ニッケイ新聞 2006年8月10日付け 「文協会長と百周年理事長は別の人物にするべき」との意見が、五日の文協評議員会で出された。重要な意見だ。ただし、一世対二世という対立を助長する議論になっては不毛ではないかとも考える。戦争中に思春期を迎えて日本文化に複雑な思いを持つエリート二世と、六十~七十歳代の戦後移民による覇権争い的な雰 ...
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「旅の詩人」=吉増剛造さん来伯=公演や朗読を=ブラジル各地活動中=「縁があり愛情も」
ニッケイ新聞 2006年8月10日付け 国際交流基金サンパウロ日本文化センター(西田和正所長)の文化人派遣事業として、日本を代表する現代詩人、吉増剛造さん(67)が七日から二十一日の予定で来伯。ブラジリア、パラチ、カンピーナス、サンパウロで日本文学、詩に関するレクチャーや朗読パフォーマンスを行っている。 吉増さんは東京生まれ ...
続きを読む »日系らしいミサ〃演出〃=3千人参加、アパレシーダ大巡礼
ニッケイ新聞 2006年8月10日付け 日伯司牧協会(PANIB、青木勲会長)が主催する「第十八回アパレシーダ大巡礼」が六日開催され、全伯から日系人約三千人が、アパレシーダ・ド・ノルテ市のノッサ・セニョーラ・アパレシーダ寺院へ参集し、盛大にミサをおこなった。 一般のブラジル人も大勢参加。手振り用の両国旗が配られたほか、着物を ...
続きを読む »藤間流日舞学校45周年=舞踊会で成果を披露
ニッケイ新聞 2006年8月10日付け 藤間流日本舞踊学校創立四十五周年・師籍六十周年記念ディナー舞踊会が、藤間芳之丞さん、芳嘉さん両会主により、五日、クラブ・オムスで行われた。日本舞踊の舞いが二部構成で披露され、四百人近い観客は、歴史ある伝統芸能に大きな拍手を贈った。 芳之丞さん(75)は十二歳で名取りし、一九六〇年に来伯 ...
続きを読む »高校生交流の実あげる=福島県から3人来伯
ニッケイ新聞 2006年8月10日付け 福島県人会(小島友四郎会長)が力を入れている平成十八年度中南米国派遣高校生短期研修事業で、福島県から三人の高校生が来伯。去る七月二十七日に着聖した一行は、アチバイア、カンピーナス、モジ、クリチーバなどで九日間の見学研修を行った。 今年で三年目となる同研修。学生を相互に交換して交流を図る ...
続きを読む »どこにいる?=田中サキヱさん
ニッケイ新聞 2006年8月10日付け 宮崎県農政部水産部が、大阪府人・田中勘三郎さんの養女「田中サキヱ」さんを探している。サキヱさんは一九三三年八月十日ブラジル生まれ、三四年四月、生後六カ月で勘三郎、まつえさん夫婦と養子縁組している(バウルー日本領事館に届け出)。サキヱさんの実父実母は宮崎県人の田平末盛、チカさん(三三年二月 ...
続きを読む »刊行物「親睦」
ニッケイ新聞 2006年8月10日付け 『親睦』八月号が発行された。扉「一句集」から一句「霜害も神の試練と奮ひ起つ」(春江)、「選句と感想」横地みのり選「走り行く救急車の音秋の宵」(須美子)、同清本美恵選「ひたすらにただひたすらに牛の旅」(陽子)、浅海喜世子選「豪霜やみとせ隔つも語り草」(三峰)、ほか。
続きを読む »刊行物「同素体」
ニッケイ新聞 2006年8月10日付け 『同素体』八月号(通巻五一七号)が発行された。同人作品から「無花果」(橋爪句大地、その一句「天恢々無花果四方へ枝張れり」)、「世相」(浦旗都家子、その一句「冬の悪夢平和を乱すセルラール」)、「啄木鳥」(平田一耕、その一句「密林の音して見えぬ啄木鳥」)、ほか。
続きを読む »「戦争体験思い出そう」=『ガラスのうさぎ』ポ語版=終戦記念日を前に=西村俊治さんが出版
ニッケイ新聞 2006年8月10日付け 戦争体験をデカセギにも知ってほしい――そんな想いから、ジャクト農機創立者の西村俊治さん(97、京都府)が『O coelho de Vidro』(原題『ガラスのうさぎ』のポ語版)を出版した。この本は、第二次大戦末期の東京空襲で次々に家族を失いながらも、けなげに生きる少女の姿が描かれている小 ...
続きを読む »第三アリアンサでも交流=宮腰農水副大臣来伯=捕鯨、農業問題で協議
ニッケイ新聞 2006年8月10日付け ブラジル政府と農業、捕鯨問題等について協議するため三日、宮腰光寛農林水産副大臣(衆議院議員、富山二区選出)が来伯した。七日までの滞在中、ブラジリアで関係省庁高官と協議したほか、サンパウロで商工会議所、日系団体関係者と意見を交換。パラグアイのイグアス移住地や、地元の富山県が開設したミランド ...
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