1月1日(日) 「考えれば考えるほど、難しい問題です。どうしたらいいのか、正直言って私にもわからない点があります」と考え込む。サンパウロ市在住の心理学者、中川郷子さん(48、東京都出身)「在日ブラジル人青少年」をテーマに論文を書き、さきごろ最終審査に合格、サンパウロ・カトリック大学(PUC)の社会福祉課程で博士号をえた。いわゆ ...
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移民百周年記念協会=記念事業は盛り沢山
1月1日(日) ■まだ構想段階の計画も=アニェンビーで記念式典 新年を迎え、いよいよ〇八年まで二年を切った――。ブラジル日本移民百周年記念協会(上原幸啓理事長)では、注目されがちな「箱モノ」記念四事業以外に、たくさんの主催行事を企画・認可している。この機会に今まであまり報道されていないプランを中心に紹介し、百年祭の全貌を伝える ...
続きを読む »(9)ロンドリーナ会館売却
2005年12月28日(水) 去年十一月に会館を売却したばかりのロンドリーナ文化体育協会(ACEL、鈴木勇会長)が、協会財政再建策として新会館を建設した。十一月十五日、同協会五十周年記念式典とあわせて落成式が行われた。新会館は、郊外カンペストレ地区十五アルケールの所有地内にある屋内ピッチング練習場を改装し建設した。 会館売却 ...
続きを読む »(2)大統領訪日の成果
2005年12月28日(水) 昨年九月の小泉首相訪伯以来、日伯間の経済交流に動きがでてきた。五月のルーラ大統領訪日時の首脳会談では、二国間関係を新しい段階に進めるようなテーマ、なかでも国連改革での協力、エネルギー分野での新協力関係の構築などを中心に話し合われた。 デカセギ子弟の教育問題についても共同プログラムが発表され、教育 ...
続きを読む »(3)米倉さん一家5人惨殺
2005年12月28日(水) 九月にサンパウロ市で起きたコチア青年の米倉貞さん一家殺害事件はコロニアだけでなく、在日ブラジル人にも大きな衝撃を与えた。 コチア青年五十周年を間近に控えて起こった凶行。二人組の強盗に家族七人のうち五人が惨殺された悲劇は、ブラジル、日本の両国で大きく報じられた。 犯人の一人は二日後に逮捕。残りは ...
続きを読む »(7)顕在化する帰伯逃亡
2005年12月28日(水) 日本でデカセギ犯罪、その子弟による非行増加が騒がれて久しいが、警察に追われて帰伯逃亡するものまで増えていることが新たに顕在化している。〇四年一年間で七十一人が国外逃亡し、うち四十七人の推定逃亡国がブラジルとなっている。 十月十七日には静岡県西部で、日系ブラジル人のフジモト・パトリシア容疑者(当時 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
十大ニュースを選ぶため一年間の新聞を繰った。今年は例年になくいろいろな事があった年だったと思う。 コロニアの将来を選択した文協会長選。在日ブラジル人をめぐる問題は深刻さを増し、デカセギ強盗、帰伯逃亡といった形でブラジルにもめぐる。その間にも日本では子供たちが育っている。 政治経済、スポーツ、デカセギ。日伯を往来するニュース ...
続きを読む »デカセギ犯罪増、海外逃亡も「ガランチード」=日系人がなぜ?=意見、分析を識者らに聞く
2005年12月27日(火) 【既報関連】「ジャポネース・ガランチード(信用できる日本人)」という定評をブラジルで築いてきた日系人は、なぜ日本では犯罪を多発させているのか?――。既報の通り、警察庁統計によれば、昨年一年間で七十一人が日本で警察から追われ国外逃亡し、うち四十七人は帰伯したと推定される。〇〇年から五年間の国外逃亡ブ ...
続きを読む »コラム 樹海
「ブラジルにも良心のある人たちはいる。あんなことは許されない」。読者からのそんな声が届いた。静岡県で交通事故を起こして日本人女児が亡くなった件で、フジモト・パトリシア容疑者が帰伯逃亡したことを報じる本紙記事を読んだ方からの電話だった。まったく同感だ▼その女性読者は続けた。「私にも二世の子どもが四人いるが、そんなことは信じられな ...
続きを読む »強盗殺人、死亡事故……=罪犯し帰伯するデカセギ=年々増加、5年で231人=引渡し協定なし=通常の生活送る
2005年12月21日(水) 【既報関連】ブラジルは安全な逃亡先?――。静岡県浜松市の日本人レストラン経営者が十一月、店内で殺害された事件で捜査本部は日系ブラジル人男性が事件との関連性が強いと判断、日本全国に指名手配した。この男性は四日後の二十六日、ブラジルへ出国した。静岡県湖西市で起きた自動車事故の加害者フジモト・パトリシア ...
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