ニッケイ新聞 2008年1月16日付け モンテヴィデオで開催された第三十四回メルコスル首脳会議は、やぶ蛇だとルーベンス・バルボーザ元駐米大使が批評した。会議の雰囲気はオブザーバーやマスコミの予想と反し、和やかな雰囲気であった。険悪なやり取りが予想されたウルグアイとアルゼンチンの大統領は抱擁とキッスで始まり、パルプ工場など丸っき ...
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新里善秀氏
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け ブラジル国内をはじめアルゼンチンなど中南米各国に支部をもち、空手普及と発展に貢献した小林流空手道新里善秀師範(十段)が今月十三日、多臓器不全のためサントス市内の病院で亡くなった。享年八十歳。葬儀は十四日に営まれ、同日、市内のサボア墓地に埋葬された。 トミ婦人、五人の娘と三人の息子、十五 ...
続きを読む »「年頭の誓い」(1)=成功する秘訣はこれだ=できないことはしない
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け 誰でも年頭の誓いをたてるが、五〇%は三カ月以内に中断するという調査結果がある。殆どは本人の意欲が、薄弱で周囲の傾向に同調したのだ。誓いを立てそうな十種目を選んで忠告すると、次のようだ。 ◎ フィットネス・クラブ入会=自分の趣味にあったものを探す。数軒を無料体験で回って見る。異 ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け 松尾治県連会長が福岡県人会長の辞意を明らかにした。これにより、新県連会長を立てる必要が出てきたが、人材不足の感は否めない。中沢宏一前県連会長の擁立、松尾批判で名を馳せた大西県連会長との連衡の声もあり、目が離せない状況となってきた。百周年もあることから、六月をピークに多くの県が慶祝団を組み ...
続きを読む »インフレは食品から=食糧危機で世界情勢は一変する
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け 二〇〇八年は、食糧高騰の馬蹄とともに始まったと経済評論家のミング氏がいう。大豆の国際相場は、過去三十日間に一三・六%騰がった。食品業界で働く人は、その背景を熟知している。先ず大消費国の中国が、食糧に輸出税を課税した。穀倉地帯として期待されるアルゼンチンに、干ばつが襲ったなどだ。 米食糧 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け 日本で先週、日伯交流年のオープニングレセプションが開かれたのに続き、ブラジルでも今週、サンパウロ、ブラジリアで相次いで百周年の開幕セレモニーが行われる。 外務副大臣も来伯することだし、華やかな催しになると想像される。が、一般の人の中には、「ピンとこない」という人もいるかもしれない。 ...
続きを読む »政治は一寸先が闇=裏に隠された与野党の策略
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け 暫定金融税(小切手税)延長案の表決に臨んだ上議八十一人は、二つの発表をどう受けとめたのだろうか。一つは、昨年九月現在で過去十二カ月の国内総生産(GDP)が昨年同期比五・二%増と発表されたこと。もう一つは、ルーラ政権に対する評価が良いと非常に良いを合わせ五一%に達したこと。これを聞いたとき ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け 〇九年に完成を見込んでいる援協の「福祉センター」建設費(予算)の一部は、日伯友好病院の収益から割かれている。「援協はけっこう儲かっているんだな」と思った人もいるかもしれない▼援協としては、成り立ちというか、原点が「困窮者救済」であったので、事業体としての病院が儲かっている事実をあまりおお ...
続きを読む »移住50周年=歩み振り返る=1958年の渡航者集う=昔の青年ら家族つれて=感慨深げ、話に花咲く
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け 五十年の歩みを振り返ろう――。日本人移民五十周年にあたる一九五八年にサントス港へ到着した人たちの「移住五十周年の集い」(野村愛国世話人)が十三日、リベルダーデの宮城県人会館の屋上で開かれ、該当者やその家族など約百二十人が集まり、旧交を温めあった。移民船ごとの同船者会はたびたび開催されてい ...
続きを読む »アマゾンの動物――在住半世紀余の見聞から=連載(21)=吸血蝙蝠、互いに毛を舐め合う習性=毒塗って放し、舐め合わせ駆除
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け ◇獣の話(6) 翼手類 〔大蝙蝠〕 翼を広げると最大七十センチ以上に及ぶ。アマゾン河もマウエスより上流のソリモンエス地方に棲むといわれる。不用心に眠っていれば血を吸われる。 〔吸血蝙蝠〕 体長七~八センチ、帯赤褐色、大きな門歯と犬歯を持ち、人畜を襲い吸血する。顔面に白い筋がある ...
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