2007年8月17日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】サンパウロ市証券取引所の株価指数が五日間続落したため、ルーラ大統領は十五日、金融不安は米経済と米銀行の問題であり、ブラジルは外貨準備高一六〇〇億ドルという大船に乗っているから心配無用と動揺の沈静化に努めた。しかし、ドル通貨は十五日、二・〇三一レアルに付け、二〇〇七 ...
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政府=小切手税は延長の方針=地方への分配もなし=野党との調整難航か
2007年8月16日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】政府は十四日、主要閣僚から成る政策座標委員会を開き、懸案となっている金融取引暫定令(通称小切手税、CPMF)を現行のままで延長するとの方針を再確認した。 それにともない野党側が主張している地方行政への税収分割は行わず、一括して中央(連邦)の税収とすることを取り決 ...
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2007年8月15日付け リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ国立大学は三十日以内に、心臓疾患のDNA(遺伝子)医療を実験的に行う。実験は心臓の患部へ新DNA液を注射し、新しい血管細胞を再生させるもの。経過を見て成功が確認されれば、結合(サフェナ)手術ができなかった心臓疾患者に福音となる見込み。DNAには必要なタンパク質 ...
続きを読む »「私は明日のあなたです」=伯亜、エネルギー危機めぐり
2007年8月15日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙七月九日】ウオッカが一九九〇年代初期、宣伝フレーズに「私は明日のあなたです」といった。本来は悪酔いをしないという意味であった。それを悪酔いの意味に使い、オルロッフ現象と呼んだ。ブラジルと亜国は当時、悪性インフレに悩まされていた。 亜国でインフレ対策として採った政策を、ブ ...
続きを読む »キロンボ係争が拡大=土地面積サンパウロ州と同じに
2007年8月14日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】黒人居住地(キロンボ)の所有権を巡り、土地係争が広がっている。一九八八年に奴隷解放と同時にキロンボの権利が法的に保障され、その年に五五集団、一九九五年には五〇〇集団が申請した。 二〇〇三年にルーラ政権が誕生した時点でさらに所有権が確立されたことで三五二四集団が名 ...
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2007年8月14日付け ロイター通信は十二日、原油がバレル当たり一〇〇ドルに高騰するのも時間の問題と報じた。キューバのカストロ首相はグランマ紙で、米国の後押しでバイオ燃料が日々市場支配を強めていると警告した。ベネズエラのチャベス大統領は「ルーラ大統領のエタノールと覇を競うことはない。なにしろカリブ海沿岸で使うエネルギーは二〇 ...
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2007年8月11日付け 上院で七日、カチア・アブレウ女性上議(民主党=DEM)が登壇。 カ「政府は野党の股の間を無理やり押し開き、環境保護院へシッコ・メンデス研究所を強引に突っ込んだのはケシカラン」 それにイデリ・サウヴァッチ女性上議(労働者党=PT)が抗議。 イ「そんな下品ないい方は、聞いてられないワ」 カ「何言ってるの。 ...
続きを読む »日系初の労働高裁判事が誕生=アサイ出身の小野英三氏=上田氏に続く法曹界最高位=日系であることに誇り
2007年8月11日付け 労働高裁にも日系判事が誕生――。ルーラ大統領は七月十九日、クリチーバの第九地方労働裁判所長官などをつとめた小野英三フェルナンド氏(58)を連邦高等労働裁判所の判事に任命した。大臣格の役職である同役職に日系人が就任するのは初めてとなる。 パラナ州トレス・バラス移住地(現アサイ市)出身の小野判事は、ロン ...
続きを読む »上院議長後任選びへ始動=失脚の想定の下=与野党とも水面下で=議長は強気崩さず
2007年8月10日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】留任に固執するカリェイロス上院議長(ブラジル民主運動党=PMDB)の意向をよそに、大統領府は失脚を想定して八日、後任人事へ動き始めた。現在有力視されているのは、ジェルソン・カマタ上議(PMDB)である。いっぽう野党は、政府の政策に批判的なジャルバス・ヴァスコンセーロ ...
続きを読む »「快適な空の旅」を要求=国防相、航空各社に=現行の座席空間は苦痛
2007年8月10日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】ジョビン国防相は八日、上院の航空トラブルCPI(議会調査委員会)で発言し、飛行機の座席間の空間を広くしてより快適な空の旅ができるように、各航空会社に見直しを求めたことを明らかにした。これにより座席数が減り、乗客の数も減少することになるが、止むを得ないとの考えを強調し ...
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