ニッケイ新聞 2008年8月16日付け 六十二年前の三月七日、溝部が凶弾に倒れて息を引き取ったのは、裏庭の小さな桜の木の下だた。溝部の妻コトは、夫が倒れた時のことを「人間にあんだけの血があるって自分は知らんかった」と、訃報を聞いてポンペイアから駆けつけた次女の愛子さん(88)に話したという。 「『あと一センチ、玉が右か左にず ...
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ク空港で英官憲が再検査=EUが難民追放へ=違法移民取締り強化=ブラジル政府は報復処置検討
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け 英国政府は十四日、英国行きブラジル人旅行者の入国査証を、二〇〇九年からクンビッカ空港で英国官憲により再検査を行うと外務省や法務省へ通告したことを十五日付けエスタード紙が報じた。不法滞在者を多数送り出すブラジルは、テロの中継拠点として伯英間に不協和音を奏で始めたようだ。 英政府は、伯英間 ...
続きを読む »老ク連=百周年選集の入選者=5部門に百二十点応募
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け ブラジル日系老人クラブ連合会(重岡康人会長)が百周年を記念して発行を企画、今年三月頃から作品を募集していた「老ク連創作選集」の入選作品が決定した。 初の試みとして行われた同選集には、俳句、短歌、川柳、随筆、自分史の五部門で約百二十点の作品が寄せられた。 百周年に対する一人一人の熱い想 ...
続きを読む »リオの高台に女性の壁画=家々に描かれる顔、顔、顔=暴力被害者の近親者を追う
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け イスラエルやパレスチナでも市民の写真を壁画としたフランス人写真家が、リオ市プロヴィデンシア丘の女性たちの顔をファヴェーラの家の壁に描き出していると、十四日エスタード紙や十五日フォーリャ紙が報じた。 リオ市プロヴィデンシア丘といえば、六月に起きた三青年惨殺事件が思い出されるが、今回、同地 ...
続きを読む »レアル銀行=日本の影響テーマに講演会=「あしあと」データ寄贈も
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け レアル銀行は、各方面の日本文化研究家を招いた講演会を十八日から二十一日の午後七時半から、文協小講堂で行なう。入場無料。 五月から約二カ月間、パウリスタ大通りの本店で開催していた展示会『私たちひとりひとりの日本』の一環。 なお、ブラジル日本移民百周年記念協会の「あしあと委員会」が〇五年 ...
続きを読む »社会参加促す補足令=零細起業法は19日上院表決
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け (既報関連)零細起業法(MEI)は十九日、上院で表決予定だ。それからどうなるか。同法は従来の零細企業法(ME)が見落としたカメロー(行商人)や露天商も加え、社会参加を促すための補足令(PLC)であり、MEの完結篇と十五日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。 上下両院の表決が終わると ...
続きを読む »細川周平さんが講演=21日、文協ビルで=人文研
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け サンパウロ人文科学研究所(本山省三理事長)は、細川周平さん(53、国際日本文化センター教授)を講師に招き、二十一日午後六時半から、文協ビル十四会議室で講演会を行なう。入場無料。 テーマは、『シネマ屋、ブラジルを行く』『サンバの国に演歌は流れる』など、コロニア関係の著書でも知られる細川さ ...
続きを読む »低粘着のヒマ発見=工業化断念寸前スペインで
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け 「ヒマはバイオ・ジーゼルに理想的ではないし、飼料用にも使えない。粘着度が高くエンジンを傷める。誰でも天国へは行きたいが、死にたくない」としてバイオ・ジーゼル関連企業は、ヒマを原料とするバイオ燃料生産を断念した。 政府は北東伯の気候と土壌に合い、少農向け作物としてヒマの奨励を諦めていない ...
続きを読む »絆・友情コンサート=バイオリンとピアノで=文協
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け 在米画家加藤シオー氏の個展に合わせて来伯した友人のバイオリン奏者倉形由紀子さん、ピアノ奏者倉形俊介さんによる「絆・友情コンサート」が十七日午後一時から四時までブラジル日本文化福祉協会小講堂(サンジョアキン街381)で開かれる。クラシック、ブラジル音楽、日本の歌などを演奏する。主催はGLA ...
続きを読む »USDA報告=大豆相場、蘇生か?=エタノール生産で在庫減少
ニッケイ新聞 2008年8月16日付け 農産物コモディティの国際相場下落が憂慮されていたが、米農務省(USDA)は十二日、八月における大豆とトウモロコシの需給報告書を発表し、エタノールと飼料向けの大量消費で米国内の在庫が大幅に減少したことを明らかにした。 USDA報告によれば、大豆の収穫予想は八千九十万トンであったが、〇・九 ...
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