ニッケイ新聞 2008年4月15日付け ルーラ大統領は十二日、訪問先のオランダで、世界の注目を惹いている隣国の問題を見落としてはいないかと記者団から質問を受けた。大統領は、コロンビアの内政問題に意見を述べることも介入することもないと声明を発表した。 またコロンビア政府からFarc(コロンビア解放前線)について何の相談もないし ...
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ドシエー漏洩捜査=新旧派閥の確執露呈=政権舞台裏の執念=ジルセウ派とジウマ派巴に=創立功労者の出番が終わる
ニッケイ新聞 2008年4月12日付け 連邦警察による詳細文書(ドシエー)の漏洩捜査が図らずも官房室のジルセウ派とジウマ派の確執に発展しつつあることが十日、露呈した。問題は最初、誰が議会へ同データを渡したかでもめた。疑惑の渦中にある官房長官側近多数の中から、官房室の総務担当ピーレス長官に白羽の矢が立った。同長官は在野時代のPT ...
続きを読む »食糧危機忍びよる=貧乏人は金持ちより食べる
ニッケイ新聞 2008年4月12日付け 国連の地域代表が十日、食糧高騰を国際問題の新たな焦点として指摘したことで、食糧大国ブラジルの存在が大きく浮かび上がっている。ブラジルはインフレの脅威にさらされながら、コモディティの高騰で経済的に潤っている。 ルーラ大統領は国連で「貧乏人の胃袋は、金持ちの胃袋より大きいから沢山食べる」と ...
続きを読む »コロンビア=閉塞状態の人質解放=ルーラ大統領が唯一の望み
ニッケイ新聞 2008年4月11日付け コロンビアのサンペル元大統領は九日、Farcの人質問題を解決するため、ルーラ大統領をブラジリアに訪ねた。同元大統領は、ベネズエラのチャベス大統領の手綱を執り、コロンビアとベネズエラの仲介ができるのは、ルーラ大統領をおいていないと述べた。 現在Farcが接触を認めているのは、チャベス大統 ...
続きを読む »官房室のIT機器押収=連警、核心へ迫るか=官房長官の体面修復に専心=警察国家の印象払拭で苦心
ニッケイ新聞 2008年4月10日付け 連邦警察は八日、官房室に据えられていたラップトップ五台とコンピューター一台を押収した。ジェンロ法相から「捜査は漏洩に限定」と命令されたが、前大統領の機密費に関する詳細文書(ドシエー)を立ち上げた日時を調べるためとされる。IT機器は、連警の鑑定で固定ファイルを分析する。誰が機密データを開示 ...
続きを読む »上院で仕切り直し=野党がCカードCPI設置
ニッケイ新聞 2008年4月8日付け アルベス上院議長は六日、上院独自のコーポレート・カード(以下Cカード)と官房室が舞台となったカルドーゾ前大統領の機密費に関する詳細文書(ドシエー)作成、情報漏洩CPI(議員調査委員会)を設置すると発表した。 「CPIの進行を邪魔してはいけない。良心を咎める者は、議会を去るように。地獄へ行 ...
続きを読む »PB機密盗難はコソ泥四人の普通犯罪
ニッケイ新聞 2008年4月8日付け 連邦警察は三日、リオ港湾内のコンテナーからペトロブラスのツピー油田に関する機密が記録されたラップトップの盗難事件は、地方裁判所とリオ州検察局によって普通犯罪として処分されたと発表した。 一時ルーラ大統領やロウセフ官房長官、ジェンロ法相によって国家機密とまで騒がれた同事件は、やぶ蛇となって ...
続きを読む »外資は順調にブラジルへ流入=米不況に影響なく=金融危機一休止で経済小康=お惚けルーラ、不況は正念場
ニッケイ新聞 2008年4月4日付け 米金融危機はブラジルへのドル流入を引き止めるには至らなかったと中央銀行が二日、発表と三日付けエスタード紙が報じた。三月は為替の追い風で八十億五千万ドルが、ブラジルへ入った。同額は昨年七月以後、最も好調な流れで投資家は米国のリセッションを意に介していない様子だ。同送金の多くは、貿易関係の取引 ...
続きを読む »ルーラ大統領=五輪開会式に欠席=北京大会ボイコットではない
ニッケイ新聞 2008年4月4日付け 大統領府のガルシア特別顧問は三日、ルーラ大統領が今年八月の北京五輪開会式に出席しない意向であると、二日付けガゼッタ・エスポルチーヴァが報じた。 欠席の理由は明らかではないが、チベット問題やアフリカのダルフール紛争への抗議など政治的なものではないという。 同顧問は「モスクワやロサンゼルス ...
続きを読む »労組から会計監査を免除=組合企業の誕生へ=組合税が守る倒産なき会社=労組幹部は赤い貴族なのか
ニッケイ新聞 2008年4月3日付け ルーラ大統領は四月一日、労働組合の権限を強化し会計検査院(TCU)への報告義務を免除する法令を裁可と二日付けエスタード紙が報じた。労組は、全国の労働者から一日分の給料と会社側からほぼ同額を組合税として受領していた。大統領は「三十年間、労組の自治権獲得のために闘い、いまそれが成就した」と感慨 ...
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