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ラヴァ・ジャット 関連記事

大統領罷免とリオ五輪の行方を占う

昨年5月、リオ市に開幕された五輪シンボルマークのモニュメント(Foto: J. P. ENGELBRECHT/PMERJ)

 先日、某テレビ局のニュース番組編集局長に、「インピーチメント(大統領罷免)の可能性はどのぐらいあるか?」と尋ねたところ、あっさり「難しいね」と答えてきた。理由を問うと、下院で受理された財政責任法を根拠にした罷免請求に対し、ジウマは年末に粉飾会計を清算するなどの対処をしており、罷免申請の審議が実際に開始される2月の時点では相当に ...

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パジーリャ=違法取引に関与?=LJの疑惑薬品企業と=共同経営に加わるとの説=本人は強く否定するも

疑惑が浮上したパジーリャ氏(右)(Karina Zambrana/Ascom/MS)

 ラヴァ・ジャット作戦(LJ)に伴う報奨付供述者のひとりが、元保健相のアレッシャンドレ・パジーリャ氏(労働者党・PT)が、LJの仕掛け人の闇ブローカー、アルベルト・ユセフ被告も関与していた薬品企業「ラボージェン・キミカ」の共同経営者のひとりになるはずだったと発言していたことが明らかとなった。6日付伯字紙が報じている。 ラボージェ ...

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東西南北

 6日の伯字紙は、最近ではめずらしく、国際的な話題が1面写真を占めた。銃規制演説でのオバマ大統領の涙や、12月の選挙で一新されたベネズエラの議会が新選出の議員就任と議事の開始にあたって大混乱となった様子がトップの写真や長い記事を独占した。さらにこの日は、北朝鮮政府により水爆実験成功の声明が出されるといった話題もあった。ここ2年間 ...

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テメル=疑惑の港湾企業から献金=国に巨額負債のリブラ社=新港湾法で謎の恩恵も=PMDB内部で不審な動き

自身にも疑惑が浮上したテメル氏(Marcelo Camargo/Agência Brasil)

 ミシェル・テメル副大統領(民主運動党・PMDB)の14年の大統領選の献金企業である港湾企業のリブラ・グループ(以下リブラ社)が、13年の新港湾法により、巨額の負債があるにもかかわらずサントス港の契約を更新できた唯一の企業であることが判明したと3、5日付エスタード紙が報じている。 リブラ社は1998年に、他社の10倍の額で入札し ...

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新年占う編集部座談会2=ざっくばらんに行こう!《ブラジル社会編》=〃泥〃まみれの一年振りかえる

レヴィ財相(当時、15年11月18日、Foto: Antonio Cruz/Agência Brasil)

レヴィ辞任の意味するもの=3月からデモどうなる?=リオ五輪は本当に大丈夫か=「中国の成長率が下がるとサマルコのダムが決壊する」深沢正雪(編集長)=いやあ、2015年は凄い年だったね。ちょっと近年まれに見る大変動、ハラハラドキドキの年だった。 京都の清水寺が毎年12月、その一年を一言で表す《今年の漢字》を発表するけど、さしずめブラ ...

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東西南北

 ラヴァ・ジャットを中心として、昨年は政治汚職に関する話題が連日のように伯字紙の紙面をにぎわせていたものだが、今年も早速、「クーニャ下院議長が提出した港湾法の修正案が、テメル副大統領の選挙キャンペーンの献金先に有利になるようになっていた」であるとか、「オデブレヒト社社長と幹部がやり取りしたメールの内容が明らかになり、ルーラ前大統 ...

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16年注目はデウシジオ証言=政党超えあらゆる不正と関係か=ルーラやジウマも戦々恐々=眠れない夜送る政治家多数?

逮捕されたデウシジオ上院議員(Edilson Rodrigues/Agência Senado)

 2015年は、前年以上に「ラヴァ・ジャット作戦」の衝撃に襲われた1年だった。エドゥアルド・クーニャ下院議長(民主運動党・PMDB)の疑惑の証拠発覚や、事件の主舞台となったブラジル経済の要ともいえる国営企業『ペトロブラス』(以下、PB)の元幹部、国内の代表的建築会社の上層部の逮捕が、連日、伯字紙の見出しを飾った。新年は、捜査や逮 ...

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新年占う編集部座談会1=ざっくばらんに語ろう!《コロニア編》=秋篠宮ご夫妻来伯の内幕?!=移民110年に向けて準備始めよう

神妙な面持ちで慰霊碑の説明を聞かれる両殿下(イビラプエラ公園)

 深沢正雪(編集長)=それでは、久々に「ざっくばらんに行こう」座談会を始めましょうか。まずは秋篠宮殿下と紀子さまのご来伯記念について、記者それぞれが取材した場所での印象を語ってもらいましょうか。久保将視(記者)=最初のイビラプエラ公園の慰霊碑では、凄く神妙な顔をされてましたね。県連の本橋会長から先没者についての説明を聞かれていて ...

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政界洗浄は新年本格化へ=2度目の年を越したLJ=影響は大統領罷免問題まで

PBの議会調査委員会に出向いたコスタ被告(中央)(Luis Macedo /Camara dos Deputados)

 闇の両替商達が洗車場付のガソリンスタンド網を使って不正な金の受け渡しを行っているとの疑惑と、資金洗浄をかけて命名された連警の「ラヴァ・ジャット作戦」(LJ)。2008年に最初の告発があったとされる同作戦は、連警がアルベルト・ユセフ被告らを逮捕した2014年3月17日の第1弾以降、22弾まで進み、2度目の年を越し、いよいよ新年に ...

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東西南北

 ラヴァ・ジャット作戦をはじめ、連日が激動のニュースだった2015年ももうすぐ終わりを迎える。ペトロブラスの大打撃にインフレ、ドル高、さらには自身の罷免まで問われたジウマ大統領にとっては悪夢のような1年だったと言っても良いかもしれない。27日付フォーリャ紙は「公約のうち守れたのは3分の1」というが、29日付G1サイトのように、「 ...

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