ニッケイ新聞 2008年7月31日付け 戦前、日本政府は在外公館や「東京ラジオ」などを通して、自国領土の外に「日本国民」を作ろうとした。この「遠隔地へのナショナリズム政策」の強い影響を受け、さらに同胞社会は多国籍な就労環境という刺激の中で、独自色の強いナショナリズム傾向を育んでいった。 異民族に囲まれて生活する日本移民にとっ ...
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USP、100周年イベント々=「阪大国際シンポ」5日から=シンポ、上映会、展示など
ニッケイ新聞 2008年7月31日付け 日本移民百周年月間ともいえそうな勢いでサンパウロ大学(USP)は八月、学内の講堂、図書館、映画館などあちこちで百周年関連のイベントを行う。 その中心となるのが、USPと大阪大学が共催する国際シンポジウム「移動とアイデンティティ――コンフリクト(衝突)と新たな地平」で五~七日の三日間、U ...
続きを読む »会長報告=外務大臣表彰で=援協関係者が9人
ニッケイ新聞 2008年7月31日付け サンパウロ日伯援護協会の定例役員会が二十二日、本部会議室で開かれた。森口イナシオ会長は冒頭に、先頃発表された日本政府の百周年記念「外務大臣表彰」に、援協関係者から九人が選ばれたことを称え、「一般的に我々の活動が認められている、と心強くなる。祭りや福祉センターの建設など、援協としてやらなく ...
続きを読む »岐阜県から農高生10人=ブラジルをさまざま体験
ニッケイ新聞 2008年7月31日付け 第三十一回岐阜県農業高校生海外実習派遣団の生徒十人と団長の村井真教諭、副団長の島田正幸教諭が、ブラジル岐阜県人会の山田彦次会長と、二十五日に来社した。 一行は、着聖後、西村農工学校で三日間、現地の生徒たちと交流、コーヒーの収穫や施設の見学などをした。西村農工校の四メートルほどある巨大な ...
続きを読む »名画鑑賞会=「原爆の子」など
ニッケイ新聞 2008年7月31日付け 名画友の会は、八月二十三日午後〇時十五分から、老ク連センターで第百七十八回鑑賞会を催す。上映は「原爆の子」(五二年作品、乙羽信子、滝沢修)、「荒野の七人」(六〇年作品、ユル・ブリンナー、チャールス・ブロンソン)。会場費五レアル。問い合わせ電話3726・3709(いがらし)、4129・77 ...
続きを読む »ラーモスに八角堂が完成=サンタカタリーナ=盛大に竣工式挙行=観光農村化の起爆剤に
ニッケイ新聞 2008年7月31日付け 観光農村化の一環として〃日本村構想〃を進めてきたサンタカタリーナ州のラーモス移住地で二十六日午後四時から、観光物産館「八角堂」の竣工式が行なわれ、花見を兼ねて約五百人が集まった。八角堂は床面積二百二十四平方メートルの日本建築風の建物で、地元農産物や加工品、工芸品などを販売する。日本政府の ...
続きを読む »国際交流基金=現代舞踊をブラジル5都市で=加藤みやこダンススペース
ニッケイ新聞 2008年7月31日付け 国際交流基金は、ブラジル日本人移民百周年を記念し、日本人舞踊家、加藤みやこ氏による『現代舞踊公演』を来月九日から二十七日にかけ、ブラジル五都市で行なう。SESC(商業連盟社会サービス)サンパウロとの共催。 サンパウロ市を皮切りに、マナウス、ブラジリア、クリチーバ、リオデジャネイロを巡回 ...
続きを読む »伊藤園=「お~いお茶新俳句大賞」=ブラジルから13人が入選
ニッケイ新聞 2008年7月31日付け 二〇〇八年度の伊藤園「お~いお茶新俳句大賞」の(ブラジル関係の)入賞者と入選者がこのほど文協を通じて発表になった。 ◇佳作特別賞 青い目が日本性名のる百年祭 今里 親 地の裏に桜も育て移民老ゆ 山本 紀未 ハイと言う曽孫の返事桃の花 鈴木 竜尾 ◇佳作 勉強ができな ...
続きを読む »ドーハ・ラウンド=通商戦略の的を絞る=農業政策は死活問題=生産者保護が世界的傾向=ブラジルに残された道?
ニッケイ新聞 2008年7月31日付け 七年間にわたって国際貿易の障壁削減を協議した世界貿易機関(WTO)のドーハ・ラウンド(多国間交渉)は二十九日、合意に至らないまま閉幕と三十日付けエスタード紙が報じた。再開は二〇一〇年以後になる模様。ブラジルは成果を期待できる戦略で、貿易政策の的を絞ることになる。 ブラジルは座長として七 ...
続きを読む »香川県=サッカー少年団来伯=地元チームと交流試合
ニッケイ新聞 2008年7月31日付け 香川県の「サッカー少年団派遣交流事業」で来伯した香川県選抜チームの歓迎会が二十六日、香川県人会(菅原パウロ会長)会館で行われた。 同事業は香川県とブラジルの交流事業の一環として数年前から計画されていたもの。このほど百周年を記念して実施された。 今回来伯したのは選手十八人を含む二十二人 ...
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