2005年8月2日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】郵便局汚職と議員の収賄を調査している議会調査委員会(CPI)と下院倫理委員会は、これまでの証拠物件や喚問での証言から、十二人の下院議員を有罪と断定、議員権はく奪を関係機関に上申することにした。 これら議員は党首や国対委員長などの有力者で占められ、中でも疑惑の告 ...
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大統領、初めての弱気発言=脆弱な経済基盤=中銀総裁は正反対の見解=国民の無気力化を懸念する産業界
2005年7月30日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】政治危機が経済へ暗い影を落とし始めたことでルーラ大統領は二十八日、リオ・グランデ・ド・スル州カノア市の石油精製所竣工式で、ブラジルの経済基盤が脆弱で予断を許さない状態にあり、気を緩めることはできないと初めて警告した。経済を後退させると、挽回するのに何年もかかる ...
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2005年7月30日(土) カノーアス市では演説後に拍手喝采を受けたルーラ大統領だったが、滞在したポルトアレグレ市のホテル正面玄関前では二十八日朝、左翼政党党員や学生など約五十人が卵を投げつけて汚職に対する抗議行動を展開、軍警と衝突し四人が逮捕された。大統領は建物横から車で出て騒ぎは見なかった。またリオデジャネイロ市でも同日、 ...
続きを読む »連邦判事と検事の昇給裁可=4・8億レアルの追加支出へ
2005年7月29日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】ルーラ大統領は二十七日、懸案となっていた連邦裁判所と検察庁の判事らの昇給を裁可するとともに、公務員及び退職年金者の給料を、これを上限として超えてはならないとする法令に署名した。 これにより最高裁長官と検事総長の給与は従来の一万九一〇〇レアルから二万一五〇〇レ ...
続きを読む »連邦政府 「日本移民の日」二重?に制定=ルーラ大統領、11142号承認=9年前「救仁郷案」成立済み=気にとめぬ救仁郷さん「問題ありません」
2005年7月29日(金) 連邦政府が「日本移民の日」を二重?に制定 国営ブラジル通信によると、ルーラ大統領はこのほど、「六月十八日」を「日本移民の日」とする法令11142号を承認し、二十六日付官報で発表された。「日本移民の日」は七六年にすでに成立しており、ちょっとした珍事になっている。法令は〃特許〃のようなもの。核になる部分 ...
続きを読む »前官房長官は銀行融資を承知=郵便局CPI=ヴァ氏の妻が証言=「融資はない」と本人否定=狭まるジルセウ包囲網
2005年7月28日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】郵便局CPI(議会調査委員会)は二十六日、裏金の事務処理を行ったとされる広告業者ヴァレーリオ氏の妻、レニウダ・サンチアゴ氏を召喚し、ルラル銀行が労働者党(PT)へ融資した事実をジルセウ前官房長官が承知しているとする言質を取った。同妻の証言によれば、ベロ・オリゾ ...
続きを読む »大統領の不安高まる=金融市場の反応発端に=相次ぐ悪報に事態の深刻さ認識
2005年7月28日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】ルーラ大統領はプラナルト宮殿で二十六日、政局混乱が経済に及ぼす悪影響を深刻にとらえ、現状分析と将来の見通しを模索するなど、終日重苦しい雰囲気の中で過ごした。これまで経済成長に強気の発言を繰り返し、また労働者党(PT)スキャンダルには一歩距離を置き、冷めた見解を ...
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2005年7月28日(木) カルドーゾ前大統領は二十六日、野党は大統領を告発したことはないと批判の音量を下げた。まして弾劾裁判などとんでもないと早とちりを戒めた。ただ政府与党の中にも、よい麦と毒麦があるので分別する必要はあるという。最近の公金横領に関する犯罪はシステム化し、広範囲で国の政治を侵食していると慨嘆した。 ...
続きを読む »政治危機、金融市場に影響=厳しくなる外国投資家らの目
2005年7月27日(水) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十六日】予想インフレ率(IPCA)の低下、経常黒字の記録更新といった経済の好指標にもかかわらず、二十五日の金融市場は政治危機の悪化を懸念し、大きく動揺した。 外国為替市場ドル相場は、一ドル二・四六二レアルで取引を終え、六月十日以来の高値をつけた。先週の終値一ドル二・ ...
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2005年7月27日(水) ルーラ大統領が任命したインフラエロ(空港設備公社)のテルシオ・I・バーロス新総裁は、ロウセフ官房長官の反対で任命三時間後に降ろされた。前総裁は、サンパウロ市時代のインフラエロ入札不正疑惑により連警の捜査を受けている。前総裁を推薦したのはヴァグネル政調会長。大統領は新総裁にソアレス下議を考えていたが、 ...
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