ブラジル連邦最高裁第1小法廷は23日、進歩党(PP)下議で元サンパウロ市長のパウロ・マルフ被告に対し、資金洗浄の罪で、下議職失効と7年9カ月10日の禁固刑の判決を下したと、24日付現地紙が報じた。 同被告は1998年から2006年にかけて、租税回避地である、英国海峡のジャージー島の金融機関の口座に1500万ドルを送金していた ...
続きを読む »ラヴァ・ジャット 関連記事
《ブラジル》繰り返される報奨付供述と情報漏洩
17日夜、グローボ局サイトとニュースが流したJBS社主の報奨付供述は、政・財・司法の各界に波紋を投げかけている▼最も素朴な疑問は、なぜ、最高裁が公開を認める前に供述内容が報じられたかだ。ラヴァ・ジャット作戦開始以来、報奨付供述、司法取引という言葉が頻繁に出てくるが、供述内容公開は司法取引成立後に裁判所が判断するはずなのに、特定 ...
続きを読む »サンパウロ州連邦地裁=「就任中の贈物は国の財産」=ルーラ元大統領の主張を却下
サンパウロ州サンベルナルド・ド・カンポ市の連邦地裁判事が17日、大統領が任期中に外国高官から受け取ったプレゼントは国の財産と見なす判決を下した。 同地裁の判断は、ルーラ元大統領が任期中に他国の首脳や他国の政府要人から受け取った贈物は個人の所有物のはずだと訴えていた件に関して出されたものだ。
続きを読む »《ブラジル》ルーラ元大統領が6件目の告発受ける=アチバイアの別荘関連疑惑で
パラナ州クリチーバ市の連邦検察ラヴァ・ジャット作戦(LJ)特捜班は23日、既に5件の捜査で被告になっているルーラ元大統領(労働者党・PT)に対し、6件目となる起訴(クリチーバ地裁扱いでは3件目)を行ったと23日付現地紙が報じた。 パラナ州連邦検察は、建設大手オデブレヒト社、OAS社にサンパウロ州内陸部アチバイア市の別荘の改修 ...
続きを読む »《ブラジル》JBS社主供述の余波=テメル捜査の主眼は捜査妨害=アエシオも同罪と検察庁=CVMでJBSへの新疑惑
【既報関連】食肉最大手JBS社主のジョエズレイ・バチスタ容疑者の報奨付供述が漏れ、国中が揺れた18日、エジソン・ファキン最高裁判事がテメル大統領やアエシオ・ネーヴェス上議(民主社会党・PSDB)、ロドリゴ・ロッシャ・ロウレス下議(民主運動党・PMDB)への捜査開始要請を認めた。この決定は、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)の捜査妨害 ...
続きを読む »《ブラジル》テメル大統領がクーニャ被告に口止め料?=バチスタ供述で政財界は大混乱に=即刻退陣要求デモも発生=ファキン判事がテメル捜査要請を承認
食肉大手企業JBS社主であるバチスタ兄弟の報奨付供述(司法取引)の中に、ミシェル・テメル大統領(民主社会党・PSDB)が、ラヴァ・ジャット(LJ)作戦で逮捕中のエドゥアルド・クーニャ被告に口止め料を払うことを容認していた内容が含まれていることが明らかになり、エジソン・ファキン最高裁判事が大統領に対する捜査開始を認めたと、17、 ...
続きを読む »ブラジル最高裁=アエシオ上議の職責停止命ず=姉やいとこには逮捕令状=JBSの供述の余波直ちに
【既報関連】連警と連邦検察庁が18日朝、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)の一環としての「パトモス作戦」を実行し、ブラジリアの連邦議会やリオ州、ミナス州など、民主社会党(PSDB)党首のアエシオ・ネーヴェス上議らに関連する場所の家宅捜索を行うと共に、同上議の姉のアンドレア・ネーヴェス氏らを逮捕したと同日付各紙サイトが報じた。 ロド ...
続きを読む »リオ州ラヴァ・ジャット=カブラル氏8件目の被告に=汚職継続目的で就任の局長も
リオデジャネイロ州連邦地裁のマルセロ・ブレタス判事が16日、セルジオ・カブラル前同州知事に対する新たな起訴状を受理し、同被告はリオ州ラヴァ・ジャット作戦(LJ)などで8件目の裁判の被告となったと16日付現地紙サイトなどが報じた。 カブラル被告は、リオ州石油コンビナート建設関連の汚職を対象とするカルカッタ作戦で、16年11月に ...
続きを読む »喉元過ぎれば熱さを忘れると言うけれど
4月末、肘の痛みで医者に行き、重い物を持って炎症を起こしたのだと言われ、注射と投薬を受けた。だが、痛みが消えたと油断して買い物袋を持ったら、痛みが戻って元の木阿弥。「喉元過ぎて熱さを忘れた」故の失敗だ▼だが、ブラジルを見ると、人は簡単に「熱さを忘れる」ものだと思わされる。1992年に罷免されたコロル元大統領が現職上議である事も ...
続きを読む »《ブラジル》最高裁が、大統領捜査の是非を審理=在職中は捜査せずと検察=それに異を唱えたPDT
ミシェル・テメル大統領(民主運動党・PMDB)を、大統領就任前に行ったとされる疑惑で捜査しうるか否かを、連邦最高裁大法廷が審理することになった。民主労働党(PDT)は10日、「大統領は、在職中は就任前の行為に関する捜査の対象にならない」との憲法解釈に異議を唱える訴えを起こしており、15日にルイス・フクス判事が捜査の是非を大法廷 ...
続きを読む »