【既報関連】23日に行われたラヴァ・ジャット作戦(LJ)の「クスタ・ブラジル」は労働者党(PT)や旧ジウマ政権に大きな衝撃を与えたが、これが政界に示す意味を24日付エスタード紙が報じている。 ルーラ~ジウマ政権で企画相、通信相を務め、重要閣僚の一人だったパウロ・ベルナルド容疑者の逮捕はとりわけ、罷免問題を抱えているジウマ氏には ...
続きを読む »ラヴァ・ジャット 関連記事
LJ=ベルナルド元通信相を逮捕=PT政権の元重要閣僚=企画省巡る贈収賄疑惑で=妻グレイシ上議絡みの疑惑も
23日午前、「クスト・ブラジル」と名付けられたラヴァ・ジャット作戦(LJ)が敢行され、ルーラ政権で企画相、ジウマ政権で通信相をつとめたパウロ・ベルナルド容疑者(労働者党・PT)が逮捕されたほか、同容疑者と妻のグレイシ・ホフマン上議の自宅に家宅捜査が入り、さらにサンパウロ市にあるPT本部にも捜査が及んだ。23日付伯字紙サイトが報 ...
続きを読む »トゥルブレンシア作戦=逃亡容疑者が遺体で発見=自殺の可能性が最有力か
【既報関連】連警のトゥルブレンシア作戦で逮捕状が出たが、所在不明で逃走中とされたパウロ・セーザル・デ・バロス・モラット容疑者が22日、ペルナンブッコ州のモーテルで変死体で発見された。23日付伯字紙が報じている。 このモーテルは、ペルナンブッコ州レシフェ大都市圏のオリンダ市サプカイア地区にある。同容疑者は前日から宿泊していたが、 ...
続きを読む »トゥルブレンシア作戦=故カンポス氏に新たな疑惑=墜落機に贈収賄の影=LJ疑惑企業の金絡む?=ベゼーラ元統合相が関与とも
21日、連邦警察の新たな作戦、トゥルブレンシア作戦がペルナンブッコ州とゴイアス州で行われ、贈収賄と資金洗浄の容疑で4人が逮捕された。これらの逮捕者は、14年8月に墜落死した大統領候補エドゥアルド・カンポス氏(ブラジル社会党・PSB)が乗っていた小型ジェット機の所有企業関係者らで、10年のペルナンブッコ州知事選、14年の大統領選 ...
続きを読む »汚職企業=32社の資産はGDPの14%=投資したFGTS基金に損失
ペトロブラス(PB)絡みの汚職を摘発するラヴァ・ジャット作戦(LJ)や、財務省税務監理審議会内の不正を暴くゼロテス作戦で告発された企業32社の収益は、国内総生産(GDP)の14%に上り、汚職摘発の影響は様々な部門に及んでいると19、22日付エスタード紙が報じた。 14年に始まったLJの捜査対象には、PBやオデブレヒト、OAS、 ...
続きを読む »【2016年移民の日特集号】ブラジル政治に物申す!=汚職まみれの現状を斬る=日系の活躍に期待する声も
日本移民108周年を迎えた今年。混迷する政治状況のなかで、ジウマ大統領が上下両院の承認を経て、180日間大統領権限が停止処分となった。テメル暫定政権が発足した今’、『ブラジル政治に物申す』と題して、現在の政治情勢に関するコロニアからの意見と、今後の日系社会に期待する声を集めてみた。経済政策に道筋を飯星ワルテルさん(54、二世) ...
続きを読む »【2016年移民の日特集号】テメル大統領代行の今後占う=暫定政権発足から1カ月=低支持率でも経済回復堅持
5月12日にミシェル・テメル副大統領(民主運動党・PMDB)が大統領代行となり、全閣僚が揃わぬまま発足した暫定政権も、誕生から1カ月が過ぎた。ジウマ大統領の罷免審議継続が決まった事で発足した同政権は、本当にブラジルを変えられるのだろうか。議会運営は滑り出し順調 テメル氏率いる暫定政権は、閣僚任命の時点でPMDBが唱えていた政治 ...
続きを読む »【2016年移民の日特集号】大統領罷免問題=これは〝クーデター〟なのか?=論説=ジウマ側が見ようとしない現実=失政に学ぶ姿勢が未来に繋がる
ジウマ大統領の罷免問題は、ブラジルの中での「左翼」対「右翼」の対立としても国際的に話題を呼んだ。「これは、左翼政権に反感を持つ者たちのゴウペ(クーデター)なのだ」「1964年の軍事クーデターのときも状況は一緒だったのだ」と労働者党(PT)支持者の左派は叫んだ。だが、本紙でここ数年、伯字紙の翻訳に従事しながら、ジウマ大統領をはじ ...
続きを読む »LJ不正企業=空港入札でも不正か?=ペトロロン企業が続々落札=オデブレヒトらの証言に注目
ラヴァ・ジャット作戦(LJ)で、オデブレヒト社のマルセロ・オデブレヒト被告やOAS社のレオ・ピニェイロ被告といった元社長の報奨付供述の行方が注目されている。連邦警察は、ペトロブラス(PB)に関連した事業での大型不正(ペトロロン)に関与したとされる主要企業がサッカーW杯やリオ五輪前の空港入札にも絡んでいることに着目し、詳細を知り ...
続きを読む »アウヴェス観光相が辞任=テメル政権5週で3人目=以前から疑惑の元下院議長=マシャド証言が後押し
16日、エンリケ・エドゥアルド・アウヴェス観光相(民主運動党・PMDB)が辞表を提出し、テメル暫定政権発足後、5週間で3人目の閣僚辞職となった。同氏はこの前日、トランスペトロ元総裁のセルジオ・マシャド氏の報奨付供述で収賄疑惑を暴露されていた。17日付伯字紙が報じている。 アウヴェス氏は下院議長(13~14年)だった14年のうち ...
続きを読む »