10月17日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】アルゼンチンを訪問中のルーラ大統領は十六日、キルチネル亜国大統領と共同声明を発表した。声明書はブッシュ米大統領へあてた懐柔的内容で、ブラジルの強硬姿勢で閉塞状態にある米州自由貿易地域(FTAA)交渉に、対話継続で歩み寄りを見せたもの。ただし、途上国の立場を考慮したFTA ...
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隣国のブラジル人救出へ=大統領 空軍に出動指令=15日夜、ボリビア向け出発
10月17日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日、時事】ルーラ大統領は十五日、アルゼンチンへ向けて出発する直前、ブラジル空軍にボリビアに滞在するブラジル人旅行者を救出するよう要請した。空軍機二機は同日夜遅く、ボリビアへ向けて飛び立った。途中、これにカンポ・グランデ市に駐留していたヘリコプター部隊が加わった。 ブラジル ...
続きを読む »科学者も女性上位へ=受賞者6人中5人占める
10月15日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】二十世紀は女性の高学歴化が進んだとされる。十一日開催された科学技術賞の授与式で受賞者六人のうち、五人が女性であった。研究のための資金不足と手続きの複雑さ、科学者の就職難などの問題を突破し、女性はさらに結婚や育児など男性より厳しい条件下でハンディを克服しての栄冠なのだ。 ...
続きを読む »FTAA伯代表を交代=米国との衝突回避=「米州協定」交渉を継続=財務相が総指揮執る
10月14日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】外務省は十二日、サムエル・P・ギマランエス外務次官を中心とする米州自由貿易地域(FTAA)のブラジル代表団を、マイアミFTAA閣僚会議を機会に交代する意向を明らかにした。農務省と産業開発省の強い要望を取り入れて、今年五月に来伯したゼーリック米通商代表(USTR)提案の米 ...
続きを読む »国連人権査察、最終段階へ=司法府、一斉に反発=「主権の侵害」と不快感=政府は前向きに対応
10月10日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】刑務所職員による服役者拷問の実態調査を行った国連人権委アスマ・ジャハンジル弁務官は八日、ブラジル司法府への国連指導を提案した。同弁務官と対談したバストス法相は、司法制度が国民の希望するものでないことを認めた。コレイア最高裁長官は、ルーラ大統領の司法府に対する作為がなせる業 ...
続きを読む »省庁間の意志疎通を=国際会議不調で大統領
10月10日(金) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙九日】米州自由貿易地域(FTAA)準備会議でのブラジル代表団の対応が柔軟性に欠けるとして、ロドリゲス農相とフルラン産業開発相から批判を受けルーラ大統領は八日、アモリン外相と産開相を昼食に招き、省庁間の疎通を図るよう促した。 昼食には財務相や労働相、官房長官も出席した。ロドリゲ ...
続きを読む »キューバ訪問の是非問う=独裁政治称賛は失敗
10月9日(木) 【ヴェージャ誌】国連総会におけるルーラ大統領の開幕演説は素晴らしかったが、帰途キューバへ寄ってカストロ首相の独裁政治を称賛したことで台無しとなった。大統領は海外へ行ったら、ブラジル国民の代弁者であることを忘れたのか。 国連ではブッシュ政権のテロ対策に集中攻撃を浴びせ、帰り刀でメキシコ訪問までは良かった。三人 ...
続きを読む »エコノミーア
10月9日(木) 三日の金融市場は、世界同時の好況で沸いた。サンパウロ市証券市場も指数を一・一六%上げた。特に欧州でフランクフルトが四・三四%、パリが三・二四%、チューリッヒが二・四七%と活況を呈した。理由は米国が五万七千人の採用を行ったことで景気回復と見たためのようだ。ナスダックは二・四二%と上げた。 ◎ 米州自 ...
続きを読む »コラム 樹海
いま多くの国が腐心しているものに高齢者対策がある。医学の発達、食料事情など生活環境の向上でお年寄りの寿命が伸びた。ひと口でいうなら七十、八十はハナタレ小僧。「人生僅か五十年」も死語となり、「人生僅か百年」の日も近かろう▼海の向こう日本の話だが、「父母に孝に」…の時代は、はるか遠のき「父母は重荷」の世に変わりつつある。とくに痴呆 ...
続きを読む »トリニダード トバゴ会議 FTAAでブラジル孤立=米国が多数派工作=積年の対決姿勢が表面化=WTOのしこり残す
10月7日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】トリニダード・トバゴ共和国で開催された米州自由貿易地域(FTAA)準備会議で協定範囲を三地域に分け一定枠を設けるブラジル案が三日、否決された。メルコスル加盟国のウルグアイとパラグアイまでも含めた会議参加国多数が伯案を拒否した。伯米間に長い間くすぶっていた対決姿勢は同会議で一 ...
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