ニッケイ新聞 2013年11月27日 1933年当時、白米一俵12ミル、牛肉1キロ800レース、ピンガ1リットル1ミルの時代に、12×18(6枚)の写真代が28ミルもした。だから当地で印刷したら高くなりすぎて売れないと判断し、写真原版をもって33年2月に単身、遥々帰国して北海道に戻った。350冊印刷し、同年末にはレジストロへ戻 ...
続きを読む »ヴァルガス 関連記事
日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (73)=長野、教会、米、バナナ=本間剛夫 日本初の勝ち負け小説
ニッケイ新聞 2013年11月14日 那須野秀男さん(83、二世)=レジストロ在住、3月取材=も両親が長野県出身で1918年に〃信濃村〃第4部に入植した草分け組だ。 「長野では『ブラジルには金のなる木がある』って宣伝があったんですよ。だから長野からまとまって来た」。教会の第2期工事の真っ最中、1929年11月に那須野さんは生 ...
続きを読む »日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (71)=平生レジストロに大土地購入=通商強化で関係再編目指す
ニッケイ新聞 2013年11月12日 第46回で紹介した通り、1920年当時、唯一の本格的植民地だったイグアッペが排日派議員の非難の的となり、1923年10月には1回目の排日法提案がレイス下院議員からあった。でもイグアッペはその批判に耐え、サンパウロ州選出議員の反対で可決されなかった。だから20年代の移住地建設ブームが起きた。 ...
続きを読む »日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (68)=海興から手を引く青柳、水野=パラナに羨望のまなざし
ニッケイ新聞 2013年11月5日 青柳育太郎は海興重役に留まったが、最終的に《二十四年に至って青柳は帰国したが、その後意見の相違から辞任、東京シンジケート以来からの植民事業の鬼もこれから絶縁する事になった〜》(『60年』14頁)とある。ブラジル側では「青柳は負債問題解決のために帰国し、移植民が納得するような解決策をとれなかっ ...
続きを読む »日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (62)=激動期の1930年前後=「もし北パラナだったら…」
ニッケイ新聞 2013年10月26日 山根家では1929年に〃金のなる木〃コーヒー樹の苗を植えた。収穫は32年からの予定だったが、その間に世界は激変期を迎えた——。 コーヒー生産は二十世紀初頭からだぶつき気味だったから、本来なら米国の禁酒法時代の特需期に生産調整すべきだったが、24年から逆に大量に植えつけた。それが実をつける ...
続きを読む »50過ぎての再就職は?=技術や経験を売り込もう
ニッケイ新聞 2013年10月19日 2週間前にウェットゥン・ワイルド社の会計監査官となったヴァルテル・フランシスコ・ジアコメリさん(52)は、再就職出来た秘訣は自分自身が積み上げてきた経験などのおかげだと信じて疑わない。 大学で会計学を専攻したヴァルテルさんは、22年間勤めた自動車部品の会社を解雇された時、51歳だった。「 ...
続きを読む »真相究明委員会=「ブラジル国民として許し請いたい」=戦中、戦後の迫害を謝罪=日本移民への人種差別認め
ニッケイ新聞 2013年10月15日 独裁軍事政権時代の人権侵害を調べ直す国の真相究明委員会(CNV)、サンパウロ州小委員会(アドリアーノ・ジオゴ委員長=PT、州議)の会合が10日午後、サンパウロ州議会内で開かれ、CNVメンバーのローザ・カルドーゾ弁護士は、45年までのヴァルガス独裁政権時代、その後2年にわたった日本移民への迫 ...
続きを読む »経済基本金利が9.5%に=累積インフレ率低下も=引き締めは14年も継続=貯蓄はポウパンサが有利
ニッケイ新聞 2013年10月11日 中央銀行の通貨政策委員会(Copom)は9日、経済基本金利(Selic)を前回8月から0・5%上げて9・5%とすることを決めた。これで次回のCopomで10%に達する可能性も生じて来た。10日付伯字紙が報じている。 直近12カ月の累積インフレ率が3月に政府目標上限である6・5%を超えたこ ...
続きを読む »先住民らが抗議行動展開=ブラジリアやサンパウロ市で=保護区制定権はどこに=Funaiの処遇も追及
ニッケイ新聞 2013年10月4日 先住民保護区制定権を連邦議会に移すという憲法補足法案(PEC)215号や、国立インジオ保護財団(Funai)の権限を狭めようとする動きに反対する先住民らが、ブラジリアやサンパウロ市で抗議行動を展開してけが人などが出た他、歴史的建造物に損害を与える行動も見られたと3日付け伯字紙が報じた。 現 ...
続きを読む »日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦前編◇ (57)=大戦余波で鉄道延長中止=見通し困難な当地の発展
ニッケイ新聞 2013年10月1日 後に海外興業ブラジル支店長(1930—33)まで務めた白鳥尭助(あきすけ)は、イグアッペ事務所長時代の1919(大正8)年3月21、28日付け『伯剌西爾時報』に、『イグアペ植民地』と題する勧誘記事を書いた。 1918年末現況を説明し、その中で「植民地将来の交通」項で、第一次世界大戦のために ...
続きを読む »