があればこそです」。事務局次長、照喜名一さんは黒豚の例を出す。 「今、沖縄で豚と言えば白豚。その陰には、移民のみなさまの熱い志があったのです。そのような歴史を、一般県民は忘れてはいけない」。その想いを胸に、昨年から一年がかりで準備を進めてきた。 ...
続きを読む »◇コラム 樹海
統一選挙で日系人が四人も連邦下院議員に当選した。数からいえば、もっとも多かったころに匹敵する。日系人が百年経てブラジルに根を張った具体的な証拠として喜びたい▼コチア青年二世のワルテルさんは四十歳代の新顔。当選後のあいさつのなかで、「教育」「雇用」の問題解決に意欲をみせた。もちろん、ブラジル国内問題。偶然か、日本におけるデカセギ ...
続きを読む »〃琉僑〃=日本との新しい関わり方=世界ウチナーンチュ大会が目指すもの《第3回》=琉大に研究センター設立=移民のデータベース構築
2006年10月4日付け 【沖縄発】国立の琉球大学法文学部には、全国の大学でも珍しい「移民研究センター」がある。いろんな分野から移民への関心が向けられている証左だ。 〇三年六月に沖縄で日本移民学会が行われたのを契機に、森田孟進学長が同年一二月にこのセンターは創立した。初代センター長は石川友紀教授。社会学、文学、地理、英文、ス ...
続きを読む »■記者の眼■――――15年でデカセギ問題を解決する方法
2006年9月30日付け デカセギブームが始まって、今年で二十一年目。法務省の外国人受け入れを検討するチームの河野太郎主査(衆議)は「日系人受け入れは失敗だった」とし、「日系人優先を辞める」方向性まで出された。 ある意味、日本社会の右傾化や外国人排斥的な動きに沿って、そのスケープゴート(生けにえ)に日系人が選ばれたと言えるか ...
続きを読む »日系は『宝』か『失敗』か=海外日系人大会代表者会議=法務省改革案に反発の声=外国人就労政策の維持求める
2006年9月29日付け 【東京発=既報関連】第四十七回海外日系人大会の二日目、代表者会議が都内のJICA国際協力総合研修所で行われた。法務省による外国人受け入れ改革案で日系人優遇取り辞めの方向性が出されたことへの反発が表明されたほか、全力を挙げた日本語教育への取り組み、若い世代の日系社会への取り込みを進める点などが確認された ...
続きを読む »帰伯逃亡デカセギ問題=「代理処罰が現実的」=浜松=両国専門家が意見交わす
2006年9月28日付け 【静岡発】ブラジルとの犯罪人引き渡し協定に関する法律セミナーが二十四日夜、浜松市内のホテルで開催され、日伯両国側の法律専門家によって討議が行われた。難解な法律論議にも関わらず、遠く東京などからも約百四十人が参加。マスコミも十社以上取材し、この問題への関心の高さをうかがわせた。ブラジル側は「代理処罰が現 ...
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