ニッケイ新聞 2008年9月17日付け ブラジルの仲介を断ったボリビアのモラレス大統領は十五日、南米諸国連合による野党五県との対話仲介なら条件付き容認と十六日付けフォーリャ紙が報じた。 モラレス大統領は、ルーラ大統領が「野党抜きの会議なら、南米諸国連合は何もしない」と圧力をかけたので譲歩したもの。条件一は、占拠中の政府建物の ...
続きを読む »ルーラ 関連記事
ルーラはウナスールで点数稼ぐ
ニッケイ新聞 2008年9月17日付け チリのバチェレ大統領が南米諸国連合の緊急会議を召集したことで、スペインのエル・パイスがルーラ大統領はいち早く関係諸国の手綱を握り米国の介入に先手を打ったと論評した。一方亜紙ラ・ナシオンが、ブラジルは点数を稼いだと報道した。
続きを読む »南米諸国連合が緊急会議=ボリビア内紛を協議=足並み乱れ、効果疑問=ルーラ大統領は不本意出席
ニッケイ新聞 2008年9月16日付け 南米諸国連合(Unasul)は十五日、約三十人もの死者を出しているボリビア内紛を協議するために、議長国であるチリ政府の要請により、初めての臨時首脳会議をサンチアゴで行うと十五日付けエスタード紙が報じた。会議は仲介目的ではなく、モラレス政権の擁護らしい。ルーラ大統領は、モラレス大統領から仲 ...
続きを読む »米危機で何が変わる=実体経済から金融経済へ
ニッケイ新聞 2008年9月16日付け 今ブラジルに襲いかかっている高波は、経済システムに三つの変化を余儀なくさせる。それは通貨政策と食糧政策、そしてエネルギー政策だとル・モンド・ディプロマチッケ誌九月号が報じた。 米金融危機の歪は七〇年代から始まり、長い時間をかけながら資本主義構造を蝕んだ。こんな歴史観を持たない人に、米金 ...
続きを読む »京都外大の住田教授=ENCEで研究報告=リオ
ニッケイ新聞 2008年9月16日付け 京都外国語大学ブラジル・ポルトガル語学科長を務める住田育法教授は、八月二十七日午後にリオデジャネイロにあるブラジル地理統計院国立学校(ENCE)で「グローバリゼーションとローカル戦略―秩序と進歩X社会正義」について研究 報告を行った。 今回の講演で住田教授は、植民地時代以来、ブラジル庶 ...
続きを読む »東西南北
ニッケイ新聞 2008年9月12日付け きな臭いボリビアとは対照的な意味で援助が必要なのはカリブ諸国。グスターヴォから三つ続いた熱帯性低気圧通過で、何百人もの死者も出たハイチやブラジルの日系人学生が濁流に飲まれて死亡したプエルトリコなど、カリブ諸国の被害は相当なもの。九日にキューバの被害は過去二〇〇年で最大と電話で聞いたルーラ ...
続きを読む »空港民営化は委託で=株公開前に構造改革が先決
ニッケイ新聞 2008年9月11日付け 【既報関連】ルーラ大統領は六日、ガレオンとヴィラコッポス両空港の業務管理を民間企業へ委託することを決定と七日付けヴァロール紙が報じた。両空港に続き、クンビッカ空港の業務委託も視野に。 大統領は、委託形式についてセーラサンパウロ州知事とリオ州のカブラウ知事に電話で連絡した。両知事は、ジョ ...
続きを読む »伯亜通貨協定を締結=ドル脱却に第一歩=為替変動から免れる輸出=活発化する2国間関係
ニッケイ新聞 2008年9月10日付け ルーラ大統領とキルチネル亜大統領は八日、レアル通貨とペソ通貨を両国の通商でドル通貨に替わる共通通貨とすることに合意と九日付けエスタード紙が報じた。実施は十月三日、通貨の選択は自由。これで輸出業者は産物を地元の通貨で決済でき、ドル変動に振り回される心配がなくなった。 通貨の選択は自由であ ...
続きを読む »デジタルテレビ=亜国が日伯方式採用か=両国間で作業部会設置へ
ニッケイ新聞 2008年9月10日付け アルゼンチンが、日本のデジタルテレビ方式(ISDB―T)に基づいたブラジルのデジタルテレビ方式(SBTVD)を採用する方向で、具体的な検討を進めていることが分かった。ブラジルの主要メディアが八日報じた。 両国間の経済や通信分野の交流などを発展させるため来伯した、アルゼンチンのクリスチーナ ...
続きを読む »麻州盆地に油田?=深く踏み入るほど運がある
ニッケイ新聞 2008年9月9日付け マット・グロッソ州パレシス盆地が、原油試掘の入札予定地に入り、地元は全く想像もしなかったと五日付けエスタード紙が報じた。同盆地の川岸で地下の油田埋蔵を示す兆候があるだけで、まだ試掘井戸一本掘ったわけではない。 試掘は、二〇一一年から始める。その一年前に、震度検査を行なう。兆候だけでは、再 ...
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