ここ十年ほどで日系カトリック界の重鎮が次々になくなった。セ大教区から日系教会として認知されていたサンゴンサーロ教会も九カ月前にブラジル人主任司祭が赴任し、広く一般を対象にしたものに変わった。土居理一神父からその話を聞き、感慨深いものをおぼえた。ひとつの時代が終わった感じがした▼ただし、今回の慰霊ミサはむしろ活気に溢れている印象 ...
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静岡県人会が署名開始=帰伯デカセギ問題=ブラジル内代理処罰に向け=母県でも大きく報道
2006年6月21日(水) 【既報関連】帰伯逃亡デカセギ問題に関して、静岡県人会が一肌脱ぐことになった。十七日午後に同会館で行われた月例役員会で、日伯間の犯罪者引渡し条約締結や代理処罰制度を求める署名活動に協力を開始することが決まられ、まず役員ら十六人が先陣を切った。これは二十日付け静岡新聞でも大きく扱われるなど、母県でも反響 ...
続きを読む »「憩の園在日協力会」10周年=吉岡会長ら訪日して感謝=会員増えて今200人以上=理解されるきめ細かい介護
2006年6月15日(木) 社会福祉法人救済会(吉岡黎明会長)を日本から支えている「憩の園在日協力会」(賀陽治憲会長)の設立十周年記念懇親会が、先月二十七日、東京都内の幼きイエス会(教会)で開催された。同懇親会には、ブラジルから吉岡会長と大浦文雄常任理事が参加。「この十年間の援助に対するお礼」の意味をこめて、吉岡会長が協力会に ...
続きを読む »帰伯逃亡デカセギ問題=警察庁係官が初来伯=首都の関係部署らと協議
2006年6月14日(水) 【既報関連】帰伯逃亡デカセギ問題の焦点のひとつ、日本でおきた犯罪をブラジル国内の刑法によって裁く「代理処罰」など、日伯間の刑事司法共助に関連した担当部署の確認や意思疎通のため、日本の警察庁から係官四人が十二日に来伯した。静岡新聞が十三日付けでこれを報じた。 十二日早朝、着聖した一行は午前、移民史料 ...
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2006年6月14日(水) ブラジルとの犯罪人引渡し条約締結を目指して署名活動をしている被害者遺族らが十六日、麻生太郎外相と面談し、同条約締結を要請すると静岡新聞が報じた。すでに集まった五万五千人分の署名を手渡すという。同遺族らは参議院に、同様の請願を提出。同紙によれば「十六日の本会議で採択する公算が大きい」という。帰伯逃亡デ ...
続きを読む »デカセギ集住地の議員が連携=在日ブラジル人集住地域関係議員懇話会=帰伯逃亡問題を優先協議=昨年末で30万人の大台に
2006年6月10日(土) 【既報関連】在日ブラジル人が昨年末で三十万人を突破し、存在感を増すにつれ問題も顕在化している。移民百周年に向けて日伯間の友好と相互理解、日本での共生を促進するとともに、帰伯逃亡デカセギ問題を優先的に協議するため、日本の国会議員による「在日ブラジル人集住地域関係議員懇話会」(仮称)が五月三十一日に設立 ...
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2006年6月8日(木) デジタルTV方式の選択に関して、六日現在でブラジリアの日本大使館には「日本方式を選択しました」とのブラジル政府からの連絡は入っていない。どうやら伯字紙および一部の政治家が組んで、日本優位情報を故意にリークしているようだ。日本方式選択の調印式を今週中に行うとの報道もあったが、正式にはよくわからない。ジル ...
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2006年6月7日(水) エスタード紙の日本移民特集で、箱モノを入れた百年祭全体の総事業予算七千万ドル(約七十八億円)に関して「一部は協賛企業や協力者。両国政府、とうぜんコロニアも貢献する」と書かれている。これだけはっきり伯字紙に明言したら、集金できなければ日系社会の恥だ。渡部和夫祭典協会顧問は取材に答え、「不可能なことを言っ ...
続きを読む »今年も日本移民特集=エスタード紙=アシス構想も明らかに
2006年6月6日(火) ずらっと並ぶ鈴蘭灯の向こうに朱色の鳥居――そんな一面写真が表紙を飾る。今年もエスタード紙とタルデ紙で日本移民特集別冊「百周年への道」(十頁)が五日付けで組まれた。両方あわせて五十万部近くとなり、ブラジル社会側から全伯的に〇八年に向けた慶祝を送っている。 昨年はルーラ大統領訪日直後の六月十五日付けだっ ...
続きを読む »多発する空港強盗に注意を=現職県人会長も被害に=本紙取材に事件を語る=サンパウロ市=総領事館「対策講じる必要」
2006年6月3日(土) 去る一日、訪日していた熊本県人会の福田康雄会長が、帰国当日に強盗被害に遭っていたことが分かった。自宅に到着後、強盗集団に襲われたもの。空港からの帰路をつけられていた形跡もなく、周到に準備された犯行と見られる。今年に入って、デカセギ帰りだけでなく、旅行で訪日、帰国した日系人や、サンパウロを訪れた人がホテ ...
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