ニッケイ新聞 2007年12月7日付け 「何度来ても話すことはない。もう全て終わったことだ」――。デカセギ帰伯逃亡事件で国際指名手配されている日系ブラジル人女性、フジモト・パトリシア容疑者の本籍地であるサンパウロ市南部の自宅を訪れると、容疑者の父親は手を横に振ってこう何度も口にした。父親のロベルト氏がA4用紙四枚にわたり、日本 ...
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全伯日系団体の連携めざして=文協統合フォーラムを振り返る=連載《上》
ニッケイ新聞 2007年12月7日付け 一、二両日に開催された「文協統合フォーラム」。二十五カ所の地方理事のうち、全伯十州、二十二団体の代表者が一堂に会して意見を交わした。文協では過去、十回にわたって日系団体代表者会議を開催、後の日系団体連合会(UNEN)設立へとつながった経緯があるが、今回のフォーラムはそれ以来の試みと言える ...
続きを読む »通貨委員会=基本金利は再度据え置き=潜在インフレを懸念=国内の需要過熱と景気回復で=国外は原油と食糧インフレ
ニッケイ新聞 2007年12月7日付け 中央銀行の通貨委員会(Copom)は五日、基本金利(Selic)一一・二五%を再度据え置くことを決定したと六日付けエスタード紙が報じた。Copom議事録は来月への見通しに一切触れず、余裕を持たせるための一休止という表現も削除した。市場関係者は、金利の引き下げが当分ないという見方をしている ...
続きを読む »パラナ州=ミス日系にナターリアさん=百年祭行事で女性を代表
ニッケイ新聞 2007年12月7日付け パラナ日伯文化連合会(リーガ・アリアンサ、会長=西森ルイス州議)が主催し、マリンガ日伯文化体育協会(ACEMA)が実施した州代表を決める「ミス・ニッケイとミス・移民100」選考会が一日、同マリンガ会館で盛大に行われた。 十四人の美貌を誇る候補者がならんだが、審査の結果、ミス・ニッケイに ...
続きを読む »アマゾンが半減?=2030年は草原と砂漠へ=環境の政治的利用にブラジル抗議
ニッケイ新聞 2007年12月7日付け 環境関係のNGO・WWFは五日、アマゾン熱帯雨林が、森林伐採と異常気象により二〇三〇年までに半減し、草原になるという調査結果を発表した。報告書は「アマゾンの病的サイクル」というタイトルで書かれ、科学的根拠に基づいた政治的白書である。 バリ島の環境会議に出席したブラジル代表は、森林伐採の ...
続きを読む »NHK=「地球アゴラ」の福島さんが取材=「来年は百周年追いかけたい」
ニッケイ新聞 2007年12月7日付け 世界各国で活躍する日本人の姿を伝えるNHK番組「地球アゴラ」の取材のため、日本の製作会社「アマゾン」からディレクターの福島正人さんが来伯している。 同番組は、インターネット回線を使って各国の日本人と日本のスタジオを生中継で結ぶ番組で、隔月の日曜日午後九時十分(日本時間)から放送している ...
続きを読む »リオで5度目の大型摘発=事前に情報もれ、成果上がらず
ニッケイ新聞 2007年12月7日付け 十一月三〇日に大統領がリオ市のファヴェーラを訪問し、市内五カ所とニテロイ市一カ所のファヴェーラでの経済活性化計画(PAC)の実施を確認した(一日付伯字紙)が、その直後の五日、ファヴェーラでの麻薬密売組織の摘発が再び行われた。 今回の対象は、市北部のコンプレクソ・ド・アレマン地区。装甲車 ...
続きを読む »食講演「色彩と味覚」=11日、画家福島隆氏招き=国際交流基金
ニッケイ新聞 2007年12月7日付け 国際交流基金サンパウロ文化センター(西田和正所長)は、日系画家の福島隆氏を招き、食の講演「色彩と味覚」を十一日午後七時半から、同センター多目的ホール(Av.Paulista37 1 andar)で行なう。 日本食の世界では切っても切り離せない食器と味覚との関係について探る。料理人や陶芸 ...
続きを読む »労働者の解雇禁止=使い捨て人事に歯止めか
ニッケイ新聞 2007年12月7日付け ルーラ大統領は五日、労働組合から要請された労働法規三項を議会審議へ回した。その一つは、使用人の解雇に値する過失がない場合、会社側の都合で解雇を禁じるというもの。 何が解雇に値するか、しないかの判断基準が審議される。労組は、企業の使い捨て人事に歯止めをかけるつもりらしい。企業は理由の有無 ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2007年12月7日付け 今回の文協フォーラムには、北伯ベレン、マナウスからも代表が訪れていた。文協の抱える問題は北と南を問わないが、少々違った事情もあるよう。来年五十周年を迎えるベレンの汎アマゾニア日伯協会の代表によれば、傘下文協の中には数百キロ離れたところもあり、距離の問題も大きいようだ。場所によってはインタ ...
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