ニッケイ新聞 2008年5月14日付け 帝政時代に皇女イザベウによって施行された奴隷解放令から百二十年。この黄金法施行記念の五月十三日、ルーラ政権では人種平等政策局設立五周年の記念切手を発行など、十二、十三日の伯字紙には黒人社会に関連した記事が出ている。 例えば、十三日の伯字紙では、黒人やパルド(黒人と白人の混血者)の分布が ...
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「未来の国」実現はブラジル人の手で
ニッケイ新聞 2008年5月14日付け ブラジルを「未来の国」と命名したのは、ユダヤ人ステファン・ズウエイグ氏。続いてクビチェック元大統領とガイゼル元大統領が、未来の国を目指して工業活性化構想を打ち上げた。笛吹けど国民踊らず、米国が実現してくれると国民は期待し、永遠の未来の国になったとルーラ大統領が、新工業活性化構想で訴えた。
続きを読む »森林再生法を制定=造成林担保で長期低利融資
ニッケイ新聞 2008年5月13日付け ルーラ大統領は八日、五年間も懐で温めた持続可能なアマゾン再生計画(PAS)を発表した。森林伐採を食い止め、環境保護に協力を促進する法令である。政府は二十四ページからなる同法に関する小冊子を配布した。そのうち十九ページは、PAC(経済活性化計画)関係だ。 PACとPASは二〇〇七年、官房 ...
続きを読む »ドル高へ手を打つ=輸出奨励と国家基金創設
ニッケイ新聞 2008年5月13日付け ルーラ大統領は七日、財務相や中銀総裁、産業開発銀総裁、その他経済専門家を交えて、経常収支とインフレについて懇談した。会議は終始、財務相の一人舞台となった。ブラジルが投資有望国に指定されたことで、全ての問題は解決するというのだ。 経済政策には、二つの選択肢がある。一つは、輸出企業に億単位 ...
続きを読む »機密漏洩犯が判明=ロウセフ対ジルセウ対決へ
ニッケイ新聞 2008年5月10日付け 連邦警察は官房室のジョゼ・A・ピーレス総務を機密文書(ドシエー)の漏洩幇助で召喚する。同事件で官房室を捜査した連警は、同総務を機密漏洩の責任者と断定した。 同総務とジアス上議(PSDB=民主社会党)の側近フェルナンデス氏とのつながりに疑惑はあったが、官房長官の上院喚問が終わるまで公表を ...
続きを読む »上院基幹委員会=喚問は官房長官に凱歌=鉄の女、箔をつける=一騎当千の闘士物怖じせず=大統領選街道をひた走り
ニッケイ新聞 2008年5月9日付け 上院基幹委員会の喚問に出頭したロウセフ官房長官は七日、前大統領の機密費は機密とされる時期を過ぎ、最早、機密といわれる性質の文書(ドシエー)ではないと抗弁した。質疑応答でマイア上議(DEM=民主党)が、官房長官は軍政時代に拷問で鍛えた詭弁の名人で国会議員も言いくるめると糾弾し、やぶ蛇になった ...
続きを読む »県連ふるさと巡り=リベイラ沿岸とサンタカタリーナの旅=第1回
ニッケイ新聞 2008年5月6日付け 移民八十周年を記念して八八年にはじめられた県連ふるさと巡りは、好評のうちに年二回になり、移民百周年(二十周年)の今回は、第二十九回(長友契蔵団長=宮崎県人会長)を迎える長寿事業となった。参加者数は百八人と歴代二位の多さで、大型バス三台で移動。日系集団地三カ所にくわえ、今回珍しくサンタカタリ ...
続きを読む »労働カードお披露目=一般配布は八月一日の予定
ニッケイ新聞 2008年5月6日付け ルッピ労働相は三十日、ITカードとなった労働手帳第一号をルーラ大統領に手渡した。これで、労働手帳による失業保険の二重取りなどがなくなると関係者は見ている。 新労働手帳カード配布開始は一日に予定されていたが、実際の配布は八月一日からとなる所が多い。労働省には旧労働手帳の在庫が多数あるので一 ...
続きを読む »ニューヨーク証券取引所=S&Pがブラジル債を格上げ=ADRsに買い殺到=国際金融の流れが変わる=溢れるドル、どうなる輸出
ニッケイ新聞 2008年5月3日付け 投資格付けのS&P社がブラジル国債をBBプラスからBBBマイナスへ格上げしたことでニューヨーク証券取引所は一日、ブラジル関連株に買いが殺到。サンパウロ市証券取引所が休日による閉店のため、同取引所はADRs(預託証書)を発行した。米景気の低迷で行き場を失った米投資家は、ADRsによってブラジ ...
続きを読む »経常収支、ついに赤字=インフレは目前に=生産部門の空洞化が進行=こんな状況に誰がした
ニッケイ新聞 2008年4月30日付け 中央銀行は二十八日、三月の経常収支が四十四億ドルの赤字となり、今年三カ月間の累計で百七億五千七百万ドルとなったことを発表と二十九日付けエスタード紙が報じた。赤字となった原因は、多国籍企業がドルの目減りを防ぐため本店へ利益送金を急いでいるためとされる。特に送金が多いのは、銀行と自動車組み立 ...
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