4月15日(木) パラグアイ戦争(一八六四~七〇)でのこと。オゾーリオ将軍の配下にジェズースという黒人兵がいた。将軍の命令を受け、ラッパを吹きかけた。ちょうどそのとき、敵の弾が腕を貫きラッパは口を離れた。 だが、それはちょっとの間で「進め、進め」。やがて、いま一つの弾が腕を直撃したが、ジェズースはしっかりとラッパを握って離さ ...
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教科書 時代を映して変遷(1)=教育勅語しっかり記憶=イタペセリカ 今も「奉安殿」保守
4月14日(水) 日本語教育は日系社会の看板の一つ。新しい学習者層が生まれると、その需要を満たす形で教材が研究開発されてきた。教科書の発刊は時代の転換点─と表現しても大げさではないだろう。移民百周年が四年後に迫る。祭典協会が昨年発足。「日伯総合センター」の建設など記念事業が今月初めに、承認された。しかし、日系社会の総意がとれて ...
続きを読む »職場内の多様性重視=創造性、生産性向上させる
3月30日(火) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙】大企業、特に多国籍企業が職場内の多様性を重視する方針を採用し始めた。女性、心身障害者、黒人、同性愛者、四十五歳を超える人など、マイノリティーとみなせる人々を採用することで従業員の構成を多様化するという方針だ。 エトス研究所がジェトゥーリオ・ヴァルガス財団などと共同で実施した調 ...
続きを読む »正念場を迎えたルーラ政権=ジニス氏疑惑が〃引き金〃
3月18日(木) 【ヴェージャ誌】政治分析を専門とする歴史学者のボリス・ファウスト氏に、ジニス氏疑惑とその影響について語ってもらった。 【ルーラ政権が迎えた最初の試練を、どう見るか】スタートは前政権路線を踏襲して、国際社会を安堵させた。しかし、後半から路線を変更した。PTの目玉商品であった社会保障部門は、放置状態。それにジニ ...
続きを読む »肥沃の大地北パラナを行く(一)=県連ふるさと巡りの旅=すでにカフェ樹海なく=大豆とカンナが主体
3月16日(火) 県連(中沢宏一会長)主催の「第十九回ふるさと巡り、北パラナ編」が四日から九日まで実施された。 訪問先はパラナ州北部のコルネリオ・プロコピオ、ロンドリーナ、ローランジア、ゴイオエレ、ウムアラマ、マリンガ。 四日午後十一時すぎに、南雲良治新潟県人会々長を団長として、百十八人の一行を乗せた三台のバスは、カステロ ...
続きを読む »パワーシャベルが転落=タクシーの4人死亡=大型トラック、坂道で事故 サンパウロ市
3月 5日(金) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙四日】サンパウロ市西部モルンビー区で三日午前九時、トラック通行禁止の道路を走行していた大型トラックから重量十六トンのパワーシャベルがタクシーの上に滑り落ち、車内にいた乗員四人が即死する事件が発生した。 事故現場はドウトール・フランシスコ・トマス・デ・カルヴァーリョ通り。ジオヴ ...
続きを読む »東西南北
2月17日(火) 昨年十一月三十日に起きたシェル米国人重役夫婦(トッド・スタイリー氏とミッシェルさん)殺人事件で、リオ検察局は新たな仮説を立てて犯人捜査を始めた。スタイリー氏はブラジルとボリビアを結ぶガス・パイプライン建設現場で働いていたことがあり、当時の仲間が殺し屋を雇い、石工として被害者の家に差し向け、工事をしながら暗殺の ...
続きを読む »サンパウロ市制450年(3)=革命運動参加が誇り=独裁、軍事政権に反対する
1月22日(木) サンパウロ市(サンパウロ市)は過去に、革命の舞台になった。一九三二年の「護憲革命」と、「六四年革命」と呼ばれた軍事政権反対運動である。今回のフォーリャ紙特別企画「わたしはあの時あの場所にいた―サンパウロ市制四百五十周年記念特集」では、実際に当時の革命・運動に参加した人々をインタビューした。 [三二年、護憲革 ...
続きを読む »03年家計調査の結果公表=通信費大幅アップ=衣料、保健、教育費は減少
1月10日(土) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙九日】ブラジル人家族の家計では、米とフェイジョンよりインターネットプロバイダーやケーブルテレビに対する支出が多いー。 これはジェトゥーリオ・ヴァルガス財団(FGV)が八日に公表した〇二・〇三年家計調査(POF)が明らかにしたものだ。米とフェイジョンは家計の一・三%を、プロバイダ ...
続きを読む »誘拐団に小指切断され=エデル君、74日ぶり解放
12月18日(木) 十月に誘拐されたガソリンスタンド所有者の息子で学生、エデル・ササキ・ハラさん(一七)が今月十六日未明、七十四日間にわたる監禁生活の末、解放された。主犯格のウイリアム・フランクリン・デ・フレイタス・ヴァルガス容疑者(二四)が逮捕されてから十二時間後の出来事だった。ハラさんは、誘拐団に左手の小指を切断されたが、 ...
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