ピンガ
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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳
臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(45)
いくつかの結婚式の料理がつくられた。新郎の父親は豚の半分を買い、それを煮たり、揚げたりして、いろいろな料理をつくった。そのほか、みんなが日常的に食べている料理もテーブルに並べられた。飲み物は、飲みつ
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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳
臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(36)
断片的にせよ、故郷の新しい情報にはちがいない。以前からの入植者のなかに、保久原と村は違うが同じ地域の具志頭村(沖縄の方言でグシチャン)からきた新垣という男がいた。二人には共通の話題があり意気投合した
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特別寄稿
コロニア語考=移民の知恵=中田みちよ=(5・終わり)
では、最近の「ブラジル日系文学」のコロニア語の混入度はどんな具合なのでしょうか。 最新の59号(2018年)、戦後の力行会青年移民の随筆を手にとると、インテルホーネ、ビッコ(アルバイト)、ピンゲイ
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特別寄稿
コロニア語考=移民の知恵=中田みちよ=(3)
つぎに全選集中、複数回使用されているコロニア語を挙げると、 *食事・炊事・飲み物に関するもの アルモッソ、コジーニャ、ジャンタール、トマカフェー、メーザ、 ファッカ、レイテ、ピンガ、 *作業・道具に
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特別寄稿
「冠婚葬祭」という日本文化=半田知雄著『移民の生活の歴史』より=切な過ぎる一言「先祖を守れません」 サンパウロ市 ヴィラカロン在住 毛利律子
先日、サンタクルースのメトロ駅近くで整体治療院を経営する岸本晟さんから、大変貴重な本をお譲り頂いた。半田知雄氏の『移民の生活の歴史』である。 それは、1908年6月18日に第一回笠戸丸がサントスに
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日系社会ニュース
県連日本祭り=ギネス記録の結果はいつでる?=ホットケーキは日本料理か=609品中、2割近く非認定=材料、量、時間に問題点
「いつになったらギネスの認定結果は分かるの?」――そんな声が巷でたびたび聞かれる。ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)による「第21回日本祭り」(7月20~22日)ではギネス記録への挑戦が
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特別寄稿
日本移民110年祭記念感想文=「力いっぱいやった」=この地に生きて60年=日本や地方からサンパウロへ=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
7月下旬、移民110年式典・日本祭りも成功裡に終わり、ブラジル在住日系人もホッと一息というところでしょう。 110年式典はその規模、運営とも大変立派なもので、海軍軍楽隊を捲き込んだ演出は、ブラジル
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どこから来たの=大門千夏
どこから来たの=大門千夏=(55)
薄汚い男たちが手に手にコップを持ち、あるいはピンガ(サトウキビからつくる蒸留酒)の瓶を持ってじっと車を見ている。酒飲みの最中だったのだ。金曜日の夜はサラリーマンと同じ、気分が解放され同僚どもが集まっ
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2018年新年号
ブラジルに広まるSAKE=日本酒に新時代到来!?=ここ10年で輸入量2倍=本格派、それともカクテル
2000年以降「サケピリーニャ」の人気を追い風に、ブラジルでも広く飲まれるようになった日本酒。1934年に販売を開始しコロニアを中心に愛された国産酒「東麒麟」は、いまや一般社会向けに全伯で販売されて
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樹海
《ブラジル》ヒアリより怖いものは?
「“殺人アリ”が日本上陸!」――最近、日本では「ヒアリ」のことを盛んにそう報じている。南米大陸原産のアリの一種らしく、ウィキペディアを要約すると《世界の侵略的外来種ワースト100選定種。毒性の強い近
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